前回のブラクロ
従魔の儀によりアンチ魔法の悪魔を呼び出す。
今回でブラクロのアニメは最終回となりますが、ブラクロはまだまだ続きます。
冥府の悪魔
悪魔は冥府で産まれ、産まれた時から序列が存在しています。
悪魔は誰もが人間のいる世界に行きたがりますが、冥府の門を超えられないため、悪魔は自分より序列が下のものをいたぶっていました。
アンチ魔法の悪魔は生まれつき魔力がないため、虐げられる日々を送っていました。
そんなある日、アンチ魔法の悪魔は冥府の門に向かってぶん投げられ、門に激突するかと思われたところ、魔力がないせいか門をすり抜けてしまいました。
(魔力がなく非力だったからか、自分がすでにボロボロだったからか。俺は人間に対して何の感情もなかった)
しかし人間たちは悪魔を忌み嫌い――
(悪魔だった俺は魔力の強い人間に追われ、逃げた先で体が動かなくなり死を覚悟した)
(やっとクズみたいな生が終わる――)
リチタ
けれど、その悪魔が目覚めると、そこには1人の人間の女性がいました。
リチタ「私はリチタ。よろしく。ここは私の家よ」
リチタ「これが私の魔法。マナの宿っていないものなら、なんでも出し入れできるの」
リチタはその魔法で彼を隠し、運んできたのでした。
リチタ「こないだ5つ葉のグリモワールを拾ったと思ったら、まさか本当に悪魔と出会っちゃうなんてね」
悪魔「お前は……俺が怖くないのか?」
リチタ「傷ついたただの子供が怖いわけないじゃん。それも魔力のないかよわーい」
リチタもまた忌み嫌われた存在で、周囲にいる者の生命力を奪う体質でした。
けれど、その悪魔は魔力がないため、奪われる心配がなく――。
リチタ「これってさ、運命だと思わない? あんた、私の子供になりなよ」
ルチフェロとリーベ

リチタはその悪魔と共に日々を過ごし、彼にとっては初めて楽しく充実した時間がやってきました。
リチタ「悪魔だからって、絶対悪い奴だって決まってるわけじゃないでしょ」
リチタ「だって、あんたは悪い奴じゃない。私を1人ぼっちの苦しみから救ったもの」
けれど、そんなある日――。
その悪魔の体を最上級悪魔ルチフェロが乗っ取ろうとしました。
ルチフェロ「まさか人間と契約せずに現世に存在する悪魔がいるとは……暇つぶしにさぐってみるものだ」
ルチフェロは彼の体を奪い、自分が人間の世界に行く手段を探そうとしました。
リチタ「何アンタ!? リーベの体から離れなさい!」
ルチフェロ「こいつ、魔力を吸って……」
リチタ「離さない……もう二度と」
リチタは体質のせいか、過去に一度赤ん坊を、我が子を泣く泣く教会に預けたことがありました。

リチタは彼を護ろうとして、ルチフェロに腹を貫かれました。
それでもリチタは彼の体からルチフェロを追い出し、
ルチフェロ「まさかこんな人間に邪魔されるとは。だが私は下級悪魔にどこからでも干渉できる。また来るぞ」
そう言い残すルチフェロから子を護るべく、最後の力で彼をグリモワールの中に封じ込めました。
リチタ「生きて……リーベ……私の愛する息子……」
リーベ「母さん……」
ルチフェロを憎むリーベ

アスタ「この氣は、とてつもない怒りと悲しみ……」
アスタは、そんなルチフェロに対する感情を爆発させるリーベを戦いの中で受け止め、そのうえで勝とうとします。
ナハト「悪魔の使うアンチ魔法の本質は、魔法を打ち消す力」
ナハト「分が悪い戦いではない。だが……」
魔力のないアスタにアンチ魔法は意味がなくとも、リーベは断魔・宿魔・滅魔を奪い自在に操作します。
アスタはヤミ団長の刀を持ってそれをさばきます。
リーベ「俺の力がなきゃ錆びて重いだけのナマクラだ」
リーベ「どれだけ身体能力が高かかろうが、瞬間移動はできねぇし鉄は砕けねえ! 上級悪魔の魔法相手じゃまったく通じねえ! お前じゃ勝てねえ!!」
リーベは言います。
リーベは5つ葉のグリモワールの中で、ルチフェロを憎み続けアンチ魔法に目覚めました。
その後グリモワールがアスタを選び、リーベは自分が外に出てルチフェロを倒すために、アスタを利用しいつかその体を奪おうと考えていました。
リーベ「悪魔ってのはどいつもこいつもクズなんだ! だから俺1人ですべて殺す! お前の体を奪ってでも! この情念が負けるわけがねえ!!」
アスタ「やっとお前のことがわかってきた。それがお前の本心なんだな」
高め合ってきたアスタ

