今回の勇者達は、警視庁所属のおまわりさん!
最新の科学技術である、ロボットやバイオテクノロジーを悪用したハイテクな凶悪犯罪の増加を受け、警視庁がそれらに対抗するために設立したのが超AIを搭載するロボット刑事達によるチーム“ブレイブポリス”です。
ブレイブポリス、またはロボット刑事課と呼ばれる彼らは普段デッカールームという専用の基地に待機していますが、これがなんと人型ロボットサイズの事務所。机に電話機、文房具類が揃えられており、事件のない勤務中はデスクワークをするなど人間の警察官とほぼ変わらない生活を送っているのです。(ちなみに、建設を担当したのは建設機械から変形するビルドチーム)
“心”を持つことになったロボット達
元々、超AI搭載型ロボットに求められていたのは機械的な判断力のみだったのですが、ブレイブポリス所属となる最初のロボット刑事・デッカードは建造中に主人公の友永勇太と出会うことで彼の秘密の友達となり、1年に及ぶ交流を重ねるうちに人間と同等の“心”を宿しました。その心は機体の完成後、配属を前にして超AIがリセットされてもデッカードの中に残り、自力で勇太との記憶を取り戻すまでに至ります。
多くの警察関係者達はこの事に困惑しますが、彼らのトップである警視総監・冴島十三は勇太とデッカードの絆に感銘を受け、他のロボット刑事達にもデッカードと同じ“心”を与えること、そして勇太を彼らの上司に据えることを決めました。こうして人間同様の感情を持ち、自らの正義の心を胸に凶悪犯罪に立ち向かうブレイブポリスが結成されることになります。
しかし、心を持ったことは良いことばかりではありません、彼らは時に迷い、悩みに苦しんだりもしながら、更に心を成長させていくのです。生身の人間の女性と、恋愛に近い関係になったりする者もいたりしますね。
犯罪から特殊環境災害、時にはオカルトな事件まで!
ブレイブポリスの面々は、ロボットやバイオテクノロジーが生み出した怪物が起こす事件のみならず、その強靭な身体を生かして災害対策にも駆け回ります。オープニングの映像は往年の刑事ドラマ「太陽にほえろ!」をモチーフにしており、新メンバーが登場するたびに映像が更新されていくという変化を楽しめるのも特徴的。
今回の勇者達は警察官なので、事件解決後に犯人を逮捕する事が目的のため悪人が死ぬ描写は以前の作品に比べ減っています。それで緊迫感が損なわれることはなく、多種多様な事件によって展開に飽きない作りになっていると言えると思います。
コトブキヤの勇者シリーズプラモデル第2弾がジェイデッカー、第3弾がデッカードとマックスキャノンのセットとなっています。ジェイデッカーは電磁警棒、デッカードはリボルバー式拳銃が主要武器という、他の作品の勇者達とはちょっと違う警察官らしい装備が特徴的ですよ!
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