ブラッククローバー第166話「団長 ヤミ・スケヒロ」【感想コラム】

ブラッククローバー第166話「団長 ヤミ・スケヒロ」【感想コラム】

前回のブラクロ

セクレがヴァニカを封緘する!

ブラッククローバー第165話「水の聖戦」【感想コラム】

メギキュラ

ノエル「やった!」
セクレ「決まった」

と思うセクレでしたが、ロロペチカにかけられた呪いは解けていませんでした。
封緘魔法の囲いを破壊され、縛られてしまうセクレ。

ミモザ「どういうことですの!」

メギキュラ「私たちに圧倒的に劣るというのに、時に予測を超えた魔法を出してくる。やはりあなた達は興味深い」

そして、ついにメギキュラがヴァニカの顔半分に宿るような形で登場。

メギキュラ「私たちを倒すためにいろいろと考えていたんだね。もう少しで私の力は封じられていた。素晴らしいよあなたたち。もっといじりたくなる」

メギキュラが行ったのは、

・呪符魔法 衰える世界
メギキュラに影響する魔法術式を減退させるもので、ヴァニカが悪魔の力70%解放した時点で、この魔法が発動していたのです。
なので、セクレの封緘魔法が破られてしまったわけです。

メギキュラの用心深さがセクレを上回ったというところ。

メギキュラ「冥域の魔法でもうまく減退できた。いい実験になったよ」

 

諦めないノエル

ブラッククローバー第166話「団長 ヤミ・スケヒロ」【感想コラム】
画像引用元:© 田畠裕基/集英社・テレビ東京・ブラッククローバー製作委員会

呪符魔法の呪いはウンディーネにも命中していて、ウンディーネは溶けかけのような状態になっていました。
ウンディーネと家族の様にずっと接してきたロロペチカは、そのショックで戦意喪失。

ヴァニカ「コイツもうだめだ」

それを受け、ヴァニカはロロペチカへの脅威身を失いました。

ノエル「アンタたち、いい加減にしなさいよ」

ノエルだけはあきらめずに向かっていきますが

ヴァニカ「あんたももういーよ。ロロペチカの魔法がないとたいしたことないんでしょ」

ロロペチカ&ウンディーネの魔法も破壊された状態で、スペードダウンするノエル。

ヴァニカ「力の差がありすぎてさめるわー」

ヴァニカの攻撃を正面からくらってしまいますが、水の流れで致命傷だけを避けて、なおも突進。

ノエル「そんなもの関係ない!」
ノエル「アンタたちのやることが許されていいわけない!!」

ずっとアスタと一緒に戦ってきたノエルは、劣勢でも、敵の力が強大でもあきらめず、ヴァニカの腹部を貫きました。

しかし、不死身に近いヴァニカにはたいしたダメージはなく。
ゼロ距離海竜の咆哮も、血液魔法により破壊されてしまいました。

ヴァニカ「無駄無駄。あんたの攻撃は私には効か――」

言いかけ、吐血するヴァニカ。

ヴァニカ「……あれ?」

ヴァニカ「あんた、名前なんて言ったっけ?」

ノエル「ノエル・シルヴァ。クローバー王国の王族……黒の暴牛の魔法騎士よ!」

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画像引用元:© 田畠裕基/集英社・テレビ東京・ブラッククローバー製作委員会

不死身のダンテ

一方。

ヤミ団長VSダンテ。

ダンテは重力魔法により

・岩を飛ばす
・空中を自在に動く

対するヤミ団長もマナゾーンで空を移動しダンテを斬りますが、ダンテは再生能力もあるため倒せません。

ダンテ「君には特別に見せてあげるよ、ヤミ・スケヒロ。悪魔を宿した人間の本当の力を」
ヤミ「ならオレも見せてやらぁ。ただの人間の本当の力をよぉ」

互いに本気の状態。
フィンラルはダンテの圧倒的な強さを前に、援護することも助けを呼び行くこともできず、「今動いたら一瞬で殺される」と何もできずにいました。

 

悪魔の力100%を発動する方法

ダンテ「悪魔の力80%」

ヤミ「80%がてめぇの本気かよ」

ヤミ「なんつー魔力してくれてんだよどちくしょーが。顔面ラインマンほぼ黒さんよぉ」

ダンテ曰く、

・冥府 悪魔が住む地
・うつしよ デンテたちのいる人間界

悪魔憑きは別世界同士でやり取りをしているため、冥府の扉を開かない限り100%の力は出せないとのこと。

ダンテ(そこの悪魔憑きはよくわからないが)

と、アスタのことだけは例外とみています。

ダンテ「重力魔法 重力特異点」

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画像引用元:© 田畠裕基/集英社・テレビ東京・ブラッククローバー製作委員会

ダンテは黒い球体を生み出し、それを操作。
重力特異点の軌道にあるものは、地面だろうが山だろうがすべて削られます。

さらに、ヤミ団長の次元斬すら歪ませるほど重力量もアップ。

ダンテは

・常に重力を発動
・岩を飛ばす
・重力特異点を使用

という状態。

 

死突

ヤミ(黒月をぶつければ相殺できるかもしれねーが、ヤツの重力が発生している限り、黒月を失うわけにはいかねー)

ヤミ(常にマナゾーン凝縮して感度マックスで避けるしかねえ。そんで間合いに入り込む)

ヤミ(待て待て。そもそも斬っても再生しちまうし、意味ねー。もっとこう、はえぇしつえぇ威力のある一撃じゃないと)

