現実でも応用可能な「草薙素子」の台詞
「攻殻機動隊」は士郎正宗さんによる漫画作品です。それを元に劇場版、テレビアニメ、実写映画なども制作され、漫画、ゲーム等の多彩なメディアミックスも豊富な作品です。
媒体によって登場キャラクターの設定も違ってきますが、基本的にどの作品でも「草薙素子」という女性が物語に大きく関わっています。
「草薙素子」(通称:少佐)は全身を義体化(サイボーグ化)した女性です。
戦闘能力がとても高く、彼女の所属する「公安9課」をまとめるリーダー的スキルもあり、ハッカーとしても天才的な能力を持つ、それが草薙素子という女性です。
それに加え達観した性格や節々に強さを感じる言動、美しく豊満な義体…男女共に憧れてしまうキャラクターですね。
そんな彼女の作中での台詞から「現実の恋愛でも応用できるのでは?」と思う印象的な台詞を集めてみました!
「本当に見たい映画は一人で見に行くことにしてるから」
「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の第12話「タチコマの家出 映画監督の夢」にて、タチコマ(作中に登場する人工知能搭載の戦車)が拾ってきた謎の箱を調べている最中、少佐はとある映画を見ることになります。
その後、少佐は同じ公安9課の「バトー」という男性に「あなた、映画に感動して泣いたことってある?」と問い、バトーは「笑いすぎて泣いたことはある」と茶化します。
その流れでバトーは少佐を映画に誘います。しかし少佐は「ありがとう、でも『本当に見たい映画は一人で見に行くことにしてるから』」と告げます。
「じゃあ、それ程見たくない映画は?」と問うバトーに、
「見ないわ」
とスマートに言い切る少佐。
この一連の流れ、現実でも有効活用出来そうですよね!
ぐいぐい来る相手に対しどう接しよう…と悩んだときは、この流れを思い出すと切り抜けられるかも知れません…!
「あなたに個人的な要件があるんだけど」
「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の第17話「未完成ラブロマンスの真相」にて、公安9課の課長である「荒巻」と少佐は国際テロ対策協議に参加するためイギリスに赴きます。
協議を終え、荒巻は昔馴染みの女性「シーモア」に会いに行くため少佐と別行動に。しかし、荒巻とシーモアは強盗事件に巻き込まれてしまい窮地に陥ります。
彼らのピンチを察した少佐は助けに入ろうとしますが、警察に止められてしまいます。
荒巻たちを助けるには突入班に潜り込む必要があるため、少佐は一人の隊員に接近します。
胸元を強調したセクシーな恰好で隊員に対し『あなたに個人的な要件があるんだけど』と意味深な言葉を投げかけます。
「…なんだ?個人的な用って」とホイホイ釣られる隊員、そこですかさず腹パンをかます少佐。こうして少佐は隊員の服を奪い、突入班に潜り込むのでした。
直球的な誘い文句ではなく、受け取る側が自由に妄想できる言い回しをすぐに思いつき、見た目も利用して実行に移す…流石、仕事が出来る女性!
この言葉も現実で言ったとしても違和感がない台詞なので、気になる相手に使ってみるのもアリだと思います!
「試してみる?」
「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」の第17話「修好母子」にて、「クゼ」という男について調べる少佐は台湾に赴き、情報を集めている中で「チャイ」という少年に出会います。
紆余曲折を経て、少佐とチャイはホテルに泊まることに。
大きな一つのベッドに入って横になる二人ですが、チャイはふと「義体って〇ックスできるの?」と呟きます。
すると少佐は妖しげに『試してみる?』と彼に言います。
「冗談言わないで」「子供が変なこと言うんじゃない」などの叱るような言葉ではなく、あえて挑発するような台詞を放つことで底知れぬ威圧感を相手に印象付ける…上級テクニックですね。
ちなみにチャイは怖気づいたのか、または元からそんな気はなかったのか、「やめとく」と言います。
なんて勿体ないことを…!!
少佐の名言は人生に役立つ
上記の三つの台詞は恋愛面で活かせそうな台詞でしたが、それ以外にも少佐は人生で役に立つ台詞を沢山言ってくれます。
基本的に厳しい印象の彼女ですが、他人に対し的確な言葉を投げかけられるのも少佐の魅力の一つだと思います。
これから攻殻機動隊シリーズを視聴する方も、既に視聴した方も、少佐の言葉にじっくりと耳を傾けていただけたら、と思います。
あなたの人生に役立つヒントがあるかも知れませんよ!