世の中はモンスターが凶暴化し、街を襲います。船からポップはそれを見て慌てます。しかしアバンは落ち着いて、魔王が復活するとは、勇者が必要だとつぶやきます。
勇者の家庭教師アバンとその弟子ポップがやってきた
アバン「大変なことになりそうです。ポップ、急いでください。」
ポップ「はい、先生。」
アバンとポップは船に乗ってデルムリン島に向かっていました。そんな時、ダイはモンスターと一緒に遊んでいましたが、その最中にモンスターたちが凶暴化してしまいます。ゴメちゃんは大丈夫でしたが、ブラスは凶暴化しそうになるのをかろうじて抑えていました。魔王が復活したそうです。
ブラス「ダイを殺してしまうかもしれん、そうなる前にこの島から逃げるんじゃ」
ダイ「一人だけ逃げるだなんて勇者のすることじゃないよ！」
アバン「その通り。いいこと言いますね、君、ダイ君」
ダイ「なんで俺の名を？」
アバン「この場は私に任せてください。」
アバンはデルムリン島全体に魔法陣を書き、聖なる呪文、マホカトールをかけ、邪悪な力をはねのけました。アバンは勇者の家庭教師だったのです。勇者、賢者、魔法使いをそだてあげるのです。魔王を倒すためパプニカ王国から依頼を受け、デルムリン島にいる未来の勇者ダイを真の勇者に育て上げるために来たのです。
ダイはパプニカ王国のレオナが助かってほしい思いと、デルムリン島のモンスターたちが平和に暮らすために魔王を倒す勇者になるため、ハードな修行に励む決意をしました。
魔王の手先をやっつけろ!!
そんなとき、空から魔王の偵察隊が二匹やってきました。アバンはポップにやっつけるよう指示します。アバンはマホカトールを使って疲れていたのです。一匹はメラでやっつけましたが、もう一匹に魔法を封じるマホトールをかけられます。ポップのピンチにダイがナイフで応戦します。ナイフが飛ばされたとき、アバンに剣をもらい、海を切り裂く勢いで真っ二つにしました。
ポップ「さすが‼先生の剣はすごいですね。」
アバン「本当は古道具屋で見つけた安物なのに。これはすごい逸材を見つけてしまったようですね…」
ダイは兄弟子、ポップに面倒を見てもらうことになりました。勇者になるいろいろなコースのうち、時間がないため1週間で勇者になれるスペシャルハードコースを受けることになりました。ダイは1週間で勇者になれるの？と驚きます。その日のアバンはお疲れのため、次の日から特訓を始めることになりました。
勇者へのアバンの特訓、開始
ダイは初日の課題、大きな岩を真っ二つにすることに取り組みました。しかし、アバンにもらった剣を真っ二つに折ってしまいます。気を取り直してナイフで切ろうとしますが、全く歯が立ちません。
通常の特訓をポップと一緒に受けます。魔法はてんでダメなダイですが、剣術には光るものがあるようです。夕方になり、へとへとなダイにアバンは岩を剣で割るよう指示し、みごとに真っ二つにします。へとへとになると、自然な形で剣を使えるようになるのです。
ダイは2日目でアバンに両手を使わせるようになるまで上達します。ご褒美にアバンストラッシュを受け、海に吹き飛ばされます。アバンストラッシュは、大地を切り、海を切り、空を切る力を合わせた剣術なのです。ダイは地を切る、岩を切ることで力を使い果たし、力尽き寝てしまいます。
3日目、アバンとダイはブラスに、迷惑の掛からない場所につれられます。アバンは魔法ドラゴラスで巨大なドラゴンに変身します。
TVアニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』シーズン1、エピソード3「勇者の家庭教師」感想
ダイがブラスに逃げるよう言われたとき、一人で逃げるだなんて勇者のすることじゃないよ！と言ったことがかっこよかったです。その時にアバンが来たことはすごくタイミングが良かったです。さすが勇者と勇者の家庭教師です。
やる気のないポップと必死で勇者になろうとするダイが正反対でキャラが際立っていました。ダイを見てポップが隠れて見に来ているのを感じ取ったアバンの心が温かいと感じました。。
アバンはダイの成長ぶりに感心しましたが、私もさすがダイだなと思いました。アバンが巨大なドラゴンに変身したときはびっくりしました。ダイの成長にアバンも本気にならざるを得なかったのでしょう。次週が楽しみになってきました。
