プロムのPVは、SNSでバズった。
しかし、いろはから「ちょっとまずいことになりました!」と慌てていた。
プロム開催に思いもよらない逆風が…、八幡の答えに結衣は思いを馳せる。
TVアニメ『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完』第4話あらすじ
結衣と八幡は小町の合格祝いを選びに買い物へ。2人の話題は、子供頃に抱いた夢だった。
翌日、学校に「雪乃の母」と陽乃が訪れ、こう切り出した「フロムは中止すべき」だと。
当然、納得のいかない雪乃達…。八幡は何かできる事が無いかと考えていたのだが…
結衣と八幡 2人だけの時間
「何度かデザインは変わってるんだけど、今のがポップさではダントツなんだよ」
MAXコーヒー柄の自販機を見つけ、テンションが上がる八幡と結衣は記念写真を撮り。
プレゼントを選びながら進路の話へ。ふと結衣はこんな質問を投げかけます。
「ヒッキー大学入ったら、一人暮らしとかしないの?」
「大学と学部によっては」と八幡。結衣は八幡を隣に座らせると小さい頃の夢は?聞くと…
八幡は石油王やアイドルと答え、「お花屋さんとかケーキ屋さんとかアイドルとか」話す
結衣。でも最後に…「あと…お嫁さんとかね」と八幡を見つめるのでした。
理屈では動かない相手
「プロムについてだけれど…中止するべきだって意見が上がっているわ」
雪乃の母は高校生らしくない、お父さんとお付き合いのある方にお願いされたらと切り出し
いろはも「私達も未来の卒業生です!」強く反発するが、八幡は冷静に状況を見つめていた
「相手を追い込んでいくカウンタースタイル。この人は理詰めで戦ってはいけない人なのだ」
平塚先生に学校側の対応を求め、継続協議という形で落ち着く。雪乃に助けようとする八幡だったが…
「私がやるべきことなの」「雪乃ちゃん自身の力でやればだけどね」
いつも手を貸すのが正しいとは限らないと、雪乃からも陽乃からも釘を刺されてしまう。
姉として、雪乃を追い詰めるような言い方をする陽乃に、雪乃は優しく微笑みかける
「分かっているから…」
八幡の心の声を言葉に
八幡と結衣だけの帰り道。プロムが中止になると知り、八幡はすぐ平塚先生に連絡。
雪乃は八幡に伝えないで…と口止めされた言う平塚。それを聞いて黙り込む八幡…
「ちゃんと考えて手順を踏んで間違えないように。ちゃんと…先生だってそうでしょ…」
「比企谷ごめんね…それでも私はずっと待つよ。だから言葉にしてくれ。」
”いつか助けるって約束したから”
八幡はそう答えると学校へ走っていった…。でも、結衣は涙を見せないように泣き崩れる。
”行かないでって言えなかった。何で助けるのって聞けなかった。もう優しくしないでって言いたくなかった”
”今もずっと涙が止まらない、涙が止まらなければよかった”
これが”本物”の答えなのか。もっとわがまま言っても良かったよ…
結衣が涙を堪えて、ヒッキ―が助けようとするから…最後は隠れて泣き崩れる。
2人の為に身を引くみたいに、強がって自己完結しちゃうのは切なすぎますね。
しかも、雪乃も助けようとするからって、プロム中止を伝えようとしなかった。
結衣も雪乃も八幡の事をよく理解してるんですよね。
それだけに、結衣がもしわかままを言っていたら、そう思えてしまうのが余計につらい…
陽乃は相変わらず、いじわるな姉ですね。
でも…このままでは、一人では何もできない雪乃になってしまうから…
これが彼女なりの協力なのでしょう。
八幡や結衣は寄り添う優しさ、陽乃は突き放す優しさ。やり方は違えど、目的は同じ。
奉仕部3人の関係を「共依存」と言った時は、そこまで揺さぶるのか…怖いなってゾクッとしました。
「何かを諦めて大人になっていく」陽乃自身から感じる物悲しい雰囲気が、彼女の複雑な心境を覗かせますね。
約束を守るため、プロム開催に手を貸すと決めた八幡。雪乃の母を納得させることはできるのか?
最後に一言だけ…
したたかな雪乃の母が一番怖い。結衣がどんな顔をして、2人と向き合っていくのか心配
文章:あそしえいつYH