アニメ「ワンダーエッグ・プライオリティ」第9話『誰も知らない物語』【感想コラム】

アニメ「ワンダーエッグ・プライオリティ」第9話『誰も知らない物語』【感想コラム】

アニメ「ワンダーエッグ・プライオリティ」第9話『誰も知らない物語』 あらすじ  

ある日、会社に住んでいるというねいるの元に遊びに行くことになったアイたち。ねいるはそこで、阿波野寿という少女を紹介する。彼女はとある実験をきっかけに永遠に眠ったままになっていた。そんな寿の状態を認められずにいるねいるだったが、そんな彼女を愕然とさせたのは、エッグから現れた寿の姿だった。 寿がねいるに託した最後の「願い」を巡り、4人はすれ違い……。

ねいるの産まれた意味

アニメ「ワンダーエッグ・プライオリティ」第9話『誰も知らない物語』【感想コラム】
画像引用元:©WEP PROJECT

いきなりの総集編が8話で挿入されてしまいましたが、7話を便宜上、前回と称して…。 前回はリカ母娘の静かな絆や、リカの母親に対する気持ちが描かれました。そして、そのお話の中でねいるが親に対して言及する場面がありました。 第9話では、そんなねいるにスポットを当てた回となります。 いつもの女子会からスタート。ますます距離が近くなる4人

ねいるはふと、自分の家にこないかと誘いますが、そのセリフが意外だったのかリカは死ぬほど驚き、熱があるんじゃと疑われてしまいまい、ましてや人を殺したのか…とまで言われてしまう始末。 なんか悲しいような、この4人の距離感だからこそいじりあえることなのか…。ねいるの気持ちも、リカの気持ちもみんなと別け隔てなく心をひらいているアイはそこまで動じず。 リカはすっかり顔芸キャラみたくなってきました…。そして、ここまでねいるが全員に心を開くようになったんだと、成長や前進を感じます。

ねいるの自宅は、ねいるが社長を務める会社の地下にあります。 招かれた3人は、その地下施設でアイたちはねいるの夢を映像化させ録画するという、まるで未来のような技術を見せられるます。 その夢とは、エッグ世界でねいるがワンダーキラー相手に戦っている映像。そもそもアレは夢であって、しかも秘書の美咲はそのエッグ世界での戦いを把握していたんですね…。

さらに、美咲の口からねいるは「プラティ」と呼ばれる天才だけが入れる集団のメンバー同士の人工受精によって産まれた、いわば「試験管ベビー」ということも発覚。 さらっといろいろな情報を詰め込んでくるあたりが本当にワンエグらしいというかなんというか……。 前回の、「私には両親がいない」発言の真意はねいるは顔の分からない大人同士の体外受精で産まれたからなんですね。 天才の遺伝子を受け継ぎ、産まれる前から天才たることを義務付けられていたねいる、でもそれをさほど気にしていない様子なのがすごい…。

案内されたのは地下9階。そこにあったのは非常に簡素な部屋というよりは書斎のようなところ。 リカは会社のスケールの大きさから、思わず「ねいるは住む世界が違うな」と悪気がない一言がポロリ。 元地下アイドルのリカも大概な気がしますが…そしてはじまった。ネイル塗り合戦。等身大の女の子たちの等身大の戯れ。みんなで夢を語り合ったり、他愛もないことを語り合ったりとしながら…時は過ぎていく。

そんな中、友達を紹介すると言ってねいるが紹介したのは、カプセルのようなものに入ったアルビノの少女・寿。彼女は植物状態の少女でした。

寿の願い

寿は、ねいると同じ「ジャパンプラティ」のメンバーであり精神医学の権威。 自身で臨死実験を繰り返し…眠ったまま起きることがなくなってしまったという。 ねいるはエッグ世界で寿と会っており、寿は臨死体験でいったお花畑から花を一輪持ち帰りたかったと告げます。 現実世界での寿は死に、エッグ世界で寿は活き活きと生きている。

そこから寿はパラレルワールドはあると主張します。 戦いの最中ねいるは、どうしても寿を生き返らせようと試みますが、それはできないんだと寿から忠告を受けてしまいます。 「私の体はいずれ政府に回収される。でも大人たちになんか触られたくない。あなたら私がどうしてほしいかわかっているはず」 ねいるは、自ら実験で死を繰り返し本当に帰らぬ人になってしまったバカなのか天才なのかわからない友人に憤ります。自分の気持ちも察しないで勝手なことばかりと。

