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死後の世界は楽しいよ!「あの世」が舞台のアニメ3作紹介!

人は死んだらどうなるのか、我々生者にとっては永遠の謎です。

そして謎だからこそ、映画やアニメでは自由なイマジネーションで描けるテーマでもあります。

そこで今回は、死後の世界を描いたアニメを3作品ご紹介したいと思います!

 『ブック・オブ・ライフ~マノロの数奇な冒険~』(アメリカ)

舞台はメキシコ。
闘牛士の家系のマノロと軍人の息子のホアキン、将軍の娘のマリアは小さな時からの幼なじみ。

死者の国を司るジバルバとラ・ムエルテは、どちらの少年がマリアと結婚するか賭けをします。
マリアがホアキンと結婚する方に賭けたジバルバは、マノロを蛇の毒牙にかけて死者の世界へ葬ってしまいます。

本作は、今時珍しいくらいのスロースタートで、序盤まで物語が動かないのですが、マノロが死んで死後の世界に行ってから物語は加速度的に面白くなってきます。

メキシコの死後の世界は2つ存在します。1つは明るく楽しい「思い出の国」。
もう1つの世界は、すべての生者に忘れられてしまった死者が送り込まれる、暗くて覇気のない「忘却の国」です。
なによりも「思い出の国」のヴィジュアルが、ものすごく壮大でカラフル!
常にお祭り状態です。

この死後の世界は、映画館で観たかったです。
DVDスルーで劇場公開されなかったのが残念でなりません。

『ティム・バートンのコープスブライド』(アメリカ・イギリス)

舞台は19世紀のヨーロッパ。
主人公のヴィクターは、親同士が決めた婚約者ヴィクトリアとの結婚式のリハーサルでミスばかりしてしまいます。
とぼとぼ夜の森を歩いていたヴィクターは、結婚式の誓いの言葉を練習し、結婚指輪を近くにあった木の枝にはめました。
しかし、それは木の枝ではなく骨の手。
ヴィクターは死んだ花嫁にプロポーズをしてしまったのです。

奇才ティム・バートン監督のストップモーションアニメ。
ヴィクター達が生きている生者の世界は、ほぼ寒色で統一されて暗く陰鬱とした世界として描かれ、死者たちが住んでいる世界は、酔っぱらったガイコツたちが歌って踊るハイな世界として描かれています。

『鬼灯の冷徹』

こちらは地獄が舞台。
閻魔大王の有能補佐官である鬼灯の日常が描かれたギャグコメディです。

地獄が舞台となれば、地獄に堕ちた人間が酷い目に遭う数々の邦画を思い出してしまいますが、本作はまさかの人間を責める獄卒側が主人公です。
視点が違うだけで、地獄絵図の様子がポップになっています。
まさに逆転の発想。

どうやら死後の世界にも、お国柄が出るようです。
個人的には『ブック・オブ・ライフ』の死者の国に行ってみたいです。
ただ、生者に忘れられてしまうと暗い「忘却の国」に行ってしまうらしいので、生きているうちに何某かの功績を残しておかなければいけない模様。ハードル高いですね。

あと地獄はイヤです。
なので、日頃から良き行いを心がけるよう生きていきたいと思います。

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