『MARGINAL#4の楽曲は甘さも刺激も一度に味わえちゃう贅沢ソングぞろい!』

2017年に放送されていたアイドルアニメ「MARGINAL(マージナル)#4 KISSから創造(つく)るBig Bang」。その楽曲は曲調に違いがあり、甘さも刺激も味わえる贅沢な仕上がりになっています。そのため、多くの人に楽しんでもらえると思えたので、個人的に好きな3曲をピックアップ。順番に紹介していこうと思います。

アイドルソングってかっこいいや可愛いという印象が強いジャンルだと思います。しかしファン同士で好きなメンバーが一致しないのと同じで曲に対する印象が違うのも当たり前だと私は思っています。だから私が個人的に好きなところをひたすら語っていきます。笑

アイドルはいろんな表情を見せてくれるからこそ、応援しがいがあるのです!

個性は認め合えばどんな形でも混ざり合う「We Me!!!!」

桐原アトム(CV:増田俊樹)、藍羽ルイ(CV:高橋直純)、野村エル(CV:KENN)、野村アール(CV:鈴木裕斗)。この4人で結成され「銀河の果てまでKISSを届ける」がコンセプトのMARGINAL(マージナル)#4(通称:マジフォー)。彼らが歌うオープニングテーマ。

Aメロ「凝り固まった 背骨を シャンと伸ばして 見えない 明日を 蹴飛ばせ ブツかり上手でも 想い伝えたいんだ 曖昧な“I”じゃ」

さて「荒れ狂うシューティングスター」ことアトム。彼が背伸びをしつつ登校している最中に思い切り地面を蹴り上げているシーン

アトム自身のオレサマ気質な性格と周りを気にせず地面を蹴る行動。それが、「想い伝えたいんだ 曖昧な“I”じゃ」の歌詞に込められ、「男らしく振舞ってこそ真のアイドルだ」という彼の思いをストレートに感じます。そして、正直者って自我をしっかり持っていてかっこいいと思いました。

サビ「ハジらう(Yeah!)音符が(Yeah!) 五線譜からHammingだ♪ふたりの(Yeah!)瞳で(Yeah!) おなじ未来を、重ねれば!?」

 
MARGINAL(マージナル)#4の4人がスタジオでダンスレッスン中にハイタッチを交わすシーン

明るい性格のアトムやエルにとっては何気ない会話に気を遣う事は少ないです。しかし、逆におとなしいルイやアールは自分の発言に一喜一憂していそう。そんな性格が「ハジらう(Yeah!)音符が(Yeah!) 」の言葉から感じます。

でも「未来を重ねる」のフレーズに続きハイタッチを交わす姿が見えます。ここは互いの欠点を埋め合えるいい関係なんだと安心感を与えてくれ気に入っています。

ラスト「Shidoro-Modoroでキッス(♡´ω`♡)(そのまま見つめたら♥)やり切れないよWe↑Me↓(誰よりも愛して)」

MARGINAL(マージナル)#4の4人がライブ中に振付を踊った後、指でハートを描きポーズを決めるシーン

ところで、思いの伝え方って個人差があります。だからこそ、集団で活動する場合は考えを一致させておくことは必要不可欠だと思います。

だからこそ彼らがファンがいて活動できている感謝を、誰の中にもあるハートで可愛いらしく伝えている。そこにインパクトを感じられました。ちなみに実際にいたら応援したくなってファンクラブ入会しそうです。笑

可愛いだけが最年少の魅力とは限らない「REAL?」

第6話で使用されたエンディングテーマ。歌っているのは新堂ツバサ (CV.蒼井翔太)、滝丸アルト (CV.沢城千春)、仲真テルマ (CV.染谷俊之)の3人。「空より降り立った、若き一角獣(ユニコーン)」がコンセプトでMARGINAL(マージナル)#4の後輩ユニット・「UNICORN Jr.」(通称:ユニコ)。

Aメロ「ヤバめなBless 今、すぐ 告白[はな]せよ 事情をI Gotta Jealousy キミの 痕は アザとい 薫り」

暗転するステージ上で小悪魔キャラの最年少・ツバサがソロで歌った後に3人がライトで照らされるシーン
 
ツバサが負けず嫌いな性格なことを他の二人はきちんと理解しているからこそ、攻撃的な「告白[はな]せよ」の言葉が最初に入りつつも、きれいな言葉につなげる。その結果、先輩たちに近づき覚えてもらいやすいイメージをつけたいという彼らの目標が明確になっている前向きな歌詞ですね。

