後宮の烏 柳寿雪

秋アニメ。とりあえず初回を観てみた2「後宮の烏」

10月に入り新作秋アニメが続々放送開始となりました。そこで、この後、見続けるかどうかは別として、興味をひかれた秋アニメの初回感想をお届けしていきたいと思います。(なお、秋アニメでも第2クールや、続編にあたるものは、こちらでは取り扱いませんのでご了承ください)

第2回目は10月1日(土)から放送開始となったこちら

秋アニメ「後宮の烏」第1話/翡翠(ひすい)の耳飾り 前編

原作は集英社オレンジ文庫から出版されている白川紺子さん作の同名小説。シリーズ累計部数が120万部を突破する大人気中華幻想譚です。

後宮の奥深くに妃でありながら夜伽をせずに暮らす特別な妃・烏妃(うひ)。不思議な術を使い、呪殺から失せ物探しまでなんでも引き受けてくれると言われる存在です。ただし、願いには等価交換が必要だとか…

時の皇帝・高 峻(こうしゅん)は、片方だけの翡翠の耳飾りを持って夜明宮(やめいきゅう)を訪れます。夜明宮は現在の烏妃・寿雪(じゅせつ)が住む場所です。高 峻は宮殿でみかけた幽鬼を救ってやりたいと依頼します。しかし、頼み方が悪かったのか、初対面から険悪な雰囲気になってしまいます。
一度は追い返された高 峻。しかし、後日、寿雪の好物だというあんまんを持って再度依頼に向かいます。食い気に負けた寿雪。案外ちょろいなと思いつつ、16歳という年齢を考えると可愛らしく思えてきます。

辛い過去を持つ高 峻

高 峻は現在は皇帝の地位についていますが、かつては嫡廃され、ほぼ幽閉されているような状態でした。また、母親は他の妃により毒殺されています。また寿雪も前の烏妃より「烏妃は一人孤独に生きていくもの」と言い聞かされて育ってきました。そのため、突然の他者との接触にとまどっているようです。

第1話の最後に寿雪が水場で髪を洗うと、過去の皇帝の血筋と同じ銀髪であることが判明します。そしてその姿を高 峻に見られてしまいます。寿雪は皇族に連なる者なのでしょうか?

オープニング曲が良い!

ここでいきなり本編と離れますが、今作のOP曲、担当しているのは「女王蜂」です。イントロからなんとも独特の雰囲気を醸し出す「MYSTERIOUS」。女王蜂の世界全開といった楽曲です。

女王蜂は2019年に放送されたアニメ「どろろ」のOP曲も担当していました。筆者にとっては、その頃から気になるバンドになっています。

また今回は流れませんでしたが、ED曲の「夏の雪」(krage)も、CMで流れたものを聴く限り、なかなか雰囲気がよさそうです。

作画がキレイ!

さて、本作の制作はBN Pictures。バンダイナムコグループのアニメに関する様々な事業を担っている会社です。主な制作アニメに「銀魂シリーズ」「アイカツシリーズ」「TIGER & BUNNYシリーズ」があります。

第1話だからということもあるかもしれませんが、キャラクターの瞳や、衣装、髪型。どれをとっても、ひじょうに繊細で「美しい」とため息をこぼすほどでした。このままキレイな作画のままで通してほしいものです。

秋アニメ初回視聴、私的評価、☆☆☆☆

原作小説も人気があるだけあり、設定がしっかりしています。そのため、安心してストーリーを楽しむことができました。作画もきれいなので、作画が原因で気が散ることもありませんでした。そんなわけで、なかなか次回が楽しみな第1話でした。

各種配信サイトでの放送も始まっています。サブスクやアマゾンプライムに登録している方は、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。秋アニメの中でもおすすめの作品です!

 

後宮の烏 柳寿雪

イラスト:朝矢

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「後宮の烏」公式サイト

後宮の烏 柳寿雪
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