2000年前…たった1人で王都に現れた魔王アノスは勇者カノンに問いかける。
「真に勇気ある者よ。お前の本当の望みは何だ…敵を滅ぼし尽くすことか?」
カノンの意思よりも魔王と人間の対立は根深く、魔王を討つとまた血が流れる。
勇者学院…平和な世界でまだ勇者の養成している…アノスはかつての約束を思い出していた。
TVアニメ『魔王学院の不適合者〜史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う〜』第9話あらすじ
一瞬で人間界・アゼシオンに着いたアノス班。勇者学院を「エレオノール」に案内してもらうのだが
そこで勇者カノンに関する伝承は事実と異なっていた、彼が暴虐の魔王を倒し、壁も作ったと…
そしてもう一つ…カノンの転生者のみが選抜されたクラス「ジェルガカノン」が存在していた。
魔王の右腕 魔剣シグシェスタ
「平和となった今なぜ転生した勇者だけを集めて育ているのか」
メルヘイスは勇者学院の存在理由が分からない…警戒するべきとアノスに報告する。
そして、魔剣のないレイを宝物庫へ連れて行き、彼が手に取った一意剣《シグシェスタ》
「つまり一意専心、心を集中せねば何も切れぬなまくらだ」
言葉通りレイの剣術をもってしても、傷一つ付けることは出来なかった。
アノスの右腕「シン」が自由自在に使いこなしていた魔剣…レイと雰囲気が似ているとアノスも話し
「もし、お前が二千年後に生まれ変わることがあるとすれば…その時は友人として」
最後に勇者カノンと交わした約束を思い出していた…。
俺の眼を見ろ…お前の方が綺麗だ

王都ガイラディーテの街をサーシャと見物するアノスは…
「サーシャ…以前お前の眼が綺麗だといったこと、あれは嘘ではないぞ」
サーシャは照れすぎて破滅の魔眼が発動し、店や売り物に被害で始める…至近距離で見つめ合う2人
「お前の方が綺麗だ。静謐で汚れがない」
「いいわよ、あなたが欲しいならこの眼はあげるわ」
そうサーシャが答えると…
「ならば約束だ。俺の眼が届かぬ危機が訪れたら、お前が代わりにその眼で皆を守れ」
勇者カノンの転生者たち

「初めまして!ボクは勇者学院3回生のエレオノール・ビアンカ」
勇者カノンについて知りたいというアノスを書庫へ案内するエレオノール。
だが、カノンが暴虐の魔王が打倒した語られ、ここでも偽りの魔王の名も広まっていた。
転生した勇者が集まるクラス ”ジェルガカノン” カノンの根源ことに4名が在籍していました。
第1根源「レドリアーノ」と第3根源「ラオス」が現れて、アノスにケンカ売るのだが…
「瞬きとはこういう事か…?」
瞬きしただけでラオスを吹き飛ばしてしまう。そして、エレオノールは勇者カノンのことを話す
「2000年前、彼は殺されたんだよ。彼はもうかつての勇者じゃない」
暴虐の魔王アノスと互角に戦える彼が”人間”に殺されていた…。
暴虐の魔王と勇敢に戦っていた勇者カノンが殺されたの?

王都も魔界もどちらも平和な世界。言ってしまえば…勇者が平和を脅かす魔王を打倒すという2000年前の様な争う必要もありません。
「ジェルガカノン」を用意する必要があったのかなー?と違和感を感じますが…
今回の最大の謎はココですよ。
間違った伝承だとしても、魔王を倒した勇者として広まっていたなら…カノンがなんで人間に殺される必要があったのか…?
殺される理由あるとすれば、魔王アノスの要求を受け入れたから、あの憎き魔王と手を取り合う勇者など…人間の敵だ殺されたのでしょうか?
アノスが「魔族にすら慈悲をかけた」と言っていましたし、カノンの望みは魔族と人間の争いをやめさせたかった。
でも、その想いが受け入れられなかったとすれば…平和の功労者なのに悲しいですね。
最後に一言だけ…
鼓動の次は瞬きだけで相手を圧倒…やっぱアノス様最強!魔眼同士見つめ合うだけでもカッコイイ。
文章:あそしえいつYH