東北の山奥の熊出村のさらに奥、ガスも通っていない(電気はかろうじて通っている)地域に住む雨宿まち(あまやどり まち)は、山神を鎮めるどころか怒らせるほうを得意とする中学生の巫女。
都会の高校へ進学希望を持っているが、はたして自分みたいな田舎娘を温かく迎えてくれるのか?という不安も持っていた。
そんな「雨宿まち」に見る、都会で暮らしていくために、乗り越えなければならない試練とは?
買い物に行けますか?
着ていく服はありますか?
履いていく靴はありますか?
買うべきものをちゃんと把握できていますか?
それより外に出ることを覚えましょう。
携帯電話扱えますか?
「周りを見たらいつの間にか、みんな持っていた」
そんな携帯ですが、使い方を理解できていますか?
そもそも電波が届いていますか?

電化製品扱えますか?
電化製品は爆発しないし、火を噴きませんよ。
ましてや、それだけでは感電しません。
なので、安心して取り扱ってください。
(まちに関してはラジカセは普通に扱えるのに、他の家電になると、なぜに大騒ぎになるのか?というツッコミは置いといて)
それよりもっと大事なことがあります。
それは、家に電気が通っていること!
エスカレーター乗れますか?
エレベーターには昇りと降りがあるのを、理解していますか?
降りエレベーターを逆走したりしていませんか?
上から美女が降ってくる!
といって、それはあなたに向かってきているのではありませんよ。
切符買えますか?
『スイカ』が何か理解できていますか?
「『スイカ』が必要だと聞きました」とか言って、改札口は駅員をスイカで買収して通るところではありませんよ。
「バナナ」でいいだろ!なんて駅員の前でポロンすると、連行されちゃいますよ。
『くまみこ』に教えられること、それは・・・。
「我々はこんなに便利で素晴らしい世界に生きているんだぜ!」を実感できることです。