前回のブラクロ
ヴァニカに敗北したノエルだったが、目覚めるとそこにはパトリたちエルフ組がいた!!
このページの目次
パトリ、ライア、ヴェット、ファナ
ノエル「白夜の魔眼頭首とサードアイだったエルフの……」
ノエルが目覚めた場所は、自然に囲まれた美しい場所。
パトリ「ここはエリュシア。ハート王国のさらに奥の強魔地帯にある秘境さ」
ノエル「なんて濃いマナに満ち溢れた場所」
「目覚ましたのか」
そこへ2人のエルフの子供が現れました。
転生編のラストでエルフの魂が天へ上っていくとき、それを見上げていた子供たちですね。
パトリ「君たちクローバー王国の王女テティアとリヒトさんの子孫だよ」
セクレ(あの時……)
500年前の惨劇の後、セクレはテティアの腹の中にいる子供のうち、1人は生きていることに気づいていました。
治療を施したのち、すぐさまルミエル王子と合流し、魔神となったリヒトと戦闘をしました。
その時の子供がちゃんと生きていたのです。
セクレ(生きていたんだ……命を繋いでいた)

セクレ(ルミエル様。あなたの願った命と世界がここに)
エリュシアの護り神ドリアーデ

パトリ「今はここが新しいエルフの里だ」
パトリたちはこのエリュシアを見つけたことで、自分たちが現世に残った理由を見出したそうです。
ミモザ「なぜわたくしたちを助けてくださったのですか?」
パトリ「エリュシアの護り神ドリアーデから、君たちを助けろと神託があったからさ」
急いで光魔法&模倣光魔法で現場に向かったパトリたち。
しかし間に合わず、ヴァニカの爆発が発動。
けれどノエルたちは、各々の力でその爆発を防いでいました。
そしてガジャ以外は気を失いました。
(チャーミーパイセンは空腹で倒れた説)
パトリ「君たちのおかげでハート王国民も無事だったよ。あれだけ強力な敵に全滅しなかったのは凄い。この半年で強くなったんだな」
ノエル「そんなんじゃダメなのよ。守れなかった。倒せなかった。さらわれたロロペチカがいつまでも無事でいられる保証はない」
ノエル「今すぐ強くなるしかない! もっと!! あんた達私たちより強いんでしょ! その強さ私に教えなさいよ!!」

ライア「ったく、人にものを頼む態度じゃねえな」
パトリ「何カ月も修業して勝てなかった相手に、短期間で勝てるようになれると本気で思っているのか?」
ノエル「わかってるわよ。そんなに甘くないって。でもね。強くなることをあきらめる方が難しいわ! そうでしょ? アンタたち!」
セクレ&ミモザ「ええ!!」
※原作ではここの返答、「おお!」でした。レオの返答っぽい言葉だったので、セクレ&ミモザのセリフに修正したようです。
ライア「相変わらずめんどくせーやつら」
パトリ「じゃあ君たちは強くなれる。エルフの秘奥義、究極魔法で」
というわけでガジャはユリウス魔法帝と通信をかわし、お互いの状況を説明し合います。
そして、3日後のスペード王国強襲にガジャやノエルたちも参戦することに。
ガジャ(必ずあなたを助け出す)
ガジャは静かに決意と怒りを燃やしていました。
同じころ、シャーロット団長もヤミ団長を救うべく闘志を燃やしていました。
初めからいい人間が一番偉い
そして。
「黒の暴牛」副団長のナハトは、アジトにいるフィンラル、バネッサ、グレイ、ゴーシュにも事情を説明。
ナハトと初めて顔を合わせたフィンラルたちは、なぜナハトが今まで来なかったのかを問いますが、ナハトは魔法騎士として動きたいだけで、アジトや「黒の暴牛」には愛着をもっていませんでした。
しかし、そのわりには団員をしっかりみているので、実は影魔法で様子をうかがっていた可能性も??
ナハトはこれまでの「黒の暴牛」の行いが、エルフ出の一件での活躍で帳消しにされるものではないことを指摘。
バネッサ姉さんたちの素行の悪さも指摘しました。
グレイ「見た目で判断しないでくださいっ」
ナハト「見た目で判断されたくなければ、そういう見た目をするなよ」
ナハト「初めからいい人間が一番偉い」
とナハト。
いうことは厳しいけれど、ヤミ団長を救いたければ2日間で強くなるしかない、と言い残し消えます。
従魔の儀
その後、ナハトは影魔法でアスタを元貴族の住居へと連れていきます。
ナハト「これから2日間、俺が知っている悪魔の力の使い方を教えよう。それで君は飛躍的に成長することになる」
地下で行うのは、従魔の儀。
ナハトはアスタと因縁のあるアンチ魔法の悪魔を呼び出しました。
腕を悪魔に捧げているので、アスタの片腕が消失。
そして現れる悪魔。

