アニメ「魔女の旅々」第5話『王立セレステリア』

アニメ「魔女の旅々」第5話『王立セレステリア』【感想コラム】

アニメ「魔女の旅々」第5話『王立セレステリア』 あらすじ  

イレイナはとある本を片手に、半年前に訪れた魔法使いが活躍する国を思い出す。街中で突然魔法学校の生徒に同行を求められ、拒否したイレイナ。壮絶な追いかけっこの末に待っていたのはなんと師匠・フランだった。

フランとの再会

アニメ「魔女の旅々」第5話『王立セレステリア』
画像引用元:© 白石定規・SBクリエイティブ/魔女の旅々製作委員会

今回は1話以来の登場となるフラン先生の活躍が見れる貴重な回。とある国でイレイナが手にとった“フランの冒険譚”。その本を手に、イレイナは半年前に訪れた「王立セレステリア」での出来事を回顧していました―。

「王立セレステリア」そこは、魔法使いや様々な人々が活気付きこれまでのイレイナが訪れたどの国よりも笑顔に満ち溢れた国でした。その国には「王立魔法学校」と呼ばれる施設が存在します。 そんな「王立魔法学校」の生徒から「なにも聞かずについてきてほしい」という強引な誘いを突然受けるイレイナ。 無理だと断るも、周りを大量の生徒たちに囲まれてしまう…。

そこから始まったのは生徒たちとの激しい追いかけっこ。訳も分からず逃げるイレイナですが…果して生徒たちの目的とは。

その後も続く理由のわからない追いかけっこですが、結局生徒たちはイレイナを捕まえることができずに、このまま終わるかと思った矢先に、イレイナは久しぶりのとある再会を果たします。 生徒たちから先生と呼ばれたその人物はかつてのイレイナの師匠であるフランでした。「

アニメ「魔女の旅々」第5話『王立セレステリア』
画像引用元:© 白石定規・SBクリエイティブ/魔女の旅々製作委員会

数年ぶりの再会を果たしたイレイナは、生徒たちが突如としてイレイナを追い掛け回した理由がフランが課外授業と称して生徒たちに指示していたことを知ります。 昔話に華を咲かせるイレイナとフラン。話題は、イレイナが旅立つきっかけとなった「ニケの冒険譚」の話へ。 フランもその冒険譚にあこがれて旅をしながら小説を執筆していたという。

しかし…読み返したときに死にたくなる、いわゆる“黒歴史化”してしまい、その小説をカバンにしまいこんだままカバンを売ってしまうという失態をおかしてしまったのだとか。 それでもフランは、イレイナにいつか旅の話を聞かせてほしいと日記を書くことを勧めるのでした。

多くは語らない別れ

アニメ「魔女の旅々」第5話『王立セレステリア』
画像引用元:© 白石定規・SBクリエイティブ/魔女の旅々製作委員会

その翌日。フランはイレイナを特別講師に、生徒たちに授業を行います。 普段他人に魔法を教えることのないイレイナは授業をすることに楽しさを覚えていきます。

そして、この国の人々がこんなにも笑顔で活気づいている理由を、「本当に魔法が大好きだから、人に喜んでもらうのが好きだから」ということを聞き、それこそが、イレイナの旅そのものである ことを感じました そして、イレイナが再び旅へと出発する朝。別れの朝イレイナはフランから餞別の品をもらってしまったら、それを見るたびに思い出してしまい逆に寂しくなってしまうと、フランに気付かれずに旅立とうとします。

旅立とうとするイレイナがふと、蝶の形をした花が飛び交っていることに気づきます それはフランと生徒たちからのせめてもの餞別。蝶と花が好きと話したことを思い出させるフランの粋な計らいに、イレイナは感謝の心を持ち再び旅へと赴くのでした。

まるで最終回か!?

アニメ「魔女の旅々」第5話『王立セレステリア』
画像引用元:© 白石定規・SBクリエイティブ/魔女の旅々製作委員会

なんてこったい!!まるで最終回のような爽やかなお話  久しぶりのフランの登場でしたが、いきなりなにも説明せずにイレイナを追いかけまわすという型破りな性格は数年たっても健在でしたね。

数年ぶりの再会にも関わらず、あえてお互いのこれまでのことを多くは語らずに素っ気なさがありながらもお互いのことを分かりあったような餞別シーンはとても素晴らしかったですね。 今回はこれまでとは逆に言葉ではなく魔法で気持ちを伝えることの描写が心にグッときました。

そして「王立セレステリア」がおそらくベネティアを意識した国になっているのか、水路がある街並みなのですが生徒とイレイナが追いかけっこをするシーンでは帽子や橋に水面が反射するシーンがあり、細かい作画に非常にこだわる作品だなと感じました。

良い回だったー。

魔女の旅々 アニメ情報

アニメ「魔女の旅々」第5話『王立セレステリア』
最新情報をチェックしよう!