前回のトロプリ
あすかと百合子、和解。あすかは再びテニスの道へ歩むことを決める。
好きなことを全力で
自分の進む道を決めたあすか。
そんなあすかを見て、さんごは思います。
さんご「あすか先輩勉強も頑張ってて、忙しいはずなのに前よりなんかキラキラしてるの」
さんごママ「好きなテニスに、進路を決めたからじゃない。好きなことに全力な人は、おのずと魅力に見えるものよ」
そんな中、さんごは以前関わったモデルのゆなが、雑誌のモデルオーディションで審査を行うと知りました。

さんごのやりたいこと
審査は
1次:書類審査
2次:動画審査
そしてその次に面接があるとのこと。
ローラもオーディションへの参加を決めます。
さんご「テニスが好きなあすか先輩。本と物語が好きなみのりん先輩。女王様を目指して頑張ってるローラ。なんでも今好きになったものに、全力で一生懸命になれるまなつ。みんなすっごくキラキラしている」
さんご「でも私は? 私は何がしたいんだろう。本当に好きなのはなんなんだろう」
可愛いものとコスメが大好きなはずですが、揺れていました。
まなつ「さんごだって凄いじゃん。可愛いものが好きだし、メイクも得意だし」
さんご「得意って言っても、本気で勉強したわけじゃないから」
さんご「でも私も、みんなみたいにキラキラしたい」
だからさんごは、自分の好きという想いが本当どうか、確かめたいと思いました。
ゆえにオーディションへ挑むのですが、まなつは可愛くてファッションに詳しくて優しいさんごなら、きっと合格できると思っていました。
誰かにメイクをすること
そんなさんごは、書類審査を突破します。
ローラは封筒に宛先の住所を書かなかったため、書類が届かず落選となりました。
こうして、ローラもさんごを応援することに。
さんごは面接による審査まで進みました。
会場にて、さんごはメイクがうまくできず悩んでいる他の参加者に、メイクをしてあげました。
ライバルを助ける行為に、そのほかの参加者たちは驚きます。

面接が始まり、さんごは審査員の1人となったゆなと再会します。
「あなたはどんなモデルになって、どんな活躍をしたいですか?」
審査員の1人に問われるさんご。
さんご「私のやりたいことは――」
しかし、さんごの頭に浮かんだのは、モデルになった自分ではなく、ほかの参加者にメイクをしてあげた先ほどの自分でした。
さんご「私は可愛いものが好きなので、それを、その……みんなに届けられれば……」
さんごは迷いながらも答えます。
それでもさんごは審査を突破します。
自分がメイクをしてあげた子も審査を突破し、そのことを知ったさんごは嬉しく思いました。
だけど、さんごは審査に落ちて泣いている子のことも気になっていました。
最後の審査を前にしたさんごの前に、ゆなが現れました。
ゆな「なにか迷ってますか?」
ゆうな言います。
ゆなは映画撮影の時、さんごたちに助けられたことを感謝していました。
と同時に、さんごなら合格できるから「迷わずに一歩踏み出して」、と言います。
そんなゆなに対し、さんごはたずねます。
さんご「女優さんのお仕事、好きですか?」
ゆな「はい」
さんごの決断
最終審査の時間直前になり、ヤラネーダが登場します。
まなつたちはさんごを最終審査に行かせ、自分たちだけでヤラネーダを倒そうとします。
しかし、キュアコーラル抜きでは苦戦してしまうプリキュアたち。
一方、さんごは審査員に最終面接の順番を後にしてもらうように頼み、キュアサマーたちのもとへ駆けつけます。
キュアコーラル「ヤラネーダの攻撃は私が防ぐ。だからみんなは攻撃をお願い!」
まなつたちは、キュアコーラルに変身したさんごがいつも敵の攻撃から護ってくれるため、安心して戦えている――ということを、さんごに話していました。
キュアコーラル(戦闘での私の役目は、護ること。みんなが元気に戦えるように、こうして支えるのが私の仕事)
キュアコーラルはヤラネーダの攻撃をおさえながら、思います。
同時に、オーディションで他の女の子をメイクしてあげて、それが楽しかったことも思い出します。
キュアコーラル(やっとわかった。私の本当に好きなもの。私の可愛いがみんなに伝わって、もっと可愛くなる。私の力がみんなを助けて、もっと可愛く、もっと強くなる)
キュアコーラルのみんなを護り支えたいという強い想いにより、シールドの数が増えます。

キュアコーラル「私の好きは! ここにある!」
キュアコーラルは自身の必殺技でヤラネーダをひるませ、キュアラメールによるやる気パワーの回収と、みんなとの合体技に繋げました。
こうしてヤラネーダを倒したプリキュアたち。
迷いを捨てたさんごは、会場に戻りオーディションを辞退しました。
ローラ「もったいない。辞退しなきゃ合格してたのに」
さんご「でも、気づいちゃったんだ。自分が人前に出るより、誰かを可愛くしたり、可愛いものをみんなに伝える方が、嬉しいし楽しいって」
さんご「だから、そういう道に進みたい」
こうして、さんごはついに自分の道を決めたのでした。

トロプリ39話感想
さんごは母がコスメショップを経営し、モデルのメイクもこなしているため、普段からコスメや可愛いものに触れています。
おしゃれも好き、可愛いものも好き、コスメも好き。
だからこそ自分がモデルとメイク、どちらへ進みたいのかがわからず迷っていました。
そんなさんごがどんな道を選ぼうと、信じて応援する仲間たち。
そして、さんごのやりたいことや進む道と、キュアコーラルになった時の役割・戦い方が一致しているのもいいですね。