前回のブラクロ
「黒の暴牛」最後の1人
「漆黒の三極性」(ダークトライアド)との戦いが繰り広げられている中、スペード王国の王城にはクローバー王国のスパイがいました。
ダンテの部屋で「クリフォトの樹」に関する書類を漁るフードの人物。
その人物は、兵に見つかり襲われると、影の中に消えました。
そして、敵兵を影の中に引きずり込み、何事もなかったかのように撤退。
その人物の腰には、「黒の暴牛」団のマークがついたグリモワールがありました。
不死の呪い
そのころハート王国では。
ヴァニカ「ロロペチカちゃーん。横にいる雑魚たちも、そんなに固くならなくて大丈夫だから」

ノエル(こいつがメギキュラを宿した悪魔憑き、ダークトライアドヴァニカ。お母様の仇)
ロロペチカ「私が目的ならなぜハート王国を、人々が住むところを重点的に襲わせたのですか」
ヴァニカ「だってそうしたら、もっとやる気出してくれると思って」
あざ笑うヴァニカ。

ノエル「アンタの手下は全員やっつけたわ! 残るはあんただけ! 覚悟しなさい!」
ヴァニカ「はぁ? やっつけてないでしょ」
前回ミモザちゃんに砲撃された舌魔法の大男でしたが、ヴァニカの憑くメギキュラの呪いにより不死状態になっていました。
起き上がり、ヴァニカに踏まれ、それでも再生して気持ちよさそうにする舌魔法のロベロ・リンゲルト。

ガジャ、ラック、レオ、チャーミーが倒した敵まで復活。
ラック、レオ、チャーミー「「「上等だ!!」」」

3人は再び戦うことになりますが、ヴァニカを倒さない限り敵は何度でも起き上がります。
VSヴァニカ
ウンディーネ「ロロペチカ! いくわよ!!」
ミモザ「わたくしたちも!」
ノエル「ええ!」
ヴァルキリードレス状態のノエルが海竜の咆哮を放ちますが、ヴァニカは「血液魔法 紅いケダモノ」により血の怪物をつくりだしノエルの攻撃を破壊。

ヴァニカ「なに今の蛇? 攻撃?」
と煽るヴァニカ。
ミモザも舌魔法により拘束されます。
夕方から女の子が長い舌でべろべろされてしまうアニメ!!
2つの魔法
ノエル「血液魔法と呪符魔法。ロロペチカが言ってたとおり、あいつは――」
悪魔憑きは自身の魔法と悪魔の魔法、2つの魔法を使います。
以前にもヴァニカと戦ったことのあるロロペチカは、そのことを知っていました。

故に、対策済み。
水の魔法で対応してくるウンディーネ&ロロペチカに、ヴァニカは興奮。
ヴァニカ「ダンテ兄とゼノンも今頃楽しんでるのかな~」
ヴァニカは戦闘狂故に強いロロペチカとの戦いを望んでいました。
ヴァニカ「けど私が一番いいとこもらったよね。ロロペチカちゃんだし、殺していいんだし。世界樹魔法と闇魔法も楽しそうだけど、殺さず連れて帰んなきゃいけないなんてメンドーだもんね~」
「漆黒の三極性」の目的は、冥府の扉を開くこと。
そのために必要なのが、世界樹魔法と闇魔法。
ロロペチカはハート王国の女王が代々引き継いできた知識を使い、ヴァニカたちのしようとしていることを知ります。
ロロペチカ「この大陸の9割以上の人がしに、世界は終わってしまう」
ロロペチカ「なんでそんなに恐ろしいことが……人間も滅びるんですよ!」
ヴァニカ「そこで生き残る強い奴と私は血をたぎらせたいの。死んじゃう弱いやつに興味な~し」
巫水戯の聖域(ウーネデルミロスフィア)

どこまでも勝手なヴァニカを倒すべく、ロロペチカはマナゾーン×魔言術式(マナメソッド)による水精霊魔法 巫水遊聖域(ウーネデルミロスフィア)を発動。
あたりを水で包み込みます。
巫水遊聖域(ウーネデルミロスフィア)の中では
・ノエルは人魚のようなフォームになり、パワーアップ
・逆にヴァニカの血液魔法は弱体化
というフィールド魔法的な状態になります。
ノエル「これ以上なにひとつ! アンタの好きにはさせないわ!!」
ノエルの一撃がヴァニカを貫くも、ヴァニカ本人も不死身。
ロロペチカに合わせられるノエルに対し、興味を抱きます。
ヴァニカ「すぐ死なないでね? 悪魔の力50%!!」
しかしヴァニカは水の聖域内でも血液魔法を操り、血の斬撃を飛ばしながら、
「51%」「52%」
少しずつ悪魔の力の出力を上げ、戦闘を楽しみます。
切り札はセクレ
ヴァニカ「アハッ! いいよたぎってきた!」
ノエル「自分の欲求を満たすことしか考えてないのね」
ノエル「そうやって私のお母さまも――クローバー王国のアシエ・シルヴァも殺したの!?」
ヴァニカ「誰それ!? 私昔のことに興味ないから! 今! 一緒に楽しも!!」
母の仇を前にしたノエル。
舌魔法でべろべろされかかるミモザ。

2人は以前に、ロロペチカの死にたくないという泣き顔を目にしていました。
友達の前でくらい泣いてもいい――女王ではなく友人としてロロペチカに接するノエルとミモザ。
2人は友達のためにも、ヴァニカたちを倒そうとします。
ヴァニカ「ああ……いいよ。イクね? イッちゃうね? 今の私の全力で。70%!!」
ノエル「それを待ってたわ!!」
ロロペチカは、今のノエルたちと一緒ならヴァニカに全力を引き出させることができる。
そう考えていました。
ヴァニカが全力を開放した瞬間、切り札を投入する――それがロロペチカの作戦でした。
切り札とは、かつて言霊悪魔をも封じ込めた冥域のセクレ――ネロ。
ノエル「ネロォォォーーーー!!」
鳥の姿のセクレが水の空域に投入し、人間の姿に戻ります。
セクレ「ご自慢の悪魔の力、封緘させてもらうわ」
セクレ「魔言術式 封緘魔法 囹永(ひとやながえ)!!」
セクレの魔法により、ヴァニカの体が大きなキューブに包まれました。
今回のポイント
・「黒の暴牛」最後の団員登場
・悪魔憑きは自分の魔法、悪魔の魔法の2つを扱える
※アスタは自分の魔法を使えないのでアンチ魔法のみ
・ヴァニカの魔法は血液魔法、メギキュラの魔法は呪詛魔法
・呪詛魔法によりヴァニカと配下は不死状態
血液魔法は魔女王も使っていましたね。
また今回、原作では
・封緘シーンできわどいセクレの胸チラがある
・ロロペチカが冥府の扉のことを知るシーンで、悪魔が人間の首を飛ばすイメージ絵がある
のですが、夕方アニメなのでここは描写がおさえられました。
あと、わりと前から判明していることではあるのですが――今のOPでも確認できる通り、スペード王国の上にも大陸が続いているんですよね。
ブラクロに出てくる主要国はトランプのマークであるクローバー、ダイヤ、ハート、スペードです。
けれど、地図が出てくるたびに意図的にスペードの上を隠しているようにも見えるので、これ以外の大国・大陸の続きがあるように見えます。
それに、トランプとは関係のなさそうな日ノ国の存在も明らかになっていますし。
スペード編後も話は広がっていくのか、こちらの方も気になります。