『アダルトゲーム原作のアニソンが心に響く神曲ぞろいな件』

アニメの元ネタと言われると一般的に漫画や小説が原作のものが多く楽曲もキャッチーで知名度が高いと感じてしまいますが、アダルトゲームが元となったアニメ作品も耳に残りやすく心が動かされる神曲が多いことをもっと知ってもらいたい!と思ったので私がおすすめする3曲をピックアップして紹介していこうと思います。

ストーリーをイメージしたアニソンも多いので、登場人物の心境を歌詞に落とし込み、作品に合った曲調の選び方をしているのだと思うと、奥深さがあってお気に入りの楽曲を見つけるのも面白そうだと思います。

繊細な心理描写を深掘りした神曲ホント最高ですよ!

「グリザイアの果実」絶望の中でも希望の羽を探して「Rainy veil」

ノベルゲーム「グリザイアシリーズ」を原作とし、2014年にテレビアニメが放送されていた「グリザイアの果実」の10話から12話で使用されたエンディングテーマ、歌われているのはシンガーソングライターのやなぎなぎさん。

歌いだしの「羽が舞い散る静寂の場所 逃げるように消えてく影」

12話のED映像では、羽が舞い落ちる部屋の中で、お皿の上にのっているザクロを面倒見のいい姉御肌の周防天音と判断力と知識量に恵まれた主人公である風見雄二の亡き姉・一姫が手を握り信じあってる関係性が読み取れてすごく印象的ですね、

真っ白からザクロによって赤く染まっていく状態が苦しみを示す「影」だとしたら、舞い落ちる羽が示す光を増やすことで逃げることも人を強くするために必要な行動なんだという思いを表現しているように感じました。

サビ前の「眠りにつくまで不器用な愛をあげる」 

星空をバックに使用することで歌詞にもある「眠り」というイメージを強調し、性格が全く違う天音と一姫が向かい合って手をつないでいる姿で「不器用な愛」を感じます。
素直になることに照れ臭さくて悩んだら、まずは些細な相手の変化に気づいて伝えることからはじめようという意味かもしれません。

サビの「涙流すこと笑うことさえも ぎこちがないからおかしいでしょう?」

星空が徐々に赤く染まって微笑む一姫、グリザイアの中でも「エンジェリック・ハゥル」は過酷な日々を過ごし追い込まれていく重いエピソードでした。それだけにやなぎなぎさんの美しい歌声と落ち着いたメロディーに救われました。

「大図書館の羊飼い」経験から新たな発想が生まれることも「On my sheep」

原作は18禁恋愛アドベンチャーゲームで、2014年にテレビアニメが放送されていた「大図書館の羊飼い」オープニングテーマ、歌われているのは声優の中恵光城さん。

Aメロの「憧れを書き留めて いつか叶える日のために 折り目つけたあのページを開きたい時が来た」

本をたくさん運んでいる学園をより楽しくするため活動する図書部員・白崎つぐみと一人で本を読むのが好きな優秀ボーイ・筧京太郎がぶつかるところが、歌詞の「憧れを書き留めて いつか叶える日」を表現しているように感じました。

夢を叶えるためのきっかけはいつ見つけられるかわからないからこそ、いろんな物事に触れる機会を作り向上心をあげておくことも必要だというメッセージを伝えているように感じました。

サビの「だから さあおいで そのままで! 弱虫も隠さないで」

理想主義の汐美学園生徒会長・望月真帆をはじめとした女子キャラがクルクル回りながら踊っているところが、「弱虫も隠さないで」と自由に思いを吐き出して生きていくことは大人として過ごす時間が延びれば延びるほど難しくなるからこそ、子供の時から正直に相手に話すことを心掛けられるといいという思いが込められているように感じました。

ラストの「そう…きみと、わたし、もっと!」

チェック柄の下地から順番に作品タイトルロゴが完成していくところが、歌詞の「もっと」に込められたいろんなことを受け入れられる広い心を持ちたいという意志が強く伝わり、上辺だけで物事の良し悪しは決めないようにしていこうと改めて思いました。

「リトルバスターズ」大切なものは守り通せる「君とのなくしもの」

恋愛アドベンチャーゲームを原作とし、2012年から翌年にかけてテレビアニメが放送されていた「リトルバスターズ」第2期エンディングテーマ、歌われているのは北沢綾香さん。Key作品の中でも名作中の名作です。

Aメロの「なくしたもの 大切なこと 守れなかった僕らの」

気弱だけど友達思いな主人公・直枝 理樹が仲間と一緒に青空を見上げていて、今まで自分たちが「なくしたものや大切なことを守りきれなかった」という苦しみを乗り越えて変わりたいというリトバスの根幹と重なる歌詞がいいですね。

前を見据えることをやめなければ人は、いつまでも強くなるんだと理樹の強いまなざしから決意を感じました。

サビの「でも僕は君じゃないから 伝えることしかできなくて」

剣の道に命を捧げる熱血バカ・宮沢謙吾の後姿を日傘がトレードマークの読書家・西園寺美魚とお菓子が好きなおっちょこちょいガール・神北小毬。みんな違ってみんないい!仲間想いのリトルバスターズらしく「僕は君じゃない」からこそ、なんでもを教えてほしいっていう優しさを感じます。

ラストの「指先へ幽かに残してその手取れるように」

リトルバスターズのメンバー全員が桜の木を眺めている後ろ姿のアップが映るのは、仲間に手を差し伸べられるようにしておくことが大切という思いを伝えているように感じました。

アニソンを聴いて心を前向きにしていくのです!

私自身なかなかアダルトゲームをする機会がないため、今回紹介させていただいたようなギャルゲーや恋愛アドベンチャーを題材にした作品の楽曲は初めて聴いたのですが、恋愛模様をストレートに表現しているだけでなく、悩んだ時に背中を押してもらえるような力強さが伝わる歌詞や疾走感を感じる曲調のものもあり、繊細な心理描写が表現されていていい曲だなーと思いながら聴いていました。

ちなみに、私のお気に入りは2曲目に紹介した「On my sheep」の「君の知らない誰かだって 泣いたり笑ったりしながら 世界を動かし続けてるから」

この歌詞には、物語が展開する中で図書部員たちがみんなが笑顔になれる瞬間を増やすためにも自分自身が楽しかった経験や辛い経験を通してたくましくという決意が込められているようで胸を撃たれました。

まだまだゲームが原作になっている作品はたくさんあると思うので、今後も気になる作品の楽曲は皆さんに紹介していけたらなと思います。アニソンの楽しみ方は、無限大!

文章:あそしえいつ T.A

 

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この記事のライティング担当:あそしえいつ

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