前回の『のんのんびより』はれんげを見守ってきた駄菓子屋。あっという間に何気ない気遣いできるれんげに感動した回でした。
季節巡って別れと出会いを感じる春。卓くんの卒業式、れんげはしおりちゃんの手を握る…。
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TVアニメ『のんのんびより のんすとっぷ』第12話 あらすじ
今日は越谷卓の卒業式!れんげ達4人で卒業生を送る歌をうたって多才の卓が自ら伴奏を弾く。
そして、午後からはあかねもひかげも駄菓子屋も巻き込み、みんなでのびのび遊んだ夕方。
予想外の緊急事態が巻き起こり大慌て、しおりちゃんも不安げな表情を浮かべるのだった。
主役は卓、今日は見切れない!

「在校生のみんなで卒業生に歌を贈ります」「誰がピアノ弾くの?」
小鞠の素朴な疑問に答えるように「・・・」無言でピアノを弾きはじめる卒業生の卓に夏海は…
「自分への歌を自分で弾くのか」
とこぼしながら声を揃えて歌う蛍たち。そんな卒業式も終わり、卓と一緒に帰る最後の帰り道。
「ちゃんとお礼いっとくん。どうもお世話になりました。」
「・・・・・」
蛍とれんげのお礼に無言で頷く卓なのでした。
駄菓子屋が集合場所!

初対面のあかねに「えっちょ…」戸惑うひかげ。このみにあかねを紹介してもらったひかげは
「私は東京の高校なんだけど!」「東京!!すごい!」
休日の駄菓子屋のシャッターを開けて中へ。一方、れんげ達もしおりちゃんを連れて駄菓子屋へ集合
みんなで「段ボールソリ」で遊ぶ様子を見ながら、このみはこんなことを考えていた。
「ひかげちゃんが東京に行って、れんげちゃんが一年生になって、あかねちゃんとあって1年か…」
「そう思うと…長かったというか、短かったというか…」
振り返っていました。そして、しおりちゃんを家に送るのだがしおりのお母さんが出てこない…
今日はのんのんびより!

「しおり…赤ちゃんが産まれそうで」
苦しそうなお母さんをタクシーに乗せ、不安げに見送るしおりの手を握るれんげ。翌日、満開の桜
良く晴れた日。れんげは小学2年生になり、夏海や蛍とかず姉でしおりの家に向かう。
「赤ちゃんなん!」「かすみっていうの。この子が学校へ行くようになったら、よしくね!」
と頼まれてれんげは「大きくなったら一緒に学校行くん!約束なんな!」
れんげの小指を小さな手で握るかすみ。その後ろから、一年生になったしおりちゃんを迎えて
「にゃんぱすー」と元気よく挨拶。みんなで学校へむかう。
「いつもと同じ道じゃないん、雨の時とか曇りの時とかいつもとちょっと違って楽しいのん」
「今日もいつもと違うお天道びよりなん!」
主役になっても無言を貫く越谷卓に笑い、れんちょんが優しく手を握る最終回でした。

「のんのんびより」が終わった…終ってしまった…。もっと見ていたかったというのが本音です。
3期は12話を通して春夏秋冬の綺麗な景色と共に、れんげの成長を見守っているような感覚でしたが
卓お兄ちゃんも卒業式ということで…ゆっくり時間が流れているようで早いものですね。
越谷卓が画面から見切れるところから、卒業してもう会えなくなるの?と心配しましたがそういうわけじゃなさそうで安心しました。
夏海やれんげといった個性の強いメンバーに負けることなく、一言も喋れらないけどどっかに卓が居るんじゃないか?今度は何を作ってるんだ?とついつい探してしまう不思議な存在でした。
卓が自分の卒業式でもピアノを弾くの?そこは先生としてかず姉じゃないのか!と笑っちゃいました。
そしてお気に入りだったのは、れんげがしおりちゃんの手をそっと握り。かすみがれんげの手を握り返すシーンですかね。
しっかりお姉ちゃんしてるなーと思いますし、いつかれんちょんもしおりちゃんの面倒を見ているうちに、駄菓子屋の気持ちが分かる日がくるのかな?と期待してみたり…
独創的な発想はしおりちゃんが引き継いでそうだなと未来を想像してしまいました。
「のんのんびより」は、人と人の繋がりを感じられる暖かく優しい作品でした。
最後に一言だけ…
制服姿の卓くん、超イケメンじゃなかった?何でも出来てイケメンとか…モテモテだろうね!
文章:あそしえいつYH