2023年秋アニメ。とりあえず初回を観てみたの4回目は「 Paradox Live(パラドクスライブ) THE ANIMATION 」です。この企画は「今後見続けるかどうかは別にして、興味をひかれた秋アニメの初回感想」をお届けします。なお、第2クールや、続編にあたるものは、こちらでは取り扱いません。ご了承ください。
「 Paradox Live(パラドクスライブ) THE ANIMATION 」情報
「 Paradox Live(パラドクスライブ) THE ANIMATION 」はCDドラマを始めとしたメディアミクスプロジェクトの一環です。現在CDドラマは2nd.シーズンに入っており、コミカライズも1st.シーズンの後半まで連載が進んでいます。そんな中始まったアニメシリーズ。監督は、この「 Paradox Live(パラドクスライブ) THE ANIMATION 」が初の監督作品となる安藤 尚也氏。「アイドルタイムプリパラ」や「キラッとプリ☆チャン」のLIVEパート演出を務めており、現在もサンライズ作品を中心に演出家として活躍されています。
なお、CDドラマ時のキャラクターデザインは超豪華。秋赤音氏、小宮国春氏、キナコ氏等、そうそうたる絵師様が名を連ねています。そしてアニメーション制作は「かげきしょうじょ!!」「Do It Yourself !!」のパインジャムとなっています。
秋アニメ「 Paradox Live(パラドクスライブ) THE ANIMATION」ep.01/CLUB Paradox
Paradox Liveは、ファントメタルという特殊な金属が発見された近未来が舞台です。この金属をアクセサリー等に加工。そして身につけると、MCのDNAとリンクし幻影を作り出すことができます。その結果、華麗なステージが繰り広げられる幻影ライブが世界を席巻。HIPHOPシーンに新たな潮流を生み出しました。
さて、幻影ライブの創生時代に伝説のチームとして人気を誇った武雷管(ぶらいかん)。その武雷管がホームとしていたCLUB Paradox。武雷管の失踪と共に姿を消したCLUB Paradox。この伝説のCLUBが一夜にして復活した所から話が動き始めます。
CLUB Paradoxが復活した前夜。幻影ライブのTOPを走る4チーム。BAE(ベイ)、The Cat’s Whiskers(ザ・キャッツ・ウィスカーズ)、cozmez(コズメズ)、悪漢奴等(あかんやつら)。彼らの元には、黒い謎の招待状が届いていました。それがCLUB Paradoxで行われる「Paradox Live」への参加資格を獲得した証でした。なお、優勝チームには武雷管への挑戦状と賞金100億円が与えられるLiveバトル。それぞれの思惑を胸に4チームの戦いが始まります。
絵師様のキャラ原案を上手く落とし込んだアニメ版キャラクター
さて、キャラ原案の作家がバラバラな場合、ある程度同じ絵柄にまとめる必要があります。このキャラクターデザインが優秀!元絵を知っている人でも違和感を抱かない絵柄になっています。
また、LIVEが中心にある話なので、音楽も重要なポイントです。こちらは、CDドラマで発表済みの楽曲が使用されています。HIPHOPにおいて重要なリリックを担当しているアーティストもなかなか豪華です。Def TechのMICROやWHITE JAMのGASHIMAがその名を連ねています。元々AVEXがプロジェクトの大本に関与。そのため、それぞれのチームの持ち歌はレベルが高い出来となっています。
初回視聴、私的評価☆☆☆☆
筆者はコミカライズでストーリーを追っているので、CDドラマの内容は把握していません。しかしアニメしか知らない人でも引き込まれるストーリー展開。謎解き要素もあるストーリーは先が楽しみになります。音楽に関しては、HIPHOPに明るくない筆者でもカッコイイと思える楽曲になっています。全体的にラップだけではない曲調なのが受け入れやすいと思う要因かもしれません。
そんな「 Paradox Live THE ANIMATION」。毎週火曜日深夜にTOKYO-MX、BSフジ。また、土曜日夜にアニマックスにて放送中です。ABEMAを始めとした各配信サイトでも配信中。音楽アニメが好きな方は、ぜひご覧ください。