悪魔「まさかそっちの方から呼び出してくれるとはな」
ナハト「悪魔と戦って勝て」
悪魔「久しぶりの現世(うつしよ)だ」
アスタ「お前にはすっと言いたかったことがある」
アスタ「ありがとう」
アスタ「戦いの中で、お前の力には何度も何度も助けてもらった」
悪魔「自分の右腕奪ったやつに言う言葉かよ」
アスタ「それはそういう約束だったからな。文句ない」
悪魔「やっぱりとんでもねえ馬鹿だよお前は。そんなんだから今から俺に殺されるんだ」
アスタ「それは困る!」
どこまで正直でまっすぐなアスタ。
しかし悪魔はアスタのグリモワールから断魔を奪い、その刃を黒く染めました。

アンチ魔法の悪魔
襲ってくる悪魔に対し
アスタ「待てこの野郎! 俺はお前と戦う気はねえ!!」
ナハト「戦え」

あくまで会話をしようとしますが、ナハトは戦えと言います。
「従魔の儀」とは、悪魔と戦い勝つことでその力を支配下におく禁術。
地下の祭壇にある大量の人骨は、悪魔との戦いにやぶれ、怪物に変化してしまった結果処刑されたものたち。
この儀式、悪魔の視点からみたら、負けたら人間に支配されるし勝っても処分される、メリット0の儀式ですね。
もっとも、悪魔が処刑者に勝てば終わりですが。
それでもアスタは

アスタ「コイツ俺を本当に殺そうとはしていないですよ。氣でわかる」
ナハト「何を言っている? 目の前にいるのは悪魔だぞ」
アスタ(こいつは前に戦った悪魔とは違う)
アスタ「悪魔だからって、絶対に悪い奴だって決まってるわけじゃないだろ!」
そういうアスタを前に、悪魔はある女性のことを思い出していました。
今回のポイント

・ノエルたちハート組は究極魔法を教わる
究極魔法はリヒトが使った凄い威力の魔法ですね。
パトリたちも究極魔法を習得したのなら、この半年間で腕をあげたということでしょうか。
もっとも、転生魔法の解除によりライアさんの髪色などが元に戻っているので、模倣魔法の同時使用など、一部出来なくなっている可能性はありますが……模倣魔法の究極魔法、興味深い!!
・ハート王国&ハート王国修業メンバーも参戦
3日後に行われる、クローバー王国によるスペード王国への強襲&ヤミ・ヴァンジャンスの救出作戦。
そこにノエルたちも参戦します。
・従魔の儀
ナハトは「従魔の儀」と呼ばれる禁術を発動し、アスタの悪魔を呼び出しました。
呼び出した悪魔と戦い、勝てばその悪魔を支配下に置き、負ければ怪物となり処刑される。
という危険な儀式。
ちなみにこの「従魔の儀」、従来の悪魔憑きが悪魔の力を得る方法とは違う様子。
・アスタの悪魔は悪い奴ではない
しかし、アスタはこれまでの接触と氣から、目の前の悪魔が悪い奴ではないことを見抜きます。
というわけで、スペード王国への強襲を前に修業を始めるアスタとノエルたち。
次回が最終話で、アスタの出生の秘密が少し判明するわけですが――
ブラクロの原作は来週で6周年。
メディアに関する重大発表も決まっています。
続編は確定として、映画ですかね?
楽しみです。