サビ「リスク塗れでもいい 愛せるのなら 捉えて Just Say “Yes”」

ユニコ3人のシルエットが光の中で踊った後、天然キャラのアルトが一人で踊っているシーン

アルトは普段の感情表現が乏しく、それがリスクとなり誤解されやすいキャラです。その分、自由に動くことが可能なダンスでは、秘めた力を開放していると思うんです。

彼にしか出せない踊りの華やかさ。それが、自分なりの思いの伝え方は暮らしの中で見つければいい。無理してキャラを変える必要はない。そんな風に思えて背中を押してもらえ、元気になれました。

ラスト「キスした目の奥………─────R・E・A・L?」

ツバサの瞳のアップが映った後、3人がポーズを決めるシーン

急にキスされた時って何が起きたかわからず動きが止まってしまう。だけど目線は泳ぐので、キスをすれば人の心は見える。そんなツバサの小悪魔的な考えがユニコらしくて、短いフレーズだけど心に刺さり好きです。

たくましくいるために必要なのは地道な努力「革命(Revolution)XX」

第4話で使用されたエンディングテーマ。歌っているのは「太陽(あさ)から月(ばん)まで愛を囁く」がコンセプトの牧島 シャイと緋室 キラによる「LAGRANGE POINT」(通称:ラグポ)。MARGINAL(マージナル)#4の先輩ユニットです。

Aメロ「崩壊[こわれ]かけてる 校舎の針を 巻き戻すDaze ためらう心を 今、ヒトツにして(どんな 時も オレが 護る 此処で 遂行[と]げて Get Up!!!!)」

舞台の幕が開き、ラグポの二人がライトに照らされながら歌い始めるシーン

アイドル達は楽しんでもらうことを第一に歌ったり踊ったりします。だからこそ、舞台のライトがお客さんに対する愛情表現の役割のように思えました。ドキドキと楽しさを一度に味わえますね。

「崩壊[こわれ]かけてる 校舎の針を 巻き戻すDaze」というフレーズが過去に戻りたい心の闇に埋もれた未来の光を感じてお洒落でいい言葉選びですよね!

サビ「立証[あか]された愛の中 この温もりを感じて 震えた 瞳と 果てしないフリーダム」

面倒見のいい兄貴分・キラがモノクロの空間で踊っている姿。そこから光あふれる場所で楽しそうに踊る姿に切り替わっていくシーン。

キラは普段後輩やシャイのことばかり気にかけています。そのため、自分自身が楽しめる機会はあまりありません。だからこそ、踊っている時間は自分の時間に回して楽しもうという彼なりのこだわりが表れています。自分の時間をしっかり作れるところが先輩らしくて会社にいたら部下になりたいです。(笑)

ラスト「涙 隠し オレを 見つめ 今は 誇り 高く X」

暗幕の前で2人がエックスポーズを決めるシーン

男らしくなれずにいる不安な気持ちを暗くも華やかに見える「暗幕」で表しつつも、一途に大切な人を思い続けられる健気さ。それはアイドルとして長い期間活動してきたからこそ芽生えた感情に思えます。また、「どんな集まりにおいても先輩の偉大さは変わらないんだ。」と舞台に立つ人のたくましさが強く表れていますね。

ユニット曲は色の違いがあるからこそ幅広い楽しみ方ができる

じつは今回紹介した「MARGINAL(マージナル)#4」は初めて知った作品と楽曲でした。どのユニットもメンバーのキャラクターが個性的です。また歌声もきれいに組み合わさっています。だから、いいハーモニーが奏でられているのかなと思うほどいい曲ばかりです。実現するかはわかりませんが今後の新曲の発表が待ち遠しくなるほどでした。

そんな中で特に印象に残った歌詞は2曲目に紹介した「REAL?」の2番Aメロ「仮面、脱ぎ捨てないで 惑わしあえば ホンネで Lock On Yeah…優しいヒトの 涙の理由を )教えて Change My Heat」

アイドルとしての成長がかけがえのない思い出になる

この歌詞は「素直に気持ちを伝える」というアイドルに必要無可決な感情表現。それを、ツバサが、もっとできるようになりたいと思った。そんな想いが込められていると思いました。

彼にとってユニットでデビューするという大きな過程を成し遂げられたこと。それは、人として体も心も成長できたかけがえない思い出になっていたらいいですね。

「アイドル」は切磋琢磨も試行錯誤もたくさん経験した強い人達がそろっている。だから、ファンも一途に応援できる関係でい続けたい!

文章:あそしえいつ T.A

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TVアニメ「MARGINAL(マージナル)#4 KISSから創造るBig Bang」公式サイト

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