『名探偵コナン』より劇場版第24作目「緋色の弾丸」が公開されました。
初日に観に行ってきましたので、見どころと簡単な感想をまとめます。
重要なネタバレは避けますが、若干のネタバレも見たくないという方は、感想の部分は読まないよう要注意。
あらすじと予告動画
※写真は新宿バルト9
4年に1度開かれるスポーツの祭典「WSG(ワールドスポーツゲームス)」。
その東京開催にあわせ、最高時速1000kmの「真空超電導リニア」を開通。
けれど、大会のスポンサーである各大企業のトップたちが拉致されるという事件が発生します。
15年前のアメリカでも同様の事件が起きていて、しかもその事件に当時のFBIがかかわっていることもわかり……。
まあ、詳しいことは予告編と公式サイトを観ていただいた方が早いですね。
劇場版『名探偵コナン 緋色の弾丸』予告
劇場版『名探偵コナン 緋色の弾丸』新予告
劇場版『名探偵コナン 緋色の弾丸』TVCM待望篇
劇場版『名探偵コナン 緋色の弾丸』TVCM共闘篇
劇場版『名探偵コナン 緋色の弾丸』公式サイト
https://www.conan-movie.jp/index.html
見どころ
今回の見どころは、なんといっても赤井ファミリーが登場する点。
FBIの赤井秀一。
その妹・女子高生探偵の世良真澄。
プロ棋士にして世良さんの兄・赤井さんの弟である羽田秀吉。
そして、彼らの母であり元MI6。コナンや灰原と同様にAPTX4869を投与され体が縮んでしまった「領域外の妹」メアリー・世良。
そのほかにも、羽田秀吉と交際している交通課の宮本 由美。
赤井秀一と同じくFBIに所属しているジェイムズ・ブラック、ジョディ・スターリング、アンドレ・キャメル。
彼らも登場します。
今作では、ある事件に対し
・コナン&FBIメンバー
・世良さん&メアリー
・毛利小五郎と警察たち
が別々に動き、そこに羽田秀吉が関わってきます。
赤井ファミリーと一口にいっても、関係は複雑です。
・赤井さんは世良さんに自分が生きていることを隠し、組織の手が世良さんに届かないようにしています。
・しかし、世良さんは組織と関わっているメアリーと同居中。けれどメアリーは赤井さんに自分が小さくなったことを教えていません。(赤井さんはなんとなく気づいているっぽい?)
・赤井さんはコナンの正体を知っていますが、世良さんとメアリーはコナンの正体に気づいているっぽいものの、コナンはとぼけています。そして、メアリーはわけあってコナンの前に姿を現せないようです。
・羽田秀吉はコナンの正体には気づいていないようですが、ただの子供ではないと見抜いているようです。赤井さんが生きていることも知っていますが、メアリーのことに関してはよくわかりません。
とまあ関係がややこしいのですが、彼らがどう混じり合うのかは見どころの1つ。
もちろん終盤のアクションも見どころです。
感想
緋色の弾丸を観てきた感想ですが、事件の全貌や犯人などのネタバレを避けていえば
・灰原と博士の発明が有能すぎる
毎回調べ物をしてコナンをサポートしてくれる灰原ですが、今回は元科学者の視点からコナンが知らない知識や情報を与えてくれます。いつも以上に有能です。
博士の発明も大活躍。
・園子マジいい奴
蘭のことを一番理解している親友であり、鈴木財閥のお嬢様ということで、物語の舞台やキーワードに関わることも多い便利なキャラクター。
今回は子供たちのために、演技をしたり、引率をしたり。優しいお姉さんな一面をたくさん見せてくれました。
・世良さんの映画
活躍レベルでいったら、灰原や羽田秀吉、赤井秀一かなぁといったところなのですが……。
赤井ファミリーの中でも特に誰の映画かと言われたら、世良さんだったような気がします。(微妙なところですが)
まあメアリーと羽田秀吉に関しては本編でまだそこまで描かれていないので、必然的に赤井さんと世良さんの出番が多くなるのは仕方ないですね。
その中でも世良さんは終盤でもコナンと一緒に行動したため、とくに出番が多かったと思います。
世良さん推しには嬉しい映画でした。
あ、ちなみに自分の推しはジン兄貴です!!
女性キャラなら上原由衣さんです!
来年の映画は?
コナンの映画といえば、ラストに次回のキーキャラが判明する演出ですよね。
2022年のコナンは……。
どうやら警察学校組が登場するようです。
とはいえメンバーの大半は作中の時間軸で亡くなっていますので、高木刑事や佐藤刑事あたりを中心にした警視庁がメインの映画で、過去に警察学校組が関わっていた事件が……みたいな感じでしょうか。
そろそろ工藤優作がくると思っていたので、これは予想外。楽しみです。
すでに映画を観たけど微妙だと感じた方へ
コナンの映画は作品ごとに重視しているものが違うので、今作が微妙だと感じた人は違う要素を期待していた人だと思います。
なので、“こういう映画なんだ”と分かった上でもう一度観ると楽しめるかもしれません。
自分にとっては、「業火の向日葵」がそれでした。
ミステリー要素や予告のダークキッドを期待して観た初見では微妙に感じたましたが、キッド映画として観直したら面白かったです。
というわけで、赤井さんや世良さんが好きなら楽しめる映画でした!