前回のブラクロ
アスタ&ヤミ団長、ダンテを倒す。
しかしゼノンが現れ、ヤミ団長がさらわれてしまう。
グレイの魔法は
敗北したフィンラル、バネッサ、グレイ、ゴーシュは回復魔道士オーヴェンから、金色も襲撃されたことを聞きます。
生き残ったユノたちは、亡くなった仲間たちの亡骸を前にしていました。
アスタはいまだ気絶中で、オーヴェンはグレイが治療したゴーシュのこともみます。
オーヴェン「これは回復なんてレベルじゃない。組織が組み変わっている」
グレイの魔法は変身ではないのかもしれない、とのこと。
負けはしましたが、成長の可能性が見えてきたグレイ。
ナハト
その夜、アスタは医療塔で目覚ました。
悪魔の力が宿った片腕は黒いまま。グリモワールの中には、アンチ魔法を宿した錆びてしまったヤミ団長の刀がありました。
アスタは外へ飛び出し、フードの男の魔法により動きを止められます。
男「どこに行くんだい?」
男「戻ったほうがいいよ」
男「君がいこうとしているところには、君1人ではまったくかなわなかった悪魔憑きと、それと同等の力を持った者があと2人はいるんだ」
アスタ「それでもいかねえと!」
アスタ「こうしている間にもヤミ団長が!」
男はヤミ団長をろくな奴ではないとののしり、怒ったアスタが向かっていくも、無数の黒い腕に取り押さえられてしまうアスタ。
男「俺に勝てない人間では、とうていヤミを助けることはできないよ」
アスタ「オレが……もっと強かったら」
悔し涙を流すアスタ。
男「君はおろかだね」
男「でも、いい人間だ」
男は素顔をさらし、
「安心しなよ。ヤミはまだ生きている」
「俺は黒の暴牛副団長ナハト」
名乗りました。
ついに、「黒の暴牛」最後のメンバーが登場。
しかも、ナハトは悪魔憑き。
悪魔憑きの副団長
ナハト「こいつはギモデロ」
ナハトは肩の悪魔を紹介し、悪魔の力の使い方を教えてやるといいます。
ナハト「ヤミが死ぬにはまだ時間がある」
ずっとスペード王国に潜入していたというナハトに対し、アスタはまだナハトのことを信用できないけど、ほかに頼れる人がいない――と正直に語り、
アスタ「お願いします! 悪魔の力の使い方を教えてくれ!」
言いました。
こうして、アスタは休息を挟んだのち、ナハトから力の使い方を教わることに。
団長会議
翌日。
緊急団長会議が開かれ、ヤミ団長・ヴァンジャンス団長を除くすべての団長と、ユノ、ユリウス魔法帝、マルクスが集結。
リル「まさかあの2人が拉致られるなんて」
シャーロット団長は情けないと言いつつ、ヤミ団長を心配。
ジャック団長も1人で乗り込もうとして、ノゼル兄さまと口論に。
なんだかんだ愛されているヤミ団長と、荒れる会議。
ほぼ話題にされないヴァンジャンス団長。
「やる気だけは十分そうで何より。ただ、会議もろくに出来ない人たちは嫌いだ」
そこへ、アスタを抱えたナハトが影の魔法で登場しました。
ナハトを侵入者と勘違いし、殺気立つ団長たち。
それに対し、ナハトは4体の悪魔を見せました。
ユリウス「彼は副団長だよ。黒の暴牛のね」
と魔法帝。
ジャック「こいつどこかで……」
ジャック「てめぇは確か」
ナハト「そいつはもういない」
意味深なやり取り。
このやり取りの答えは、ちょうど最新のジャンプで読めます。原作とアニメ、あわせてきてますね。
7つの門と10体の悪魔
ナハトはスペード王国への潜入で得た情報を語ります。
・クリフォトの樹降臨により開けれようとしている冥府の扉
