父の故郷でもある熊本県の小さな海辺の町、芦方町に越してきた鶴木陽渚(つるぎ ひな)は魚やフナムシなど海の生き物が大嫌い。
しかし、たまたま出くわした、ていぼう部の部長・黒岩悠希(くろいわ ゆうき)の勧誘を受け、断りきれずに入部してしまい、今日も釣り糸を垂らしている。
ど素人陽渚に釣られ食べられた馬鹿な・・・もとい、心優しき仲間たちを紹介したい。
ほいほい移動されて喰いつけません
ちょっと当たりがこないだけで、「ずれて、ずれて」と盛んに移動。
もうちょっと待ってくれれば喰いつけるのに、これでは我々のほうが避けられているようではないか。
そんな状況でちゃっかり釣られたやつがいる。
タコだ。
釣られたタコは下心を隠そうともせず、陽渚にセクハラ行為に及ぼうと・・・。
俺の陽渚ちゃんに何をするこのタコ!
釣り針が大きすぎて喰いつけません
陽渚の釣り糸が下りてきた。
さっそく喰い付こうとアジゴたちが我先にと集まるが、どうしたことかみんな動きが止まってしまった。
釣り針が大きすぎて口に入らないだと!?
色黒の女子高生が駆けつけてきてから間もなく、小さな釣り針が下りてきた。
こうして、みんな安心して釣られたようだ。
ナイスアシストだ色黒女子高生!えーと・・・名前なんて言ったっけ?
幼馴染の~~そうそう帆高夏海(なつみ)!
大変です!やつら釣りに飽きて遊んでいます
なんだと!と思ったら、今日は潮干狩りではないか。
干潟にきてテンション上げ上げなのか、夏海と始まりました泥んこプロレス。
ええな~、わしも混ざりたい。
戦いが白熱して、水玉パンツまで拝めてしまったではないか!
ええもん見せてもらったお礼にハマグリさんがプレゼントになりました。
ゆるゆると釣りを楽しむ陽渚たちであったが、こちらが女子高生を楽しませてもらっているではないか!
これは、彼女たちに何かお礼をしなければ!
「そうだ!この身をプレゼントしよう!!」とお考えのあなたにここで悲報です。
彼女たちの言葉をお伝えしておきます。
「15cm以下の方はお控えください」