『進撃の巨人』調査兵団エルヴィン団長とリヴァイ兵長の胸に突き刺さる決断!!

みなさんは大好きなアニメで「この人好きだったのに死んじゃった…」とショックを受けた事はありませんか?
筆者は自分の推しキャラがもう登場しないのか…とカルチャーショックを受けて悲しくなったことたくさんあるんですけど、その中でも特に印象に残った作品は「進撃の巨人」です。
TVアニメ「進撃の巨人」The Final Seasonが放送されましたね。そして、もうすぐ『進撃の巨人』The Final Season Part 2」が放送されます。

私はめっちゃくちゃ続きが気になっているのですが、本当は生きていてほしかった推しキャラをご紹介していきたいと思います。

消えゆく意識の中で仲間達に託した想いは胸を突き動かされる名シーンマジ泣けます。。

※注意:作品のネタバレを含んでおりますのでご了承ください。

進撃の巨人/エルヴィン・スミス

巨人の脅威に晒され美しくも残酷な世界で生き残るべく結成された『自由の翼』を背負い、多くの犠牲を払いながらも最前線で戦い続けてきた『調査兵団』

『人類最強』といわれる『リヴァイ・アッカーマン』も信頼を寄せており、戦況を見極める冷静な判断力と決断力で調査兵団を導いてきた団長『エルヴィン・スミス』『人類の存亡』という使命を果そうと尽力するエルヴィン。でも、実は自分の目的を達成するためなら、手段を選ばず犠牲を厭わず突き進む性格が大好きです。

正直、この人には生きていてほしかった…エルヴィンとハンジやリヴァイ。またこの3人で歩いている姿を見せてほしかったです。

生者に意味を託すという決断 

不可能とも思える作戦を陣頭指揮してきたエルヴィン、圧倒的な殲滅力で巨人を斬り倒してきたリヴァイ。この2人が覚悟を決める場面がカッコよすぎだろ!って胸が熱くなった場面をご紹介させてください。

ウォール・マリア最終奪還作戦にて

過去に犯してしまった取り返しのつかない過ちと父との夢を語り、その夢を叶えるために、兵団を犠牲にしてでも構わないと利用したと後悔を語るエルヴィンに対し、リヴァイはこう返します。

『お前はよく戦った。おかげで俺たちはここまでたどり着くことが出来た。俺は選ぶぞ!夢を諦めて死んでくれ、新兵たちを地獄に導け。獣の巨人は俺が仕留める』

『リヴァイ…ありがとう…』エルヴィンはホッとしたような笑みで返す。

このやり取りがホント深い…エルヴィンが安堵するのが辛く虚しいですね。筆者は『多く語らずともお互いが何を考えているか分かってしまう関係性』が堪らなく好きなんですよ。

そして、エルヴィンは新兵たちに『次の生者に意味を託す、それこそ唯一、この残酷な世界に仇なすすべだ』と無謀な突撃をして死ねという作戦と呼ぶにはあまりも残酷な命令を下すのです。

冷酷な命令ゆえに新兵から「悪魔」呼ばわりされてしまうのですが、エルヴィンもひん死の重傷を負い、自らも生者に意味を託すかのように、リヴァイの手を跳ね除け、生き残れる可能性を捨て息を引き取るのでした。

リヴァイとエルヴィンが好きなら『進撃の巨人 悔いなき選択』もオススメ!

『進撃の巨人 悔いなき選択』では、ゴロツキだったリヴァイとまだ分隊長だったエルヴィンとの出会いを描いた作品となっております。

筆者は『悔いなき選択』を視聴して『昔は信頼とは程遠い関係性だったの?イメージと全然違う。』と愕然としました。リヴァイはエルヴィン殺害を遂行しようとしていたり、エルヴィンもリヴァイの判断の甘さを指摘しギクシャクした壮絶な過去が描かれていました。

このエピソードの中でもっとも印象的なエルヴィンのセリフがあります。

「何か迷いがあるのではないのか?それはすぐにお前自身を殺すぞ。」

常にリヴァイに対して選択を迫り、すべてを見透かしたエルヴィンの立ち振る舞いはカッコイイのですが、「進撃の巨人」のストーリ進むにつれて、このセリフがとても重く意味のあるものへと変わっていきました。

私はこの「迷い」がエルヴィンとリヴァイを繋ぐひとつのキーポイントだと思っています。

団長の最期とリヴァイの迷いと決断

エルヴィンの最期となった「ウォール・マリア最終奪還作戦」で、自分の死をあえてリヴァイに決断させることには大きな意味があったんだと思います。

『自分の死を織り込んだ作戦を立て、エルヴィンを死なせたくはないと思っているリヴァイに辛い選択を迫ることで、その「迷い」を吹っ切ってほしかったのではないでしょうか?』

彼の夢を託す以外にも、リヴァイ、今度はお前が人類を導け!という意味も込められていたと思います。

そう思うと珍しく動揺しながら「俺は選ぶぞ」と言ったリヴァイに「ありがとう」と笑顔で返すエルヴィン。2人の過去を知って改めてこの会話の意味を考えると辛くもあり、深すぎます。

あの笑顔…エルヴィンによく頑張ったよと労いたい反面、死なないでくれ!って願ったり、ホントいろんな感情が込み上げてきて揺さぶられました。

過酷な世界で生き抜いてきた戦友と呼べば聞こえはいいのかもしれません。でも、2人の間に常にあったものそれは、「迷いと選択と決断、後悔の連続」だったのではないでしょうか?

――― その結果は誰にも分からない それでもまだ見ぬ答えを追い求めて ―――

真意は2人にしか分かりませんが、それでもエルヴィンの夢や意思をリヴァイが受け継ぎ、『心臓を捧げよ!』と命を燃やし重責を果たす2人が死ぬほどカッコイイことは間違いないでしょう!

文章:あそしえいつYH

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