2021年で30周年を迎える勇者シリーズを全作紹介します!! 彼らの物語は、今も語られている最中!『勇者王ガオガイガー』

『勇者王ガオガイガー』は大人ファンによる考証に対応して製作

今作の監督は米たにヨシトモ氏、現在では『食戟のソーマ』シリーズの監督や『臨死!!江古田ちゃん』第5話の監督・脚本などを手掛けておられます。(第4話がダグオンの望月監督の担当回なのは偶然ですかね?)

ガオガイガーの特徴は、ヒーローロボットアニメであると同時にハードなSF要素を背景やストーリーに含んでいるということ。この作品が勇者シリーズの最終作となることは放映前に決定しており、これまでの7作で培われたノウハウの全てが投入されたものとなっています。

未完成の機体であるが故の苦戦、それを乗り越える勇気

勇者王ガオガイガー オリジナルサウンドトラック1|Amazon

ガオガイガーの敵は、宇宙から現れた機界生命体ゾンダー。これに対抗するべく設立された内閣総理大臣直属機関ガッツィー・ジオイド・ガード、通称GGGが勇者達の所属する組織となります。ゾンダーに対抗する力として、宇宙からもたらされた無限情報サーキット“Gストーン”を解析し、その内部に収められた情報を地球の最先端技術の粋を持って再現したものがGGGの勇者達には用いられています。

しかし、異星や超古代文明のテクノロジーを完全再現するには至らず、初期は安定した合体さえままならないばかりか、機体にかかる負担も絶大なものとなる綱渡りのような状況の戦いが続くことになりました。

そんな絶望的とすら言える状況を「事前に出来ることは全てやった、あとは勇気で補えばいい」と熱血漫画のような力強さで乗り越える様は、「万全を尽くし、勇気を持てば出来ないことなどない」と視聴者に強く訴えかけてきます。

独立した“勇者王シリーズ”と呼ばれるほどのメディアミックス

実はガオガイガーは監督やスタッフを同じくする『ベターマン』と密接な関係にあり、両作は同じ世界のほぼ同じ時期に起きた全く別の事件を描いたものになります。続編であるOVA作品『勇者王ガオガイガーFINAL』では、ガオガイガーのCDドラマやゲーム、ノベライズとコミカライズに加えてベターマンの設定も取り込まれました。

そして、ガオガイガーとベターマン双方の続編として『覇界王~ガオガイガー対ベターマン~』がWebサイト『矢立文庫』で連載中であり、hobby japan特設サイトにてコミカライズ版も連載中です。つまり、ガオガイガーの世界は今なお広がり続けているのです!

立体物もバンダイの超合金魂やスーパーミニプラでガオガイガーの勇者達は発売されており、9月には超合金魂のガオガイガーが一般店頭にて再販予定。2021年2月に発送予定のスターガオガイガー オプションセット【究極の勇者王Ver.】が現在受注中です。

スーパーミニプラに至っては、プレミアムバンダイ限定の物があるとはいえ作中のほぼ全ての機体が発売されるなど人気の高さがうかがえます。

30年近くの時を経てなお、放送当時の視聴者から支持され続ける勇者たち。彼らの勇気の輝きは、永遠に色あせることはないのでしょう。

勇者王ガオガイガー|prime video

 

2021年で30周年を迎える勇者シリーズを全作紹介します!その他のコラム

女性にこそ観てほしい!隠れた恋愛名作アニメ~装甲騎兵ボトムズ

90年代アニソン名曲集 昔のアニメは埋もれた名曲が多い!?

最新情報をチェックしよう!