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アニメ制作会社ざっくり紹介-その6『オレンジ、サンジゲン、神風動画編』

日本アニメ界におけるCG会社の草分け 『オレンジ』

日本アニメ界での3DCGは、90年代の後半から本格的に使われだし、2000年代に入ると、劇中の一部・全部に関わらず、3DCGを利用するアニメの数は飛躍的に増えていった。
そんな日本アニメ界の3DCGを牽引してきた一人・井野元英二氏が、2004年になって設立した会社が『オレンジ』である。

代表的な仕事はやはり『創世のアクエリオン』『マクロスF』あたりだろうか。2Dであるセル画と合わせた時の違和感のなさ、躍動感ある動きで高い評価を得た。
他にも攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXIS 〈インフィニット・ストラトス〉』『TIGER & BUNNYなど、関わった有名作は数多い。

新鋭ウルトラスーパーピクチャーズの一角 『サンジゲン』

サンジゲンは2006年に設立されたCG制作会社で、『オレンジ』と同じく2000年代からの日本アニメ界におけるCGを語るうえで欠かせない存在のひとつだ。
もともとはフリーランスで活躍していたCG集団『三次元』の一員だった松浦裕暁氏が、2006年3月に鈴木大介氏、足立博志氏、名倉晋作氏、志賀健太郎氏と共に株式会社として起ち上げた。

長いあいだ制作協力として舞台裏からアニメを支えてきたが、2011年にはアニメ制作会社・Ordetと共同したブラック★ロックシューターで元請デビューを果たした。
さらに後年の2013年には、30分のフルCGTVアニメである蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-を単独元請けとして制作し、大きな話題を呼んだ。

新進気鋭の企業集団とも言える『ウルトラスーパーピクチャーズ』を構成する会社のひとつでもあり、同じ構成企業である『Ordet』トリガーの作品にも関わっている。

©Ark Performance/少年画報社・アルペジオパートナーズ

妥協知らずの職人集団 『神風動画』

https://www.youtube.com/watch?v=D-e0i7Vd-Sw

「妥協は死」という社訓のもと、CGを利用した個性的なアニメーションを制作しているのが『神風動画』だ。
もともとは代表を務める水崎淳平氏の個人事業が始まりだったが、2003年に法人として設立され、今に至る。

ゲームのOP・EDや音楽PVを制作することが多かったため、アニメファンにはそこまで馴染みのある会社でもなかったが、2012年のTVアニメ版ジョジョの奇妙な冒険』のOPでその手腕を遺憾なく発揮し、強烈なインパクトを与えた。
その後も『ジョジョ』の各部OP『ガッチャマンクラウズ』OP東京喰種トーキョーグール』PVなどでの活躍が記憶に新しい。

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