クリフォトには7つの階層と門があり、儀式の開始から7日かけて徐々に門が開かれていきます。
クリフォトの階層には10体の悪魔が点在していています。
悪魔は下の階層にいくほど強くなり、上の階層でも漆黒の三極性(ダークトライアド)と同等の強さがあります。
そして、最後の門が開かれるとヤミ団長・ヴァンジャンス団長は死に、最強の悪魔ルチフェロが降臨。
世界は終わるとのこと。
ナハト「逆を言えば、門が開き切るまでは2人は生きている」
ナハトは、悪魔を呼び出そうとする「漆黒の三極性」を理不尽な悪と呼び、理解できないし許せないといいます。
けれど、ナハトには「漆黒の三極性」は倒せない。
だから、アンチ魔法を持つアスタを最強にするとのこと。
儀式は三日後に行われます。
敵は
・呪符魔法、血液魔法のヴァニカ
・空間魔法、骨魔法のゼノン
・重力魔法、肉体魔法のダンテ
ナハトの影魔法はスペード王国に侵入することができますが、大勢は連れていけません。
そこで救出メンバーを選抜し、「漆黒の三極性」を各個撃破することに。
ユノの決意
ユノ「オレに行かせてくれ」
反対するジャック団長、フエゴレオン団長。
ナハトはユノに対し、スペードのレジスタンスが訪ねてきていることを指摘。
そこで、ユノがスペードの王子だということを知る一同。
けれど、ユノは言います。
「俺が助けないと意味がない」
「エルフの一件以後、アンタたちはヴァンジャンス団長にも不信感を持っているだろう。ただそれも仕方のないことだと思う。ヴァンジャンス団長は人間とエルフ、どちらかを選べなかったから」
「だからこそ今、苦しみながら、誰よりも真摯に魔法騎士として戦い続けている」
ヴァンジャンス団長はユノたち団員を護りながら戦い、ゼノンに負けたのでした。
「アンタたちからすれば一度国に背いた裏切り者でも、俺たちからすれば誰よりも頼もしく優しい団長だ」
「やつは金色の夜明け全員を殺した気でいる。だが俺たちは生きている。ヴァンジャンス団長の魔法で」
「まだ終わってねえ。俺たちが金色の夜明け団がクローバー王国最強の団だ」
「俺たちを護ったヴァンジャンス団長が正しかったということを、それを証明しにいくんだ」
「ヴァンジャンス団長は俺が助ける」
ユノの強い覚悟と、力をため込むベル。
その魔力も感じ、ナハトはユノのメンバー入りをOKします。
ナハト「今度はこちらが攻める番だ」
一方そのころ。
ハート王国で敗北したノエルは、目覚めるなりパトリたち元「白夜の魔眼」のエルフたちと再会しました。
ポイント
「漆黒の三極性」の目的はヤミ団長・ヴァンジャンス団長をいけにえに、クリフォトの樹降臨の儀式を行い冥府の門を開くこと。
その理由をナハトは知らないが、理解する気はなく、理不尽で許せない悪だとしている。
クリフォトの樹は7日かけて7つの門を開けていく。
そこには10体の悪魔がいて、上の階層の悪魔は「漆黒の三極性」レベル、下にいくほど強くなり、最下層はダンテに憑く最上級悪魔「ルチフェロ」。
※メギキュラ、ゼノンの悪魔も「クリフォトの樹」7つの階層のどこかに所属。
ルチフェロが降臨すると2人の団長は死に、世界も終わる。
儀式は3日後に行われるので、それまでに救出メンバーを集め、反撃に出る。
ということ。
ユノは成長の兆しをみせ、アスタもまた悪魔の力の使い方を教わることに。
残る団長たち、さらにはエルフ組もついに悪魔との戦いに参戦。
ここからさらに面白くなるブラクロ。
スペード攻略編は映画になるのでしょうか?
最終話後の重大発表が楽しみです。