「りゅうおうのおしごと!」連敗中の棋士は可愛い弟子が出来て将棋と向き合えるように!『可愛いは正義!』

2018年1月から3月まで放送されていたテレビアニメ「りゅうおうのおしごと!」より棋界の大タイトルの一つである「竜王」を奪取したものの、その後スランプに陥っていた高校生の「九頭竜八一」、弟子入りを申し込んできた旅館の娘「雛鶴あい」、2歳で将棋のルールを完璧に把握していたという天才の八一の姉弟子で幼馴染「空銀子」を紹介していこうと思います。
 
八一は内弟子を取る事を意識していなかったのですが、あいと対局し棋士の才能があると気づいたことで春休みの間だけ弟子にしようと決め、JS研の少女達やプロ棋士たちとの対局を通じて、八一自身も棋士として大切な”最後まで力を振り絞った戦い”を思い出していくのです。

マイペースすぎる将棋の天才・九頭竜八一

6歳の時に指導対局で闘った清滝九段に憧れ、内弟子として修行を始め、小学校3年生のときに小学生将棋名人戦で史上最年少優勝した経験がある。16歳で最上位の竜王になったプロ棋士。
優柔不断で口が軽いため多くの女性に好かれているにもかかわらず、その気持ちにはいっさい気づいていない超鈍感でマイペースな性格。

「だらだら指し続けることは竜王として見苦しい」たとえ負けても激戦だったかの様に盤面を飾るタイトルホルダーとしてプライドから、自分が思い描くような将棋が指せずにいた。

そんな彼を救ったのは雛鶴あいでした。盤上の駒の動きを何十手先を読み、常に勝つことを諦めない姿勢で挑む彼女を見て、体面を守る将棋から勝つまで粘る戦い方に”誰にも負けたくない”と思い直すキッカケをくれたのでした。

しかし、女子小学生からモテモテ過ぎて、銀子から”クズ竜王””ロリコン”と呼ばれることも。

八一が大好きで旅館から家出してまで修行に来た少女・雛鶴あい

竜王戦第七局で、勝負の重圧から廊下に倒れていた八一に水を差し出し、彼を救った。八一の竜王戦の対局にみて惚れ込んだことがキッカケとなり、弟子入りを申し込む。

彼女は石川県の旅館『ひな鶴』の一人娘で将来は旅館を継ぐ前提で両親からの教育を受けたため、家事は得意で料理は「佃煮を海苔から自作する」などかなりの腕前。

元々祖父が将棋好きだった影響で家に将棋盤や棋書などが一通り揃っていたこともあり、わずか3ヶ月で『将棋図巧』の詰将棋を全問解くほどの棋力を身につけたが、母親は将棋が嫌いで続けることを反対したため、春休みに大阪にある八一の家に押しかけた。

その際、八一が得意とする戦法「相掛かり」で竜王を追い詰め、その才能を見込まれて弟子入りを果たす。八一の家に住み込みで将棋のノウハウを教わるため共同生活を始めた。

また対局に集中すると、身体を左右にゆらゆら揺らして「こう…こう…こう」と呟き相手を追い詰める一手を導き出す集中力と追い詰められても勝負を仕掛けていくメンタルの強さも併せ持っている。

隠し事をしていた八一から「どうしたら信じてくれるの?」と聞かれて「拷問します」と返すなどヤンデレで嫉妬深い性格だが、一番弟子として生活や体調面だけでなく精神的なところまで竜王戦など大事な場面で必ず八一を支えている。

そして、感情が昂ると金沢弁が出る癖があり、特に八一が他の女性にデレデレしていると「ししょーのだら!」、恋と将棋のライバルである銀子には「だらぶち!」と言っている。

ツンデレの努力家な姉弟子・空銀子

2歳で将棋の駒の動かし方を覚え、4歳で清滝九段の内弟子になり小学校2年生で小学生名人戦で優勝して八一の最年少記録を塗り替えた。

11歳で奨励会在籍のまま女流二冠になったものの短時間で八一に追い抜かれたことで自分だけを見てもらえる場である公式戦での対局を目指し、女性初の正棋士となるため努力を続ける八一の姉弟子。

