「子供は幸せであるべきでしょ…」
孤児院の子供たちにユナは真剣な眼差しで見つめていた。
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TVアニメ『くまクマ熊ベアー』第5話「クマさん、鶏(?)を育てる」あらすじ
子供たちは汚れた服を着て、恨めしそうに食べ残しを待っていた。彼らの問題解決に乗り出すユナ。
とても貧しい生活の裏には、領主であるクリフが関わっているという。許せない!とユナは怒り心頭
孤児院の子供たちを助けるため、ユナは卵に目をつけて行動を起こす!
身勝手な打ち切り

「クマの転移門はね、門を置いた位置さえイメージすれば一瞬で移動できるんだよ」
新スキルに驚きを隠せないフィナ。その様子を見て焦ったユナは「2人だけの秘密」と口止めした
そして市場にやってきたユナ。汚れた服を着た子供たちを見かけ、孤児院で院長先生から話を聞くと
「領主様から援助金が打ち切られてしまったのです。何の生産性もない事業に出す無駄な金はない」
「あの領主!」込み上げる怒りを抑えて、クマ魔法で新しい服やベッド、食糧などの援助。
それでも、根本的解決にはならないと悩んでいると、フィナとの何気ない会話で名案を思いつく!
私の好物だし、街で買えてたら大喜び!

「好きなだけ鳴くといい…助け何て来やしないけどね」
孤児院に養鶏場を建てて、子供たちにコケッコーの飼育を任せ、孤児院を運営してもらうことに。
「お金の管理とか正直めんどくさ…しっかり者のティルミナさん向きだよね」
管理を任せて卵が流通し始め軌道に乗り始めた頃、クリフがユナの元を訪れる。その用件は…
フォシュローゼ家に卵を販売しないというユナの方針に不満をもったから。彼に孤児院の話をしても
「何の関係がある?」この心無い一言に「本気で言ってるの?」ユナはブチギレ!
「子共たちには未来があるじゃない!それすらも切り捨てるなんて、そんなの許せない!」
諸悪の根源を許さない!

「今すぐあの豚を連れてこい。俺の街に手を出した報いをくれてやる!」
実は援助金を打ち切ったのはクリフではなく、エンズという人物が着服していた事を突き止め…。
「汚い人間のクズの世迷言など信じるな 至言だなエンズ」
クリフはエンズの顔面を一発殴り「また大事なことが残ってる」と言って向かったのは孤児院。
「申し訳ない。すべては部下の不正を見抜けなかった私に非がある」
頭を下げて謝罪し、お詫びに孤児院の改築させてくれと申し出て…
「ありがとうユナ。おまえのおかげで、これ以上の過ちをおかさずにすんだ」
一方、勘違いで感情的になってしまったユナは身悶えるほど恥ずかしがるのでした。
珍しくユナさんを大激怒!やっぱり領主クリフは…。

善人すぎるがあまり裏の顔があるのかと疑っていましたが、自分の非を認めて孤児院にわざわざ謝りに行くクリフさんめっちゃいい領主でした。
悪人エンズを一発ぶん殴ってくれてホントスカッとしました。
ユナの実力があればいくらでも孤児院の食料援助をやろうと思えば出来た中で、子供たちに養鶏という生きる道を開拓したのは大きいですね。
一時的に助ける…その場しのぎのお節介なんて、彼女は最初からするつもりなかったのでしょう。
15歳で卵の価値を下げたいと先のことまで考えるユナ。凄腕トレーダーは目の付けどころが違いますね。でも、本当は簡単に卵を入手したかっただけかも、ティルミナさんに丸投げしてたし…
「子供は幸せであるべきでしょ」と言った時のユナは妙に真剣な面持ちでした。
カイやフィナ、今回の孤児院の子供たちを助けたのはこの想いが原動力になっていそうです。
現実世界のユナの家庭事情は複雑そうだったし、余計に幸せであるべきという気持ちが強いのかもしれません。
最後に一言だけ…
フィナの膝枕で甘えるクマさん、妹枠かと思いきやフィナの母性にはユナも勝てない!
文章:あそしえいつYH