アニメ「スーパーカブ」第10話『雪』 あらすじ
学校も冬休みに入った。寒さ対策も万全の小熊。これで自由にスーパーカブで走り回れる、今まで通りいつでも、どこまでも。朝目を覚ますと外は雪に覆われた銀世界が広がっていた。スーパーカブに乗り始めて初めての雪だった。
雪深い冬でもカブなら楽しみを発見できる
季節はどんどんと進み、いよいよ二人が警戒していた冬真っ盛り。 学校も冬休みを迎え、山梨もすっかり分厚い灰色の雲に覆われた冬の世界。 ウインドシールドとレッグシールドのおかげで、寒さ対策はなんとかなった小熊と礼子。 冬休みにカブを飛ばしていると、道で出会ったのはモールトンを操る小さな天使こと椎ちゃん。 どうやら椎ちゃんは、実家のお店を自分好みに改造すべく着々と準備を進めているのだとか。 そんな中、小熊はカブに乗って初めての白雪の世界に遭遇する。 さすがの小熊も雪の中、カブを乗り回すことを諦めた…のですが、冬休みの朝っぱらから鳴り響く礼子からの電話。 「今すぐ来て！」という小学生のような、短絡電話に嫌な予感を察知した小熊は開口一番に「嫌だ」と断るも、今度は礼子から画像が送られてくる。 昔ながらガラケーを使用している小熊。jpg画像の読み込みの遅さが懐かしさを感じさせます。 その送りつけられた画像を見て、意見を変え「行く」と言い出した小熊…その画像とは…？
しかし、礼子のところに行くのにカブを乗ろうとしますが、雪道対策のしてない原付きは非常に危険…スピードも出せずにフラフラと運転する小熊。 なんとかかんとか礼子のところまで辿り着いた小熊に、礼子はカブ用の雪道チェーンを渡す。本当にカブのカスタムパーツは豊富ですね…。 かくしてフラフラだったカブはチェーンを巻いたおかげ安定感を増して、無事に走ることができたのですが、そうまでして礼子が小熊を呼び出した理由、それは山の上の雪景色を見せるため。 雪道をチェーンで登り、登りきったさきに見えて白銀の世界。見慣れているはずの風景でも、カブと一緒ならなんだか違った景色に見えてくる。小熊の世界は灰色の色彩から、明るい世界に。 足跡のない新雪を見ると踏み倒したくなるし、シュプールのないスキー場で最初に滑りたくなる。カブ乗りはカブでタイヤ痕を付けたくなる バイクの醍醐味でもある大草原を優雅に走る気持ちよさを、体いっぱいあびる二人。二人の気分にあわせて軽快なBGMに変わる演出もにくい。
それでも雪の深さにタイヤを取られて転んでしまう小熊。 くっきりと出来上がった小熊型の雪の跡。さながらスノーエンジェルのようなそれに、にんまりと笑う小熊。 いつしか、二人は防寒具もヘルメットもゴーグルも外して、半袖で雪山を文字通り跳ねるように走り続ける。 そしてバイクから今度は雪合戦へと発展。普段大人っぽい二人だからこそ、なんだか子供っぽいことをしているのギャップがたまらなく感じます。 『カブがあれば冬は楽しい』寒く辛いだけだった冬にも楽しみを見いだせるのだった。
椎ちゃんのピンチ
いつものたまり場、もとい椎ちゃんのパン屋を訪れた不良娘二人。 どうやら着実に椎ちゃんのイタリア領土は拡大の一途をたどっているようで、店内もだんだんと様変わりしていました。 雪山での遊びを聞いて、椎はモールトンで駆けつけたのにと少し悔しそう。やはり二人の関係を羨んでいる様子。 その翌日も椎のお店を訪れたが、今日も椎はお店の拡大に精を出している様子。外は雪だけでなく路面凍結もあり、カブどころか鹿やイノシシしか通れないとのこと 「買い物以外にもよく自転車に乗っていろいろ回ってるみたいで。
まるでお二人の後を追いかけてるみたいに」と、二人に触発された椎はモールトンで街を駆け回っているようですが……。 そんな小熊の元に一本の電話がかかる…それは椎から。 内容はSOS。
かすれそうな声で助けを求める電話がことの始まりでした……。
まさかの次回またぎ！
季節がさらに深まり、凍えるような雪の降る山梨に。 前回までの完全防寒ガードが功を奏したのか、あんなに辛かった冬もなんだか楽しめる季節に……そう、カブならね！ 最終的には雪山なのに二人で半袖になって遊びまくる始末。それだけエキサイティングした二人の遊び。楽しさのあまりウキウキで世界が色彩していくのがすごくよかったですね。
しかし、チェーンを巻くまではフラフラと運転していた小熊…路面凍結の恐怖や雪にタイヤを取られる経験というのは、誰しもが必ず味わったことのあるものだと思いますが…。 椎ちゃんがまさかの大ピンチ。そして次回またぎ…このアニメで初となる緊急事態！椎ちゃんの運命は…。
