前回のブラクロ
フィンラルVSユノ。
今回はいよいよ、ハート王国での修業が描かれます。
ハート王国、再び
アスタ「いよいよハート王国で修業ができる」
悪魔とスペード王国の侵略に対抗するため、また悪魔の存在を魔法議会に証明するため、強くなろうとするアスタ。
フィンラルも婚約者であるフィーネスさんにふさわしい男になるべく、ノエルは母の仇である悪魔メギキュラを倒すべく、そしてマグナとラックも強くなるべくハート王国へ向かいます。
そこには、すでにシャーロット団長、リル、レオ、ミモザがいました。
ユノはミモザちゃんに、「オレは金色で強くなる」という伝言をたくしていました。
それを聞き、負けられねえ、とますます燃えるアスタ。
5人の精霊守(せいれいのかみ)
「ようこそハート王国へ」
迎えてくれる女王のロロペチカ。
シャーロット団長、リル、レオにとっては初顔合わせ。
ロロペチカの膝の上には、すでにチャーミーパイセンがいました。
チャーミー「美味しいものあるところにわれあり」
レオ「女王が許可しているのなら、問題なかろう」
とのことで、修業の説明にうつります。
スペード王国はすでにダイヤモンド王国の大半を侵略していて、現在は活動を停止中。
しかし、いつクローバー王国へハート王国への侵略を開始してもおかしくない状況。
そこで、アスタたちには速やかに成長し強くなることが求められます。

修業をつけてくれる精霊守は、5人。
修業の担当は
・雷の精霊守ガジャ
ラック
・植物の精霊守ポトロフ
リル
・火の精霊守フローガ
レオ、マグナ
・風の精霊守スムリク
フィンラル
・土の精霊守サラード
ミモザ、シャーロット
そして、魔力のないアスタにはガジャとの実戦。
冥域のセクレにはロロペチカが直接付き、ノエルにもロロペチカと水の精霊ウンディーネがつきます。
はじまる修業
マグナ「オレはラックと張り合いながら修業がしてえ」
しかしマグナが言うので、マグナのことはガジャがみることに。
ほかのみんなも、ある程度強くなったら違う精霊守のもとを回り、多くを学んでいいことに。
ハート王国の術式は、自然の魔法を使う者との相性が基本的にはよいとされています。
ガジャは、魔言(まごん)と呼ばれる術式の文字を空中に描き、雷に「追いかけろ」「大きくなれ」などの命令を与え、魔法を動かします。

ミモザとシャーロットは、まずは土を理解し、そこから自然のマナを感じていくことに。
しかし。
サラード「ガガーッと広い範囲からドババーッて集めるの」
サラード「そしたらもうガツンといけるから」
ミモザ「あの、もう少し具体的にお願いします」
サラード「感じたらそれをギュギュギューンってすればいい」
感覚的すぎるサラードは教えるのが下手みたいでした。
才能の差
スムリク「風の精霊に選ばれた少年がくるのを楽しみにしていたんだけど」
スムリクはそう言いつつも、自分の元にフィンラルが来たことにも意味があるのだと考えます。
スムリク「空間魔法は仲間のサポートが本領」
スムリク「ではもし君が狙われたら、仲間に助けてもらうのかい?それはサポートと言えるのかな?」

スムリクはフィンラルに実戦形式の修業を行い、フィンラルは空間魔法でスムリクの攻撃をさばいていくことに。
レオは、
レオ「失礼を承知でいう。フローガ殿の力が見たい」
自分が学ぶに値するものかどうか、フローガに魔法を見せてもらいます。
フローガの魔法の強さを認め、非礼を謝罪。
そのすさまじい力をものにしたい、とレオは思います。
フローガ「君の素質は私以上だ」
フローガもまたレオを認めました。
レオはフエゴレオン、アネゴレオン、と強すぎる炎を使う兄姉がいるので、自分なりの強さ・戦い方を見つけないといけないんですよね。
それぞれの修業がはじまりますが
ガジャいわく、魔言を扱うには最低でも3域程度の力が必要。
しかし。
ガジャ「やはりこの方は魔力が低すぎます」
マグナ「なにぃ!?」
5域程度の魔力しかないマグナには、ハート王国の術式は無理だといいます。
せっかくヤミ団長から許可をもらったのに、ハート王国を去ることになるマグナ。
声をかけようとするアスタに、ラックは言います。
ラック「ほっときなよアスタ。これでもう強くなれないっていうんなら、あいつはその程度のやつだったってことだよ」

ラックはマグナなら必ず這い上がると信じているからこそ、なさけをかけないんですね。
いいライバル関係です。
チャーミーも天才
リルは土、植物、日の光といった自然のマナを感じる修業からはじめます。
しかし、ポトロフの魔言を一度見ただけで使ってみせました。
さらに、そこへやってきたチャーミーパイセン。

チャーミーパイセンも、あっさり魔言を使って見せます。
2人は完全に天才。

けれど、リルとチャーミーパイセンが使った魔言は、ハート王国術式の基本。
まだまだ覚えることがたくさんあるわけですが、自由人すぎる2人にものを教えるのは苦労するポトロフでした。

悪魔憑きヴァニカと悪魔メギキュラを倒せるのは
そして――ロロペチカはノエルに対して改めて、助けてほしいといいます。
ロロペチカ「ここにいる4人で悪魔メギキュラをうちます」
ロロペチカに呪いをかけた悪魔メギキュラは、スペード王国のヴァニカについています。
悪魔憑きであるヴァニカには、ロロペチカ・ウンディーネ・ノエル・セクレの4人でなければ勝てない相手。
ウンディーネは、「ロロペチカを助けるために力を貸して」

とノエル、セクレにお願いします。
ロロペチカ「ネロさんがもつ冥域の力。ノエルさんの闘争心と戦いのスキル。お2人が成長し、私とウンディーネも成長すれば――」
ヴァニカとメギキュラに勝つことが出来る。
そういうロロペチカ。
ノエルにとっても、悪魔メギキュラは母の仇。倒したい相手です。
こうして、4人は共に修業をすることに。
アスタもまた、ガジャを相手に模擬戦をします。
魔法を打ち消す力は唯一無二でも、視野が狭くては意味がありません。
仲間のサポートに回ったほうがいい――ガジャは言いますが、諦めないのがアスタ。
強くなるため、何度でもガジャに向かっていくのでした。
とまあ、そんな修業1日目の内容を、フィンラルは通信でヤミ団長に報告。
それを受け、ヤミ団長は1人で限界を超えようとしていました。
というわけで、一部原作のシーンを使いながらのアニオリ補完。
原作では精霊守はあまり掘り下げられていないので、いい補完でした。
自然のマナを味方につけるハート王国の術式。
自然のマナを支配するマナゾーン。
それぞれ違う強さがあります。
アスタたちがどう強くなっていくのか、原作未読の方はお楽しみに。