言霊悪魔戦でもそうでしたが、脳筋に見えて実は考えながら戦うタイプのヤミ団長。
ヤミ団長はダンテの特異点を前に、新しい魔法をひらめきました。

しかし、岩により押しつぶされるヤミ団長。

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ダンテ「とっても楽しかったよ、ヤミ・スケヒロ。人間にしてはね」

血だらけになっても、倒れないヤミ団長。

ヤミ「今ここで限界を超える。団長務まんねえわな。団員の前でやれねぇと」

ヤミ(凝縮したマナゾーンを、さらに超凝縮)

ダンテ「素晴らしいよヤミ・スケヒロ。だが君に私をたおすことはできな――)

周囲のマナを集め、腕に集中させたヤミ団長。
放つのは必殺の突き技。

ヤミ「闇魔法 死突」

刀の先から放たれた攻撃が、ダンテの胴体をまるく消し飛ばしました。

ダンテ「なに……」

ヤミ「突きのつもりが、大砲みたいになっちゃった」

 

師弟共闘

それでも、ダンテは彼が本来持っていた魔法・肉体魔法により再生します。

ダンテ「私はね、死ぬことも老いることも衰えることもないんだよ」

その効果により巨大化するダンテ。

ヤミ「おいおい。こいつはもう人間じゃねーよ」

ダンテは初めて本気の自分と戦えるヤミ団長を前に、憎たらしさと喜びの双方を感じていました。

太く大きくなった腕での肉弾戦に、重力で飛ばす岩の破片。
そして、すべてを削る重力特異点に、常に発動している高重力。

そのすべてを捌き、かわし、死突でダンテの体を吹き飛ばしても、再生されて。
ダンテは死なないけれど、ヤミ団長は一撃でもまともに攻撃をくらえばアウト。

ダンテ「戦闘におけるセンス・技術は君の方が上だ。心底嫉妬する。ただ私は死なない」

ダンテ「その圧倒的な力1つ! それだけで! 君は私に勝てない!!」

才ある者がどんなに鍛えても、どうしようもない理不尽さで押しつぶす。
理不尽そのものであるダンテ。

すべてをひねりつぶし勝つことに、ダンテは喜びを感じていました。

アスタ(ヤミ団長が限界を超えて戦ってるってのに……)
アスタ(立てよ……動けよオレの体!)

ヤミ団長はついに、

ヤミ「だめだ。オレだけじゃ勝てねーわ。コイツ死なねーしメチャクチャだしキモいし魔力無限だし」

ヤミ「おい。お前がいねぇと勝てねーぞ、アスタ!」

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画像引用元:© 田畠裕基/集英社・テレビ東京・ブラッククローバー製作委員会

アスタを小僧ではなく名前で呼びました。

アスタ「うす」

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画像引用元:© 田畠裕基/集英社・テレビ東京・ブラッククローバー製作委員会

はじめてヤミ団長に対等に扱われ、アスタは再び立ち上がり、ヤミ団長の隣に立ちました。

ヤミ「しっかりついてこいよアスタ」

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画像引用元:© 田畠裕基/集英社・テレビ東京・ブラッククローバー製作委員会

アスタ「うすヤミ団長!」

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画像引用元:© 田畠裕基/集英社・テレビ東京・ブラッククローバー製作委員会

今回のポイント

・言霊悪魔をも封じたセクレの封緘魔法は、決まればメギキュラをも封印できる
(メギキュラの力70%状態のヴァニカを封緘できる。100%状態でも封緘できるかは未知数。また、悪魔の力100%使用の悪魔憑きが、悪魔本体の100%の力を扱えるかどうかも謎です)

・しかし呪符魔法は事前に発動することで、封緘魔法を予防、無効化できる

・ヤミ団長の魔力量
エルフ>>>人間王族>ヤミ団長>一般的に高い魔力とされるレベル>貴族>>平民

このくらいの差がある状態。
おそらく80%ダンテは、エルフ以上の魔力(リヒトに関してはよくわかりませんが)。

という力差であるにも関わらずヤミ団長が十分戦えているのは、
「マナゾーンを高度に扱えている」「戦闘のセンスにおいてダンテを上回っているから」
闇魔法自体も強力ですが、その闇魔法をヤミ団長が扱うからこその強さです。

・ダンテの魔法は肉体魔法
重力魔法はダンテに憑く最上位悪魔の魔法
(悪魔の影響で肉体魔法の再生力もアップしている)

・悪魔憑きが悪魔の力を100%使用するには、悪魔のいる冥府への扉を開くことが必要
・アスタの悪魔は例外
(アスタの魔法は元リヒトのグリモワールに宿っているため)

・ダンテは才能ある強者を理不尽でひねりつぶすことに喜びを感じる
強者との戦いを望んでいるようでも、自分が最後には勝つことで喜びを感じるのがダンテ。
純粋に戦闘そのものを楽しめるアネゴレオンとは別物ですね。
そもそもアネゴレオンは理不尽な魔法も能力もないですし。理論上は誰でも到達できる技術とセンスで、あそこまで強くなれる。

ヤミ団長も技術とセンスゆえの強さですが、闇魔法だからという部分もあるので、ある意味人間の最強はアネゴレオンですね。
まあ魔法の特性も含めたら、真の最強はユリウスなのでしょうが。
そのユリウスが力を失っている状態なので、厳しい戦いです。

というわけで、次回はアスタとヤミ団長の共闘。これは「ハルカミライ」が流れる予感!?

楽しみです。

 

ブラッククローバー 感想コラムのまとめ

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