プロムが幕を開け、「最後にする」と決心する結衣と雪乃。
「君は酔えない」という言葉に反論できない八幡の気持ちを晴らすように平塚静は前を歩く。
奉仕部のあり方も3人の関係も形が問題じゃないのかもしれない…。
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TVアニメ『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完』第10話あらすじ
「次で最後にするね…」「これで終わりにしましょう」結衣も雪乃も八幡にだけに想いを伝える。
奉仕部の終わりを実感しながら、これからどうしたい?と問われ八幡は逃げたした。やっぱり…と
陽乃は形だけの納得は”偽物”と言い放ち、八幡を攻める。彼女なりの優しさと後悔を込めて…
着地点を見つめ 耳元で囁く

「はっ!もしかして、業務連絡にかこつけて私との距離を縮めてそろそろ告白する気でしたか!?」
いつも通りすごい早口でいろはにフラれる八幡。でも、彼女は奉仕部のことを真剣に考えていた。
「この部活はなくなる。だから俺が仕事をする理由がない」
言いにくそうな八幡から視線を逸らさずいろはは…別に奉仕部としてじゃなくてもいい。
「形は問題じゃないんです。生徒会としてでもいいんです。みんなでやればいいんです!」
生徒会に3人を引き入れるつもりでした。あくまで可愛い後輩のわがままとしての提案。そして…
”言い訳、私があげてもいいですよ?”八幡の耳元でささやくいろは。
これで全部終わり

「次で…最後にするね」「比企谷くんお願い絶対叶えてね…ありがとう」
八幡に想いを託す結衣と雪乃。プロムは無事成功、雪乃の母と陽乃が打ち上げの場に訪れて
「私は父さんの仕事に興味があって、将来的には携わりたいと思ってる」と本心を伝える雪乃
雪乃の母親は否定しなかった。でも、陽乃はそんなの納得いかないとその場を後にする。
八幡達だけが残され…雪乃が「私は終わらせるなら今がいいと思う」と言い、結衣も納得した。
だが、八幡は答えを出さずに逃げてしまう。後を追いかける雪乃は八幡の袖を掴み…想いを伝える。
”たくさん助けてもらったけどもう大丈夫。これから1人でうまくやれるように頑張るから…”
ずっと偽物だったから…本物がみたい

「じゃ…」冷たく返した八幡は雪乃からも逃げ…その先で待っていたのは陽乃だった。
八幡に3人の関係に決着をつけてほしいと言い、雪乃の母親もどっちつかずの回答を返しただけ…
彼女は雪乃の願いですら”代償行為”と切り捨てた。さらに八幡が一番分かっていたことを口にする
「形だけ言葉をこねくり回して、上手く言い訳してそうやって誤魔化して騙してみたんだよね?」
”だから言ったじゃない…君は酔えない。ちゃんと決着をつけないとずっとくすぶるよ”
自分の気持ちにウソをつき続ける八幡に、陽乃は自分の人生を重ねていた。落ち込む彼に平塚先生が…
”共依存なんて簡単な言葉で括るなよ。君の気持ちは言葉一つで済むようなものか?”
八幡はそれでいいのか…雪乃は勇気を出して踏み込んだ、結衣も泣きながら向き合うと決心したのに。

陽乃に色々言われて、八幡は今までよりなお悪いと痛感していましたね。
陽乃がなぜ、あそこまで3人の関係にこだわるの!いつも八幡を呼び出して、キツイ言葉を浴びせるのか…、ほっときゃいいのに、ホントに嫌な人だ。って思うですけど間違ってないんですよね。
彼女は母親の言う通りにしてきた20年。それは自分自身を騙してきた人生。
八幡も2人の気持ちを知っていて自分の気持ちすら騙して”雪乃に願いため、結衣と時間を共にする”
今のあやふやな状況はまさに”偽物の関係”ですし、ダメだと分かっているからキツイ言い方するんでしょう。ほんと…陽乃もめんどくさい人ですよ。
”1人で大丈夫だから”といった後の雪乃の表情といい、裾を掴むところとか…あなたが好きって言ってるようなもんでしょ!可愛かったなー!
あの雰囲気は相手が彼じゃなければ、キスして付き合ってたよ。八幡…逃げないでくれ。
平塚先生はいい人すぎて離任しないでほしい!と願うばかりなんですが…現実は辛いものです。
ネガティブな言葉で表現する陽乃に対して、ポジティブな言葉で前を向かせる平塚先生。
最後の授業とか言わないで…
最後に一つだけ…
責任とって下さいね…以来のいろはすの囁き声でなびかない男は八幡だけだと思う。
文章:あそしえいつYH