アニメ「魔女の旅々」第11話『二人の弟子』 あらすじ
クノーツの街を訪れたイレイナは、魔法使いを嫌悪する強盗集団「骨董堂」復活の報を耳にして正体を隠す。いっぽうサヤは謎の小箱を届ける仕事の途中で妹に再会する。そんなときイレイナとサヤの体に異変が……?
師匠たちの過去から現代の弟子たち

「ニケの冒険譚」にも登場した、クノーツの街でイレイナは20年ぶりに「骨董堂」が復活したという悪いニュースを耳にする。 強盗たちに警戒しながらも、街の観光を楽しもうと魔女の恰好ではなく普通の恰好で出かけたイレイナだったが…。 そんな街に、魔法統括協会からの依頼でサヤも訪れていた。 「骨董堂」のウワサを耳にしている住人たちはサヤがなんのために訪れたのかと気に掛けはじめるが、クノーツの街の状況を知らないサヤはお気楽状態。そんなサヤに「骨董堂」の魔の手がせまる…。
しかし骨董堂の魔の手も意に介さずマイペースでかわすサヤだったが…どうやら骨董堂の目的はサヤの持っている依頼の小箱。果してその目的とは。 そんな中、サヤは協会の依頼で潜入調査中のミナと再会。ミナはサヤの運んでいる謎の小箱が「協会からはなにも連絡がきていない」と依頼自体を疑い始める…。 骨董堂の標的は、サヤからイレイナへと移る。骨董堂がサヤに打ち込んだ玉とイレイナに打ち込んだ玉、それは互いの意識を入れ替えるという特殊な武器だった。 サヤと入れ替わったイレイナは朦朧とした意識の中で、小箱の蓋をあけてしまう…。

小箱から発せられた謎の煙が街全体を包み込むが……なんと突如、劣情を催したミナがサヤ、もといイレイナへと襲い掛かる。 なんという百合展開!キマシタワーが築城されてしまう…。
街中でも煙にやられた住人たちによるパニックが発生。イレイナは自身と入れ替わったサヤを発見するもなぜかサヤはイレイナの姿の自分に恋をしてしまうというぶれない行動に…。果して小箱の正体…骨董堂の目的とは一体なんなのか
フランの師匠の正体…

合流し、現状を確認し合うサヤとイレイナだったが…。 街中では混乱に乗じて骨董堂のメンバーが暴れまわりながら、「偽の依頼で昔、押収された呪いの小箱を持ってきてくれた。魔法使いを入れかえたらまんまと箱を開けてくれた」と、まさかの説明口調で全てを解説してくれるというアニメらしい展開に…。
入れ替わったとはいえ、魔法使いの二人に骨董堂はなすすべなく全員がお縄に…。その骨董堂のメンバーからボスの所在を聞き出した二人はボスの元への向かう。 あっさりとボスを取っ捕まえることに成功したイレイナだったが……目の前に「ニケの冒険譚」に出てきた骨董堂のボスがいると思わず興奮してしまう。
そこへイレイナとサヤの師匠であるフランとシーラが現れる。フランとシーラは街中で暴れたという骨董堂を残らず捕まえておいたという頼もしい発言に、骨董堂のボスもついに心が折れ…事件は全て解決。 街中の人間も元に戻り、時間たってサヤとイレイナの二人も元に戻り一件落着。サヤはイレイナと一緒にいたいと駄々をこねながらもシーラとミナとともに帰国し…久しぶりのイレイナとフランの師弟の二人きりの時間。 「もう気づいていているのでしょう。私の師匠が誰なのか…」重い口を開いたフラン。
ニケの冒険譚を読んできたイレイナならもう全てに気付いているはず。 それでも「私が何かに気付いてしまったら、自由の旅が終わってしまう気がする」と目を潤ませながらはぐらかすイレイナ。
全てを察したうえで旅を続けたたいというイレイナにフランは「覚えておいてください。私たちはいつでもあなたを愛していることを」と旅立つイレイナを祝福すると、イレイナは「私も大好きですよ…」と珍しく素直に答えると、師匠たちが仲良くなった思い出の地から新たな地へと旅立つのだった。
イレイナの新たな旅立ち

いきなりの百合展開だったり、ミナの変態っぷりがわかったりと、お久しぶりのギャグ回と言ってもいい今回。今までの点と点が核心にもなった回でした。 ニケの冒険譚の作者の正体。フランの師匠は誰なのか。そのすべてにイレイナが気付きました。
憧れのニケが実の母親であることを知ってなお、自分だけの物語を紡ぐために冒険に出かける。
新たな地へと旅立つイレイナに待ち受ける最終回とはいったいどうなるのでしょうか。