『TVアニメ「組長娘と世話係」「ホリミヤ」の季節を感じて心がほっこりするアニソンを紹介します!』

曲調や歌詞から空気感や季節を感じられて心が休まるアニソンを紹介していこうと思います。

季節ごとに風の吹き方や天気が変わります。その中で夏や冬をメインに考えて過ごすと暑さ寒さに生活が惑わされがちになります。その結果、一日が早く過ぎるイメージを持ちます。

しかし、春先や秋ごろといった時期は極端な温度や湿度の変化は少なくなります。そのため色々な物事に好奇心が湧いていくので自信がつきます。また、リラックスできる機会を増やせるなと個人的に思っています。

季節ごとのきれいなアニソンの言葉たちに耳も心も癒されよう!

夕焼け空は暮らしに温かさを与えてくれるアニソン「かえりみちの色」

2022年7月より放送中のテレビアニメ「組長娘と世話係」エンディングテーマ。渋谷ハルさんの優しくやわらかい歌声。そしてサビの子供たちのバックコーラスが可愛らしいアニソン。

Aメロ「ちょっと寄り道でもして行こうか コンビニを指差して」

暴力で物事を片付ける桜樹組の若頭・霧島。彼の笑うシルエットが町の景色と同化しているシーン。細かな表情はわからない。だけど夕焼けのオレンジ色が組み合わさり温かい優しさを感じられ気に入っています。

寄り道ってなかなか頻繁にできることではありません。だからこそ、特別な出来事だと思うのです。目的地に着くまでの道中も楽しむわくわくした気持ち。それが短い歌詞にたくさん詰まっているように感じました。

サビ「手を繋いで帰ろう ゆっくり一歩ずつ 二人の歩幅合わせて」

霧島のシルエットが八重花のシルエットに手を引かれゆっくり歩く姿。考えや力に差があることは大人と子供だと当たり前です。だけど互いに認め合うことはいくつの時でもできる。だから思いやりは忘れちゃいけないなと思いました。

「手を繋いで」が近くにいるという安心感を与えてくれるので、寒い冬に互いに温め合う情景が思い浮かび心がほっこりしました。

ラスト「今日も代わりにおかえりを言おう」

笑顔で八重花と霧島が向かい合っているシーンの霧島への家族としての信頼が伝わるリラックスした八重花の表情が可愛いです!

歌詞の最後の「おかえりを言おう」の前に「代わりに」という言葉があるのは、八重花の両親がなかなかそばにいてあげられないからこそ、自分が守り抜くという霧島の決意のあらわれに思えてかっこいいです。

暑い夏も恋すれば爽やかで過ごしやすい時間に変わるアニソン「色香水」

2021年1月に放送されていたテレビアニメ「ホリミヤ」オープニングテーマ。

神山羊さん優しく歌声とさわかやさの中に不思議な雰囲気を感じるリズムのメロディーが耳に残るアニソン。

Aメロ「記憶の中では 晴れ間の部屋 惹かれ合えばサラバ 知りたくない」

クラスの人気者堀さんと地味に振る舞う天然男子の宮村。2人が付き合って高校生活の卒業までを描いた作品なので四季を感じることが出来るオープニング映像になってます。

堀さんと宮村みたいに、自分が持っていたイメージと違って、話してみるとユーモアがあってギャップに驚くことがあるように、好き嫌いを決めずまず接してみることが大切ですね。

サビ「きっと消えない 今日は言えない 元どおりにはもうできない」

濃いピンクに染まる箱の中に宮村が閉じ込められているシーンは春の桜吹雪が舞うようにきれいで、堀さんに対する恋愛感情が芽生えていることを色で表現しているところがロマンチックですね!

宮村は過去にクラスに馴染めなかったことあって、その時の根暗な自分と向き合う描写があるのですが、堀さんと恋人になってから毎日が色鮮やかに色づいたことで「お前のために泣いたり笑ったりヘコんだり怒ったり叱ったりしてくれる人がいるから」って消えない過去を乗り越えるんですよ。あのシーンも感動的でした。

ラスト「懐かしい匂いと この歌が残る」

宮村が夕日の差し込む部屋の中で姿見の前に立っているシーンは、目つきが鋭く感じられ普段のマイペースな感じと違って男らしさが増して惚れちゃいます。笑

「懐かしい匂い」はオレンジや黄色といった淡い色で具現化できそうに思えて秋の夜長に聴きたい歌詞です。

アニソンと関係ないですが私のお気に入りシーンを紹介させてください。

宮村と堀さんが付き合って初めて手を繋いで夜道に宮村は…

「堀さんのこと何も知らないけど、少しでも…少しずつでも知っていけるかな?知っていけるといいな。」って話していた答えを約一年越しに堀さんも伝えるのが大好きです。

「まだ全然宮村のこと全然知らないけどさ…何も知らないけどさ。私、卒業しても宮村と一緒に居たい!そういうのダメかな…?」って返すところ大好きなんですよ。

季節や気候がめぐることで人の思いも変わっていく

今回はアニソンの歌詞や映像の中に季節の流れを感じられる植物や空の情景が表現されている楽曲を紹介してきましたが、いかがでしたか?

季節の変化って年々気にしなくなって知らない間にすぎるように大人になると感じやすくなるからこそ、日々触れることが多い音楽から自然の中で起こる変化に気づけるのは、発想力が豊かになって楽しいですね!

紹介した中で一番気に入っている歌詞は、1曲目に紹介した「かえりみちの色」2番サビ前「コバルト色とオレンジで季節外れの花火だってはにかんだ その顔はあの日より大人びていた」

冒頭にコバルト色が指す青とエネルギーを感じるオレンジという明暗がしっかりと感じられる色の表現がされているところが、夏の爽やかさと秋の少し肌寒くなった季節感を一度に感じられて大事な人との思い出を振り返りたくなる歌詞だと思いました。

季節が巡る中で起こる出来事は紆余曲折あるのが当たり前だからこそ、気づかぬうちぬ大きな思い出になっていくのです。
文章:あそしえいつ T.A

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