前回のブラクロ
処刑が予告される。
迫る処刑の時
「この国に破壊と混乱を招いた悪魔の手先はすべて滅ぼさないといけません。どんな手を使っても」
とデビルパニッシャーたち。
デビルパニッシャーが処刑場所に選んだ広場には、多くの民衆が集まります。
「デビルパニッシャーこそ私たちの望んだ正義の使者!」
と、真相を知らずアスタの断罪を望むものたちです。
ヤミ団長たちは高い場所から、広場の様子をうかがっていました。
ヤミ「これは……」
ゴーシュ「よくも俺の天使を。ぜってーぶっころす」
ユリウス魔法帝の指示により、ほかの団も警備や混乱時の避難誘導などを担当。
ダムナティオも部下が主犯かもしれないということで、協力します。
ユリウスの指示に従いはするけれど、アスタに”民衆の前で悪魔の力を使わない”よう言います。
一方、ユノ、クラウス、ミモザは国境付近の警備にあたっていました。
現れるデビルパニッシャー
「魔法騎士団も魔法議会も頼りにならん」
と民衆たち。
フィンラル、ノエルたち、民衆に紛れてデビルパニッシャーを探すメンバーもいますが、見つかりません。
ソル「姐さん、怪しい動きをするやつは見当たりませんね」
シャーロット「油断するな」
そして。
広場の壇上に、ついにデビルパニッシャーが現れます。
そこには縛られたセクレとマリーちゃんもいました。
しかも、刺激すると爆発する障壁魔法まであり、ダムナティオも手が出せません。
正義を語りながら民衆を危険にさらすやり方に、怒りを覚えるダムナティオ。
ノゼル「やはり魔力探知をかわすすべを持っていたようだな」
デビルパニッシャーは戦闘力こそ低いものの、薬品や魔道具など、いろいろ準備しているようです。
デビルパニッシャーはセクレ、マリーちゃんを悪と決めつけたスピーチをはじめ、
「おとなしく姿を現わして囚われるなら、この2人は見逃してもいい」
と、潜んでいるアスタに呼びかけます。
「でてこんのなら……」
アスタ「オレはここだーーー!」
現れるアスタ。
民衆は罵倒と石をアスタに浴びせます。
奪還作戦
デビルパニッシャーは、アスタのアンチ魔法を警戒し、グリモワールを渡すように言います。
アスタも、セクレとマリーちゃんから離れるように要求。
しかし、そのアスタはグレイの変身した偽物でした。
デビルパニッシャーの目が人質から離れた瞬間、本物のアスタが上から登場。
アンチ魔法の力で、障壁魔法を無効化。
「黒の暴牛」の面々が突撃します。
乱戦になるも、デビルパニッシャーはセクレ&マリーちゃんごと透過魔法で消えます。
さらに、魔力を乱す薬品の煙まで撒いていきます。
翻弄されるノエルたちでしたが、
ヤミ「こざかしい真似しやがって」
ヤミ団長・ノゼル団長・ダムナティオには通じず、次々捕まるデビルパニッシャー。
しかし、セクレ&マリーちゃんを人質にした主要メンバーはいませんでした。
一方バネッサ姉さんもデビルパニッシャーのメンバーと対峙しますが、彼らは時間だけ稼いで自殺します。もはや狂信者。
黒幕は悪魔の力を欲していた
アスタはヤミ団長から逃げ切った面々に追いつきますが、人質を前に身動きが取れません。
そして、手錠をかけられていますアスタ。
しかし、デビルパニッシャーは今すぐアスタを処刑するかどうかで揉めて、その隙にアスタがマリーちゃんを奪還。
さらに、ユノ・クラウス・ミモザちゃんも到着。
小賢しい魔法や薬品はユノに通じませんでした。
それでも、セクレをつれて逃げ去ってしまうデビルパニッシャー。
アスタのグリモワールも奪われてしまいました。
しかしユノは、アスタにはグリモワールがなくても使える魔法があると言います。
アスタ「ああ。あきらめないのがオレの魔法だ。ネロもグリモワールもぜったい取り戻す」
そして夕刻。
マリーちゃんの救出には成功し、「また借りが出来ちまった」とアスタに感謝するゴーシュ。
この一件で、ダムナティオも自分の部下が犯行にかかわっていたことを詫びます。
囚えたデビルパニッシャーの記憶をみると、彼らの大半は金で雇われていたことが判明しました。
と、そこへデビルパニッシャーとなった魔法議会の裏切り者から通信がっ!
『奴らは悪魔の滅びを願う者ではありませんでした。それどころか、悪魔の力を得ようと……』
『奴らは悪魔を崇める者……デビル・ビリーバー!』
というわけで、黒幕はアスタのグリモワールが狙いだったのでした。
魔力を乱す薬品は強すぎる気がしましたが、団長組には通じないあたり、実践投入は難しいレベルですね。
しかし、デビルパニッシャーの透過魔法はゲルドル元団長の劣化版なので、ヤミ団長なら難なく追いつけると思うのですが。
どうなんでしょうね。