けれど、アスタは今まで共に戦ってきた仲間たち・ライバルたちとの経験を活かし、氣を読んでリーベの動きをかわします。
アスタ「俺にも負けない強い想いと! 今までの出会いがある!」
仲間たちの出会い。
仲間たちと高め合ってきた日々。
そこで得た技術と経験で、戦うアスタ。

ナハト「どれだけ鍛えても肉体には限界がある。強力な魔法にかなうわけがない。だが、その努力は無駄ではなかったか」
アスタ「お前が戦っているのはただの魔法が使えないやつじゃない! たくさんの猛者と戦ってきた魔法が使えないやつだ!!」
そして、アスタの一撃がリーベに決まりました。
アスタ「俺の勝ちだ」
リチタはアスタの母
アスタは倒した悪魔を従わせる「従魔の儀」ではなく、リーベと対等な友達になる「友魔の儀」を行うことにしました。しかし、反対するナハト。

ナハト「その悪魔が君の言うことをきくと決まったわけじゃないんだ」
アスタ「こいつはそもそも本気で戦ってなかったっすよ」
アスタ「お前は人を殺せないやつなんだろ。誰かのために憎んだり悲しんだりできる奴なんだろ」
アスタ「だから俺はお前と対等でいたい」
アスタとリーベは手を取り合い、共にルチフェロを倒すことに決めました。

リーベ(こいつはやっぱり、リチタの子供だ)
そんなアスタを見て、ナハトも「君は正しい」と認めました。
ナハト「だが正しい人間が報われるとは限らない。だから強くなれ。理不尽な悪に負けないように」
ナハト「あと2日で最強になる覚悟はあるか?」
そのころ、ノエルたちハート王国メンバーも、パトリたちエルフ組のもとで強くなろうとしていました。
ユノもまた、新しい魔法を習得していて――

ユノ「ゼノンを倒す算段はついている。だが実際の効果のほどが確かめられない」
帰ってきていたランギルスと共に、修業をすることに。

映画化決定

というわけで、ブラクロアニメの最終回。「ハルカミライ」の特別バージョンも流れて、控え目に言って神回でした!
アスタはヤミ団長を救い出すべく、ついにアンチ魔法の悪魔リーベと心を通わしました。共通の敵、ダンテにつく重力魔法の最上級悪魔ルチフェロ。これがスペード編のボス候補ですね。
ユノもまたヴァンジャンス団長を救うべく、強敵ゼノンを倒すための特訓を開始。
対ゼノンを想定し、同じ空間魔法を使うランギルスと特訓中。
ランギルスも金色の夜明けメンバーなので、共闘は必須。
ノエルたちも究極魔法を習得するため特訓中。
そんなブラクロのアニメは今回で最終回となりますが、映画化が決定しています。
さらに、このエピソードの続きが読めるコミックス最新28巻も4月に発売。
そしてっ!コミックス最新28巻は4/2(金)発売!
表紙は「翠緑の蟷螂」団長・ジャック!
漆黒の三極性攻略編に突入!
アスタの修業ははたして間に合うのか…!
激アツの1冊です!#ブラッククローバー #ブラクロ pic.twitter.com/LCm9X7eWZf— ブラッククローバー【公式】 (@blackclover_off) March 30, 2021
ブラクロは原作6周年に突入し、ますます盛り上がります。
連載6周年突入を記念して「ポータルサイト」OPEN!『ブラクロ』の情報をギュッとまとめたサイトが登場だ!!https://t.co/4EmODg2v5S#ブラッククローバー #ブラクロ #blackclover
— ブラッククローバー【公式】 (@blackclover_off) March 28, 2021
https://twitter.com/blackclover_off/status/1376187322526441474
世界80国以上で人気のアニメという実績もあるので、原作のストックがたまったらTVアニメの再開もありそうですね。
映画がスペード編の続きなのか、オリジナルなのかはまだわかりませんが、楽しみです。