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まさに“ 痛快娯楽復讐劇 ”アニメ『 ガン×ソード 』レビュー

ロボットアニメでロボのデザインがとても素敵。ガンとソードを模したロボデザインが格好いい!!アニメの時間帯はガオガイガーがやっていた後枠なので、「またロボ?」なんて思っていたのですが、少しカーボーイビバップを思い出すような雰囲気のあるアニメでキャラクター達も魅力的だったのでいつの間にか全話観ちゃっていたアニメでした。

2005年7月4日から12月26日までテレビ東京で放送されたロボットアニメ『 ガン×ソード 』

テレビ東京での放送期間中、2005年8月からCS放送のAT-Xでも数回放送され、2007年12月からは台湾と韓国のアニマックスでも放送された当時としては珍しいアニメでした。週刊少年チャンピオンで、本作の漫画版が短期集中連載され、アニメと漫画とでは設定や物語の展開がまったく異なるので別物と考えた方が良いです。

のちに完全描き下ろし単行本として漫画『ガンソード -another-』が発売され、タイトル通りアニメのアナザーストーリーであり、設定もほぼ同じとなっています。

アニメ『 ガン×ソード 』のストーリーは非常にシンプル

「カギ爪の男」に恋人を殺された主人公・ヴァンと、「カギ爪の男」と共に行方が消えた兄を探すヒロイン・ウェンディが、一方は復讐を、もう一方は再会を目的とした旅をする物語。

途中の町で増えていく仲間やそれぞれの成長と育まれる絆、不気味な敵勢力の動き、後半へ向けて丁寧に張られていく伏線の数々、単純なはずのストーリーにも飽きが来ないし隙がないと言えます。アクションと作品の肝となるヨロイと呼ばれるロボットのバトルはとにかく渋くて、格好いいのです!

あらゆるものがセンス抜群の『 ガン×ソード 』

作画、音響に関しては非常に高いレベルでまとまっており、演出、台詞の一つ一つにいたるものが愉快痛快爽快な娯楽復讐劇。ギャグもお色気もありきでとても楽しめます。オープニングの曲が一番良く、テンションが上がりますのでお勧めポイントです。

復讐という理念をラストまで貫き通したクオリティ高い作品

「正義」を描いているわけではない。迷う事無く一貫して突き進む、主人公は偽善だったりとか自己正当化せずに、ただの衝動として一途に復讐していったので割とスッキリしました。

面白く、思慮深い表現や結末が沢山あり大人向きなアニメなのでは?アニメとして大事な要素は壊さず、作り手のこだわりをはめ込んだ力作なのではないでしょうか。バカで熱くてロボが見たい人は是非視聴するべき作品です。

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