前回のトロプリ
ローラ、校内放送で歌う。
保育士さん体験
まなつ「保育士さん体験!?」
まなつたちは顧問である桜川先生の提案により、しらくも保育園にて保育士体験をすることになりました。
まなつ「保育士さんだって!」
さんご「すっごく楽しみ!」
盛り上がるまなつとさんごに、
あすか「子供か……大丈夫かな」
みのり「絵本、選ばないと」
ローラ「学校の外での部活ってことは、私も参加できるのよね?」
やる気を出すローラ。
くるるんのお世話もしているので楽勝だというローラ。
あすか「頼りにしてるよ」
いつも1人の男の子
というわけで、保育園にやってきたトロピカる部。
まなつは子供相手に全力でかけっこして勝ち、一方さんごはうまく手を抜いて子供に気持ちよく勝たせてあげたり。
まなつ「さんご優しい~~」
さんご「まなつみたいに本気で遊んでくれた方が嬉しい子もいるよ」
そんな中みのりは絵本を読みきかせるも、棒読み過ぎてダメだしをくらい……。
あすかもなれないおままごとで赤ちゃん役をさせられたり。
ローラもロングスカートで脚を隠し、まなつがうっかりくるるんの正体をばらしそうになり、「しゃべるぬいぐるみなのよ」とフォローしたり。お姫様ごっこで女の子の相手をしたり。
さんごは、いつも1人で本を読んでいるという男の子ワタルに声をかけました。
さんご「1人で平気?」
ワタル「僕、鬼ごっこも戦いごっこも好きじゃないし。誰かと遊ぶより、虫の方が楽しいもん」
ワタルが読んでいるのは虫の図鑑でした。
虫好きのワタル
ローラ「あら。なかなか見どころがあるじゃない」
ローラ「子供のころから将来のために努力する。まるで私みたい」
ワタル「お友達と遊びなさいっていわないの?」
ローラ「私も女王……こほんっ。とある目的のために日々頑張っているの。誰かと遊ぶ暇なんてないわ!」
ローラ「私、ローラ。あなたは?」
ワタル「……ワタル。サナギ、みる?」
ワタルはローラに心を開き、外にいるアゲハ蝶のサナギをみせてくれました。
サナギのことを知らないローラに対し、ワタルはスケッチブックに描いた絵をみせて、いろいろ教えてくれます。
ローラは人魚なので地上のことをよく知らないから、子供のために演技しているのではなく、本当にサナギが蝶になることを知らず、本気で驚いたり感動したりします。
まなつとローラは子供相手にもまっすぐ対等の目線で向かっていくけれど、ローラの方が子供の心を開くのはうまいのかもですね。あと、ローラの方がお姉さんっぽいですしね。
ローラ「面白いわね」
ワタル「虫って面白いでしょ!」
ローラ「虫もだけど、あなたもよ」
ワタル「えっ……そんなことないしっ」
嬉しそうにしつつも、恥ずかしくて下を向いてしまうワタル。
ワタルからすれば、ローラは初めて自分の好きなものを面白いと言ってくれて、しかも自分にも興味を抱いてくれた優しくてきれいなお姉さん。これはもう初恋ですねぇ。
一方、あすかとおままごとをする女の子ルリも、持っているスケッチブックには虫の絵が描かれていました。
積み木のゼンゼンヤラネーダ
そして、まなつは子供と一緒に泥団子をつくり、そのまま建物の中にいるみんなに「超つるつるの泥団子!」と見せに行き、
子供「まなつちゃん! 泥がお部屋に入っちゃうよ」
と子供に注意をされて。
あすか「どっちが子供だかわからないな」
と言われてしまうのでした。
そこへ、今回はエルダが襲来。
子供らしい遊びを求め、積み木のゼンゼンヤラネーダを出しました。
まなつたちは保育園の先生と一緒に、子供たちを避難させました。
ローラ「逃げるわよ、ワタル」
ワタル「アゲハ蝶が……」
ローラもワタルを非難させることにします。まなつは
まなつ「私たち、助けを呼んできますっ」
と先生に言い、外へ出てプリキュアに変身。
ゼンゼンヤラネーダと交戦しますが、敵は積み木なのでバラバラにしてもすぐ復活します。
そんな中、ワタルはアゲハ蝶のサナギを心配し、外に戻ってきました。
そこで、怖がって隠れているルリを発見して。
ワタル「なんでここにいるの?」
ルリ「サナギのこと……心配で」
ワタル「ルリちゃんも虫、好きなの?」
ルリ「……うん」
ローラの活躍
ローラはぬいぐるみの山に紛れていたくるるんをポッドに戻し、避難したはずのワタルが外にいることに気づき駆けつけました。
ワタルは怖がるルリ、スケッチブックを見せながら虫の話をして、彼女を安心させました。
そこへローラがきて、「早く逃げなきゃダメじゃない」と言いますが、ワタルがアゲハ蝶を心配していると知ると、2人を連れ戻すのではなく、サナギを護ろうとする2人を護ろうとしました。
敵の攻撃が飛んでくるも、間一髪のところでキュアコーラルが攻撃を防いで。
キュアコーラル「その子たちは……」
ローラ「ここは私に任せて。あなた達はさっさとやっつけるのよ」
キュアコーラル「うんっ」
ローラは不安そうなワタルとルリに「プリキュアは負けないわ」と語り掛け、2人と一緒にプリキュアを応援しました。
キュアフラミンゴ「こりゃぜったいに負けられないね」
子供のたちの応援を受け、気合が入るプリキュアたち。
キュアサマー「積み木を積む暇もないくらいの猛ラッシュで行こう」
そこでプリキュアたちは手数でゼンゼンヤラネーダの再生速度を上回り、合体技でとどめをさしました。
撤退していくエルダ。
保育士の才能があるローラ
ワタル「プリキュアー! ありがとう!」
ルリ「ありがとう!」
キュアサマー「こちらこそ応援ありがとう」
去っていくプリキュアたち。
入れ替わるように保育園の先生がかけつけました。
先生「あの怪物は?」
ローラ「よくわからないけど、なんか急に消えちゃって」
こうしてなんだかんだで保育士体験は無事に終わり、
ローラ「プリキュアのことは、私たちだけの秘密ね」
と、ワタルとルリに言うローラ。
ワタル「うんっ。1人もいいけど。友達もいいね」
そういうワタルはルリと手を繋いでいました。
さんご「ローラって、素敵な保育士さんになれそうだね」
ローラ「当然でしょ。ま、私がなるのは女王様だけど」
と、ローラのスペックがまた上がった回でした。
トロプリ14話感想
子供たちの応援を受けて強くなるという、映画のような回でした。
ローラは自分に正直すぎるから、時々偉そうだったり生意気そうに見えたりもしますが、基本的に優しくて面倒見がよくて、責任感もあって、ちょいドジだけどわりと優秀です。
さんごも子供の面倒を見るのがうまかったり、まなつも子供と同じ目線で接するけど、どんな子供の心も開かせるわけではなかったり。
保育士体験というエピソードの中で、それぞれの個性がうまく描かれていていいお話でした。