君は半額弁当に人生を懸けられるか?『ベン・トー』一人の男の辿る道

腹を空かせた「狼」たちが集う場所・・・それは夜のスーパー。

朝食しか提供されない学生寮で、貧乏生活を強いられている佐藤洋(さとう よう)が、そこへ向かうのは自然の摂理であった。
「狼」たちが目指すもの、それが半額弁当である。
そう、半額弁当とは、技を競い、戦いに勝った者だけが手にするもの。

半額弁当は、佐藤洋を「狼」から、さらに成長させるのだ。

打たれ強きものであれ

夜な夜な白粉花(おしろい はな)とスーパーへ。
白粉の幼馴染にして、よき理解者でもある白梅梅(しらうめ うめ)が、白粉を夜に連れ回すことを許すはずもなく。
嫉妬に狂う白梅の「ご褒美」を受けて、それでもなお佐藤洋は立ち上がり、今日も白粉とスーパーへ向かう。

逃げ足をもて

著莪 あやめ(しゃが あやめ)はその美貌から男性ファンを多く抱える。
親戚とは言え、そんな著莪といつもベッタリの佐藤洋。
単一乾電池を手に嫉妬に狂った男どもに「ねじ込んだるぅ」と、追われるのは当然の成り行きである。

画像引用元:(C)アサウラ・柴乃櫂人/集英社・HP同好会

勇気あるものであれ

白梅の「ご褒美」でズタズタにされた制服を、槍水仙(やりずい せん)先輩に繕ってもらうことになった。
だが、話を聞かない佐藤洋の態度に立腹した槍水に、制服を窓から投げ捨てられてしまう。
ゴミとして焼却されようとした制服を追って、命を顧みず全裸で炎燃え盛る焼却炉の中へ。

そして新境地へ

熱病にうなされる槍水先輩を目の前に、もっとも効果のあるのは座薬だという。
そんな座薬を入れる役を、白粉に頼みたい。
だが、白粉の携帯電話に出たのは白梅であった。
「白粉に座薬を入れて欲しいんだ」
勘違いした白梅、

「なぜあなたに白粉さんが座薬を?」

女子に座薬を入れてもらうプレイ!
そんなことが佐藤洋の頭をよぎったのは疑いのないところであろう。

半額弁当は人を「変態」へと変えてしまう。
ああ、今宵も半額弁当の嘆きが聞こえる、

「わたしのために争わないで!」

 

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