2009年10月から12月まで放送されていたテレビアニメ「けんぷファー」より成績は普通で平凡な生活を送っていたが、なぜか女性でなければならない不思議な戦士‘ケンプファー’に突然任命される高校生・瀬能ナツル、ナツルより半年前に青のケンプファーになった地味な図書委員・美嶋紅音、星鐵学院のアイドル的存在で動物好きなナツルの思い人・沙倉楓について紹介していこうと思います。
ナツルが目を覚ますと性転換して女の子になってしまった事実に驚いていると、追い討ちを掛けるように‘臓物アニマル’（注：はらわたが飛び出ている動物のぬいぐるみ）のハラキリトラから「青のケンプファーとして戦え」と告げられたことで一切事情が分からないまま、紅音を始めとした他の女の子たちと協力して敵である赤のケンプファーと戦うことになるのです。
可愛くなれる少年は、ちょっと不気味なぬいぐるみの指示のもと初心者ヒーローとして奮闘中！
突然女の子になった鈍感高校生・瀬能ナツル
男子部2年4組に在籍しているが、ケンプファーになって女の子に変身できるようになった後、病気療養から復学したとして女子部2年4組にも籍を置かれている男子高校生。
他の女性には無関心な上に極度の鈍感で、紅音の日頃の振る舞いもあって好意を寄せられている事に全く気付いていないものの彼自身は楓に一途な想いを寄せて彼女が変身前後の自分に違う態度を見せる事に悩んでいる。
ケンプファーに変身後は、アップスタイルの相当な美少女で、背も高く巨乳アイテムは ‘ツァウバー’という魔法で手から火の玉を打つ。
画像引用元：©築地俊彦・メディアファクトリー／臓物アニマルカンパニー
実はオタクである陰キャ優等生・美嶋紅音
図書委員を務めており自身も本好きで読書関係の冗談は一切通じないうえアニメも幅広い範囲に詳しい妄想癖があるオタク女子高生の青のケンプファー。
他の女子生徒と比べると痩せ過ぎで美意識が人と多少ズレていて人格を疑うようなデザインの物ばかり選ぶもののスタイルも悪くはないため女性的な仕草をさせると可愛くなりケンプファー変身後はスタイルも良くなる。
ナツルに「女物の服選びに付き合って欲しい」と言われたのをきっかけに恋心を持つが自分の想いを全く気付いてもらえず、彼が楓の話をする度に不機嫌になる。
変身後は髪が赤くなり、眼鏡とカチューシャが外れ性格も普段とは反対に好戦的で口調も荒くなるが、普段は内気で勉強好きな優等生の為、変身中でも遅刻を嫌がる真面目な性格。
闘う時に使うのは1丁の銃であるゲヴェアーで、意見を強要されると銃を相手に向け威嚇射撃もするが、恋愛に奥手な所は変わらない。
登場するケンプファーの中で変身前と変身後のギャップが最も激しくイライラすると口に何か入れないと落ち着かない為、よくポッキーを食べている。
画像引用元：©築地俊彦・メディアファクトリー／臓物アニマルカンパニー
臓物アニマルが好きすぎる腹黒少女・沙倉楓
両親は外交官で海外のため、3LDKのマンションで1人暮らしをしている緑色のリボンがトレードマークのナツルが想いを寄せる少女。
勘違いで襲ってきた紅音に襲われた所を助けられたことからナツル（♀）に一目惚れして告白したが、返事はもらっていない。
臓物アニマルシリーズが好きで心から可愛いと思っている為、ナツル（♂）や紅音にぬいぐるみをプレゼントしていて本人曰く「少しでも仲良くなったらあげるようにしている」らしい。
性格の表裏が激しく、ナツルと知り合った当初は明るく誰にでも優しかったが、徐々に冷たく腹黒い面が目立ち始めナツル（♂）には極度に冷たく、会話自体は「合わせてやっている」と言ってナツル（♀）には異常に温厚になる。
ナツルは楓の性格を「文学好き」「平和主義」と思い込んでいるが、実際は『少年ジャンプ』で男キャラクター同士の如何わしい妄想をしているほどグロテスクなものが好き。
画像引用元：©築地俊彦・メディアファクトリー／臓物アニマルカンパニー
性別が変われると友達が増えて毎日が楽しそう
ナツルが女体化してもあまり混乱しなかったのは、男性でいた時から周りに女子が多くどんな風に振る舞えばいいか分かっていたからかなと私は思いました。
好きな人の態度がコロコロ変わると好きでいてくれるのか不安になるから鈍感な方が辛い事もショックが少なくて済みそうだなって思いました。
紅音のファッションセンスが特別あるわけではないのに、可愛い服が似合ってしまうところが羨ましいなって思います。
女の子が銃を使えるってあまりない特技なので珍しくてかっこいいですね！
楓の関わる相手の性別が変わるだけで女の子らしくなったり腹黒くなったりと対応の仕方が変わるところがギャップがすごくて、見ていて面白いアニメです。
文章：あそしえいつ T.Ａ
