前回のブラクロ
デビルパニッシャーにさらわれたマリーちゃんとセクレを探す。
被害にあった街の人々
墓参りをするデビルパニッシャーの女性。
彼女はプロポーズされ、魔力が少なくても幸せな家庭を築いていました。
しかし、「白夜の魔眼」の行いによりそれらは壊されたのでした。
ヤミ「「白夜の魔眼」の騒動の後、どんだけの墓が増えたんだろうな」
フィンラルはその女性にマリーちゃんや悪魔を憎む人たちについて聞きますが
「悪魔が憎くない人なんていないでしょ」
「あなた方は魔法騎士団ですよね。夫と夫の母は死にました。どうして助けに来てくれなかったんですか」
どうして来てくれなかったのか、そう問いかける女性に、フィンラルは自分たちも大変だった言いますが
ヤミ「悪かったな。あんたの家族を守ってやれなくて」
さすがの団長。
ヤミ団長はたとえ真実でも、言い訳に聞こえることは口にせず、その女性の気持ちを汲み取ろうとしました。
ノエル&ノゼルも写真で聞き込みをしますが、みんな冷たい反応。
町の人々は魔法騎士団をよく思ってはいませんでした。
ノゼル「無理もないことだ。我々はこの街が窮地に陥っている時、なにもしてやれなかった」
そんな中ゴーシュは必死にマリーちゃんを探し、女の子に声をかけては怖がられていました。
必死なゴーシュにかわり、ゴードンが子供を安心させようとしても、顔のせいで逆効果。
そんな様子を横目に、暗躍するデビルパニッシャー。
手がかりはなく
ヤミ団長たちは一旦合流することに。
ヤミ「なんか情報あった?」
しかし、成果はなにもなく。
その時、ノゼルはセクレの居場所を示す魔道具に反応があることに気づきました。
相手は自分たちの存在に気付いている。
そう考えるノゼルは、これが陽動の罠である可能性を指摘します。
そこで、ヤミ団長はフィンラルをノゼル&ノエルにつかせて、反応を追わせることに。
ヤミ団長はゴーシュたちともう一度街を調査します。
フィンラル(ノゼル団長まで俺をパシリ扱い!?)
そのころデビルパニッシャーは、魔法騎士団に対しても強い恨みを抱え、とらえたセクレ&マリーちゃんへの処刑について議論していました。
彼らはアスタたちの仲間を思う気持ちも、身内で罪をかばい合っているだけだと考えていました。
そして、セクレとマリーちゃんを、アスタをおびき出す餌にすることを決めます。
結局、魔道具の反応は陽動でした。
何もできないまま
夜。
アスタは目覚めるなりセクレを探しに行こうとして、帰還したヤミ団長につかまります。
ヤミ「動くまでに状況を確認しろよ」
手がかりが何もない状態では、探しようがありません。ノエルも、ノゼルお兄様には冷静になれと言われましたが、焦っているようにも見えます。
ヤミ「ゴーシュが暴れたら力ずくでもとめろ」
と言い残し、団長会議へ向かうヤミ団長。ヤミ団長だって、内心ではかなりキレているはず。
魔法議会にもいるデビルパニッシャー
会議にはダムナティオ議長もいました。
ダムナティオは、自分の部下がデビルパニッシャーである可能性を考え、その者たちの情報を提供することにしたのです。
デビルパニッシャーの可能性がある魔法議会所属の魔導士は、3人。
カブエ・カリョン。
正義感が強く、透過魔法の使い手。
しかし、ゲルドル元団長の様に魔力までは消せない劣化版。
オノビー・シーフォ。
無理に壊そうとすると爆発する障壁魔法の使い手。
シオナ・キャバリー。
紙魔法の使い手。
団長たちも、貴重な対悪魔の戦力であるセクレと、大事な国民であるマリーちゃんを救うべく会議します。
間違った正義
ダムナティオ「カブエが主導しているなら、暗殺ではなくあくまで処刑という形にこだわるはず。大衆の面前で正義の名のもとに命を奪おうとするだろう」
ダムナティオ「大衆の支持を得て自らの正義に正当性を与えるために」
悪魔への憎しみと間違った方向へ進む正義感故に、セクレたちをすぐ殺すのではなく、正義として断罪しようとしているのだということです。
シャーロット「革命家気取りか」
ダムナティオ「想定した目的を果たすには、有効な手段と言える」
ノゼル「奴らの正義に賛同する国民もいるだろう」
ユリウス「悪魔の恐ろしさは、人々の記憶に生々しく残っているからね」
マルクス「大がかりな反体制組織が生まれることにもなりかねません」
ユリウス「外からの脅威に備えなければならない今、国内の動揺は最も避けるべき事態だ」
そんな中、ついにセクレたちの処刑予告が街の壁に書かれました。
というわけで、原作では描かれなかった騒動の裏側、まだまだ続きそうです。
魔法騎士団とアスタの活躍により、クローバー王国の崩壊は免れ、多くの人々が救われました。
しかし、そうとは知らない者や、被害にあってしまった者にとっては、救ってくれなかった魔法騎士団を憎んでしまうのも仕方ない話。
アスタが悪魔で元凶だと報道されているのなら、なおのことアスタをかばう魔法騎士団が憎くなることでしょう。
とはいえ、真実を話すには
・アスタ以外の悪魔の存在の証明が必要
・スペード王国の脅威を公開し、国民をさらに不安にさせてしまう
という観点から、なかなか思うようにはいかないのでしょう。
今回のエピソードは今までにないブラクロで面白いのですが、はやくスペード編をアニメでみたいという気持ちもありますね。