ワンダーキラーは寿に恨みをもつ医者であり、年下の天才少女に嫉妬をし続けていました。その医師のプライドごと寿とねいるが砕くと、なんとワンダーキラーは自害をします。こんなパターンがあるんですね…。 すべての戦いを終わったあと、寿が口にしたしてほしいこと、それは「現実世界での寿の生命維持装置を外すこと」 そのことにねいるはしぶしぶ納得。

そしてエッグ世界の戦いを秘書・美咲はすべてを見ていたのでした。

二人なら……

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友達の生命維持装置を切る。理屈でわかっていても、そんなことすること自体の意義を3人は諭します。 死んでる人間の呼吸器を止めることに私はなんのセンチメンタルもない。冷静な口調でそう語るねいる。それでも生命維持装置を止めようとする指は震えている。 せめて一晩は考えようと提案するアイに一同は一度、解散することになる。

何かを思い立ったアイはねいるの元へと戻る、リカと桃恵は「私たちじゃねいるには寄り添えない」とアイにねいるを託します。 一方でねいるのエッグ世界を覗きみしていた美咲は、全てをアカと裏アカに報告。美咲はアカたちと繋がっていました。

さらにエッグ少女たちの自殺の原因は全てアカたちにあると語りはじめるのでした。

ねいるは、3人の時には見せなかった弱音をアイに見せ始めます。本当は押したくなんかない…。 そして、アイはねいるに寄り添うように言います。 小糸とこっくりさんで占いをしたとき「先生に対して両思いなのか」という質問にYESという方向に動いたとき、小糸が動かしたと思ったアイ…でも、もしかしたら本当は自分が無意識に動かしていたのかもしれない。

どっちが動かしたかわからないまるでファンタジーのようだと。

二人で生命維持装置のスイッチを押せば「どっちがおしたかなんて分からない、まるでファンタジーなんだ」そういって二人で生命維持装置のスイッチを切るのでした……。

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先週は総集編かーと思い、2週またされて観た第9話。 とんでも展開と衝撃の事実が起こりすぎて、物語がいっきに加速しました。 ・ねいるが人工授精によって生み出された存在 ねいるは、自分の親がいないことで煩わしいことに巻き込まれずに気が楽、なんて言っていましたがまさかの…。 プラティという天才集団のメンバー同士の人工授精で、生まれながらの天才として育てられ、プラティの一員として会社経営も行っていました。

なに不自由ない環境の中で育てられたねいるは、他者や親と喧嘩状態にあるリカに対して「まったく理解できない」と、気持ちを汲み取ってあげられない場面がよくありました。 すごく冷淡であり、機械的で、合理的な性格。しかし、今回はそんなねいるが感情的に、感傷的になるシーンが多く、人間臭さというか年相応の少女感がかんじられました。

余談ですがプラティはアクアリウムでは定番の熱帯魚であり、卵じゃなく稚魚を直接出産する「卵胎生」という生態なんだそう。つまり、プラティはエッグを持たない、エッグがないという意味に捉えられます。 ・秘書の美咲がアカたちとつながっていた これも衝撃…というか、アイたちは所詮、大人たちの手のひらの上で転がされていたのか…。

さらにこれまでに登場したエッグの少女たちの死が、田辺美咲が関わっていることが明らかになっています。 6話に登場した幽霊が見える少女・ヤエが登場しましたが、彼女はボロボロのティディベアをもっていて、彼女のトラウマであるワンダーキラーのCVと、美咲のCVは同じです…。 ねいるの会社の地下9階にもあったティディベア…、寿の一件もあり、プラティが生体実験を行った結果、ヤエのような精神を病んで自殺してしまった少女が産まれたということなのでしょうか…。

今後は「プラティ」が鍵を握る存在となっていきそうです。 ・寿の存在とパラレルワールドの示唆 寿は現実世界で脳死状態にあり、エッグ世界では生きています。そのことをエッグ世界はパラレルワールドなんだと言い放ちます。 さらに、エッグ少女たちの死はアカたちが関わっているとはっきり名言した点。つまり、寿の死もアカたちや美咲が裏で操っているともいえます。

寿の実験を通じて「死後の世界」=「エッグ世界」を確認するためにアカ・裏アカはなにかをしていることになります。 うーん…よくわからないですね。「エッグ世界」で死んだ人間が生きていけるのかを実験している…とかなのかでしょうか。

とにかく寿の存在は今後もキーになりそうな気がします。 いろいろなことが動き始めたワンエグ…どうやって風呂敷を畳むんだ!?

 

ワンダーエッグ・プライオリティ アニメ情報

(C)WEP PROJECT
ホームページ:ワンダーエッグ・プライオリティ

この記事のライティング担当:Uemt

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