プロ野球選手を父に持ち、自身も野球に打ち込む本田(茂野)吾郎。
メジャーリーガーのジョー・ギブソンからの頭部への死球によって、父を亡くす事故を皮切りに、前途多難な野球人生を送る。
リトルリーグ、中学、高校と、さまざまな困難を乗り越えながら、やがてはアメリカへ渡りメジャーリーグでのトッププレイヤーへと駆け上がっていく。
ギャグシーンもふんだんに盛り込まれた作中において、「これって、もしかして笑うとこでは?」というシーンを拾ってみました。
トシくんの防御率とか
中学時代、吾郎くんとトシくんのチームの直接対決。
終盤でのピンチに、颯爽とマウンドに上がった佐藤寿也。
しかし捕手との呼吸が合わず、ワイルドピッチやヒットでピンチを広げてしまい、倉本捕手のせいにするという悪態を晒す。
ついには吾郎くんにサヨナラホームランまで献上する始末。
1アウトも取れなかったトシくんの防御率って、一体いくらになるのでしょう?
∞(無限大)?
あと、倉本捕手はこのあと、三船高校へ進学しましたが、野球部にはいないようでした。
もしかして、この時の事がトラウマとなって、野球を辞めてしまった?

捕手の頭なら平気とか
海堂高校夢の島編での紅白戦でのこと。
満を持してマウンドに上がった吾郎くん。
吾郎くんが投じた快速球を捕手が捕り損なって、頭にボールを受けてその場で卒倒。
「死んだ?!」
と思わせる場面ですが、当の吾郎くんは飄々としているではないか。
リトル時代や、後のメジャー時代のCM撮影などで、頭部死球で父親の死がトラウマとなってよみがえり、大騒ぎしたことを思えば、これはかなり意外な反応です。
山田先生の顔芸とか
青秀学院の初めての練習試合。
野球をほとんど知らない寄せ集めのポンコツチーム青秀は、予想通りのエラー連発。
それでも、山田先生の指示で、味方の守備練習のために三振を狙わず、打たせることに徹していた吾郎くん。
エラーを連発する味方守備に、痺れをきらした吾郎くんは、「俺が全部三振に取ればいいんだ」と三振を狙い始める。
ここで出ました、「それでいいのですか?」と山田先生の光と影を伴った、悲しい顔!
なんで、とっさにそんな悲しそうな目ができるのか?
吾郎くんの表情(; ・`д・´)を見ると、山田先生の顔芸には逆らえないようです。
メジャーは、「何気に見逃していたかも」な笑えるシーンがいっぱい。
今一度見返してみるのはいかが?