秋アニメ。とりあえず初回を観てみた6「薬屋のひとりごと」

2023年秋アニメ。とりあえず初回を観てみたの6回目は薬屋のひとりごとです。この企画は「今後見続けるかどうかは別にして、興味をひかれた秋アニメの初回感想」をお届けします。なお、第2クールや、続編にあたるものは、こちらでは取り扱いません。ご了承ください。

「薬屋のひとりごと」情報

「薬屋のひとりごと」は、イマジカインフォス「ヒーロー文庫」から刊行されている同名小説が原作です。著者は日向夏氏。なお、コミカライズは、月刊ビッグガンガン版(作画・ねこクラゲ氏)と月刊サンデーGX版(作画・倉田三ノ路氏)の2作があります。監督は「劇場版・弱虫ペダル」の長沼 範裕氏。アニメーション制作は「ベイブレードシリーズ」や「MIX」のOLMTOHO animation STUDIOの合同制作となっています。

また、OPテーマは緑黄色社会。EDテーマはアイナ・ジ・エンドと音楽面にも力を入れていることがうかがえます。

秋アニメ「薬屋のひとりごと」#1/猫猫

花街で薬屋として身を立てていた猫猫(まおまお)は、ある日、人さらいにさらわれ、後宮に侍女として売られてしまいます。2年経てば年季が明けるため、波風立てずに過ごそうとしていた猫猫。しかし、後宮で生まれた皇子が次々と病死するのは呪いのせいだという噂と、上級妃も体調が悪いという話に、ひっかかりを覚えます。

自身の身体で毒の実験を行っていたため、毒に対する耐性が異様に高い猫猫。薬と毒に対する知的好奇心にあらがえず、こっそり後宮を調べていると、ある可能性に気づきます。それはおしろいに含まれる毒。

花街でも上級娼婦が使い続け、命を落としてきたおしろいを、上級妃や周りの者たちが使用していたのが原因でした。猫猫の匿名での助言にすぐ従った玉葉妃は皇女を失わずに済みましたが、侍女頭が助言を捨ててしまったために皇子を失う梨花妃。助言をよこしてくれた人物を探して欲しいと玉葉妃に頼まれた、美貌の宦官壬氏は、とある策を考え付きます。

当時の後宮の下女たちは、大半が文字の読み書きができません。そんな中で文字を書きつけた助言者。すでに猫猫に目をつけていた壬氏。集めた下女たちに文字を書いた紙を見せ、猫猫をあぶりだします。

かくして玉葉妃に感謝を伝えられた猫猫。薬と毒の知識を見込まれ、玉葉妃の侍女兼毒見係(いわゆる大出世)となるのでした。

秋アニメ、最後の1本。ようやく関西でも放送開始。

他の秋アニメより、数週遅く始まった「薬屋のひとりごと」。関西では更に1週遅れで始まりました。

さて、待ちに待っていた「薬屋のひとりごと」をやっと観れました。序盤は猫猫が後宮にいる背景を、回想を交えながら描いています。駆け足ながらも、分かりやすく仕上げられていました。

また、現時点までの放送回は時間をかけ、既にかなり前に仕上がっているものです。そのため、大変、画が美麗です。声優陣も豪華で耳でも楽しめる作品でした。TOHO animation STUDIOさんは人材育成も行っているため、外注に頼る割合が低くすむのが魅力。今後、この画のクオリティがどこまで維持されるのか、期待したいと思います。

初回視聴、私的評価☆☆☆☆☆

筆者はビッグガンガン版のコミカライズを読んでいます。ストーリーは間違いなく面白いので、あとは、どれだけ動きをつけてくれるのかが見所と思っています。漫画や小説と違い、わかりやすく動きで見せてくれるアニメ。そんなアニメならではの手法で、あの魅力的なストーリーを、更に魅力的にしてもらいたいです。

これにて今秋のアニメ初回を観てみたは、終了です。ちなみに続編ものの「ヒプノシスマイク」。前クールから引き続き放送されている「呪術廻戦」も面白いのでお見逃しなく~♪

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