骨太がモットー『ボンズ』
『ボンズ』はサンライズのいちスタジオが独立してできたアニメ制作会社だ。
『カウボーイビバップ』のスタッフが起こした会社だけあって、クリエイター主導で独特な作風のアニメも多い。
「骨のあるアニメを作りたい」という想いから作られた会社だけあって、有名作を見ても『交響詩篇エウレカセブン』や『鋼の錬金術師』など、重厚な世界観をもつ作品ぞろい。
また、ロボットアニメに強いサンライズから独立しただけあって、ロボアニの制作本数も多く、また、ロボアニに限らずともその作画クオリティには定評がある。
独特な演出が特徴『シャフト』
2000年代以降、その名を見ることが多くなった制作会社『シャフト』
メガヒットアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』や『化物語』などで名を知った人も多い方も多いだろうが、実は設立は1975年で意外と古参な会社だったりする。
元請デビューは1995年の『十二戦支 爆烈エトレンジャー』で、それまでは『機動戦士ガンダム』などで下請けとして名前を見る機会があった。
近年は鬼才・新房昭之監督の作品を制作することが多いため、独特で奇怪な演出をしている会社として有名だろう。
特に2000年代後半からは、ほとんどの作品に新房昭之監督が関わっているため、シャフトといえばあの演出、と言っても過言ではない。
新興会社の注目筆頭株『A-1 Pictures』
2000年代以降に注目され始めたアニメ制作会社の中でも、特に存在感を大きくしてきたのが『A-1 Pictures』だ。
もともとアニメ関連事業を幅広く手がけてきた会社・アニプレックスの、アニメ制作実行部隊として設立されただけあって、質の高い作品も数多い。
その設立経緯から、制作するジャンルも、深夜アニメから一般向け作品まで幅広い。
また、制作方法も独特。会社には専属の監督、脚本家、美術系の人間も部署も無く、作品ごとに外部の人間をその都度雇うという形態をとっている。
幅広いジャンルや作風に対応できるのも、この雇用形態によるものだろう。