さて、私は小説も読んでおらず、予備知識なしで面白そうだな!と思って「王様ゲーム」を見始めました。
最初は結構スプラッター表現が多くて驚きました。そのため、これ最後まで観れるのか?と不安に思いながらも、「王様は一体誰なのか?」というミステリー要素も含んでいたので、1話を見終る頃には最後まで見ようと思うぐらいハマってしまっていました。
では、不思議な魅力がある「王様ゲーム」について語っていきたいと思います、
このページの目次
「王様ゲーム」の簡単なあらすじ、24時間以内に命令に従え!
〈王様ゲームのルール〉
1.クラス全員強制参加です。
2.王様から届いたメールの命令に24時間以内に絶対に従って下さい。
3.命令に従わなかった場合は罰があります。
4.王様ゲームを途中でやめることは絶対にできません。
クラスメイト達に送られた『王様』からのメール、誰もがただのイタズラだと思った。
しかし、転校生の金沢伸明は今から始まる『王様ゲーム』の恐ろしさを知っていた。
罰を下す=死 を意味することを。どうやってもこのゲームは終わらない…。
転校生、伸明のカッコイイところ!
伸明が転校生としてやってきたその日から、不可解な死が連続して起こり『王様ゲーム』が始まってしまったことを悟るのでした。
しかし、王様からのメールは危ないと告げたことで、クラスメイトから『お前が王様だろ!』と疑いの目を向けられ、暴行されてしまいます。『最低…』と冷たい言葉が浴びせられ、誰からも信用されない。
そんな最低最悪の状況でも、「きっと王様ゲームから抜け出す方法が見つかる。」と信じて、どうしたら一人でも多くのクラスメートを救えるのかを常に考えて行動できるのが良いですね。
また、自分の事より、クラスメートの事を考えられる人ってカッコいいです。
それでも、やっぱり自分の命が大切という想いがクラスメイト達を狂わせていきます。
王様ゲームの罰
王様ゲームの罰が下されれば、凄惨な死を遂げてしまう。また、その死なせ方がだんだんエスカレートしていくんですよ。
手足がちぎれてしまうとか、首が360度回してしまうとか。
とにかく普通では考えられないような最後を迎えるので「王様、そんな残酷な事をするの。そんな残酷な死に方をさせないで。」と衝撃を受けました。
生き残るためには無理難題の命令に服従するしかないんですよ。
王様に腹が立って仕方ないんですが、人間不信に陥った時こそ試される人間の本質、本音ほど怖いものはないなー。とゾッとした場面もあります。
本当に怖いのは王様か、人間か?分からなくなってくるあたりが本作の魅力だと思いました。
そして、逆に命の危機だからこそ見えてきたもう1つ魅力にして大切なところがあります。
どうしても伝えたい想いを最後の瞬間に
怖い本音をぶちまえける人もいれば、逆にこんな危機的状況だからと何気ない優しさが暖かく感じました。
王様ゲームをキッカケに携帯番号を交換して、恋人みたいにいい雰囲気になったりするんですよ。いわいる吊り橋効果ってやつですかね。
そういった繋がりを求める者は、伸明を中心に大切な想いを託すところが心にグッとくるポイントでした。
人間の怖い部分も描きながら、優しい一面もしっかり感じられるところが良かったです。
王様ゲームの衝撃的な結末
ネタバレになるので詳しくはあえて書きませんが、『王様ゲーム』の終わらせ方は”伸明の前の学校で起きた恐怖体験”が謎を解くヒントになっています。
1つだけ言えることは、転校初日に伸明は王様からのメールを見て『王様ゲームからは逃れられない』と呟くということは…??
私が書けるのはここまでですが、ラストまで視聴した感想としては『そんな最後ありなの?』でした。
もし、私が「王様ゲームに参加」したらと考えてみると、
伸明みたいに、みんなで乗り切ろうとするのか?、 奈津子のように自分だけは生き残る!と覚悟を決めるのか?悩みどころでした。
私が言うとしたら、命はひとつしかないから、大切にしていこう!と思うくらいです。
ある意味で視聴している私たちが「王様ゲーム」に巻き込まれたクラスメート達の人間模様を”王様視点”で覗いているのかもしれません。
王様の命令に服従し理不尽なデスゲームの行く末は…みなさんでご覧になってください。
ここまでまで読んでくださり、ありがとうございました。
文章:あそしえいつK.M
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