かなり頑固な性格で極度の人見知りであり、八一のことが大好きでも素直になれずきつく当たってしまうが多い。またあいを弟子に取ることを最後まで反対していたが、あいの対局相手をしたり問題点を指摘するなど厳しくも面倒みがいい。

棋士としては、公式戦無敗という圧倒的な強さを誇り、黒星つかないことから『浪速の白雪姫』という通り名で知られている。また本気で考えだすと氷のような美しい青い瞳に色づくという特徴がある。

「りゅうおうのおしごと」将棋を知らなくても楽しめる作品でした。ここが面白いポイントだ!

筆者は『りゅうおうのおしごと』を視聴する前は「将棋アニメか…ルール分からないし楽しめるのかな??」と思ってましたしかし、そんな心配はいりませんでした。
見始めると止まらない!あまりアニメを長時間観れない私がぶっ通しで12話を見終えてしまいました。あ…終わっちゃったよ続きはないのか…と悲しくなるほどでした。

ここまでのめり込んで面白かったな!と楽しめたポイントは、将棋の難しさをキャラクターの表情で表しているところです!

例えば、もしこれが命の賭けたバトルアニメなら主人公がケガをしたり、土壇場で能力を発動させたりピンチかどうか?一目で戦況が伝わりやすいのですが、

「りゅうおうのおしごと」の舞台は将棋、盤上の戦いです。

ルールを知らない人からすると、「今追い詰められてます」と言われても「いや分からん…」と普通なら置いてけぼりになってしまいそうですが…

第1話冒頭、八一がどれほど真剣に人生を賭けて「竜王戦」に挑んでいるのか?というプレッシャーをしたたり落ちるほどの汗、真っ直ぐ歩けないほどふらつく足元、八一の霞む視界などで表現することで、今どういった局面を迎えているのか?がすごく伝わりやすくてすごい!と正直、めちゃくちゃ感動しました。

それにここが勝敗の分かれ目ってところでは覚醒してキャラクターの瞳の色が変わります。ここもカッコイイんですよ!
覚醒したな逆転の兆しかとワクワクしちゃいました。

そして、ストーリーが進むにつれて将棋の段級の多さに驚き、将棋の世界は厳しいなーというところもしっかり描かれていたりして清滝 桂香さん頑張れー!って応援してました。

っとまぁ…まだまだ書きたいことあります…でも正直ここも良かった!

小学生最高だぜー!!と叫ぶくらい、あいちゃんが可愛い。ツンデレ銀子さんも可愛いと思いました。
んっ?一気に流れ変わったなっ今、筆者ヤバイ奴だな!と思いませんでした?

違いますよ!「小学生最高だぜ!」はロリコン王 八一さんの発言ですよ!

八一師匠に甘えるあいちゃんも可愛い。悔し涙を流すあいちゃんも可愛い。ヤンデレになったあいちゃんも全部可愛い。

そんなあいちゃんと恋でも将棋でも良きライバルとして火花を散らす銀子さん!

小学生に囲まれてデレデレの八一を見くだす銀子さんも可愛い。勇気を振り絞って必死のアプローチ試みる銀子さんも可愛い。相手が小学生と言えど手を抜かない真剣な銀子さんも全部可愛い。
余談ですが筆者的にはJS研の中ならシャルちゃん推しですね、もう可愛さのすべてが詰まっております!だただたかわいい!

対局パートは至って真剣に、日常パートはみんなを可愛いと愛でる、この緊張と緩和のバランスが丁度いいんです。

そして師弟愛に感動する作品だなーと思いましたし、将棋のルールを知らない私でも非常に楽しめました。

それに将棋は子供から大人まで幅広い世代が楽しめるって素晴らしいですね。
八一も16歳で竜王ですし、険しい道のりですが小学生のあいちゃんにだってタイトルに手を伸ばすことだって出来るはずファイ! もし願い叶うなら「りゅうおうのおしごと」2期でみんなの行く末を見届けたいです! 

文章:あそしえいつ T.A

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