今回紹介するアニメは『 あずまんが大王 』です。
個性的な女子高生たちが活躍する日常学園コメディで、“萌え4コマ”という新ジャンルを確立したことでも知られています。
『 あずまんが大王 』の完璧少女 ちよちゃん 登場!
『 あずまんが大王 』物語の始まりは、「天才少女ちよちゃん」の編入から。
ちよちゃんは10才ですが、飛び級で高校生になったのです。担任のゆかり先生がみんなに言い渡します。
「ガキのくせに勉強できるからってイジメないでね」
・・・とんでもない教師です。言い方っちゅうもんがあるだろっ!
幸い、ちよちゃんは素直で明るい人柄。イジメに遭うどころか、みんなの人気者。せいぜい悪ノリが大好きなトモちゃんがオモチャにするくらいです(ヒドイ!)
ちよちゃんの魅力についてさらに言及すると、控え目に考えても原稿用紙100枚、死ぬ気で書いたら東京ドーム4個分くらいになりそうなので自重しておきます。
『 あずまんが大王 』が教えてくれる、何気ない“今”について
本作品がすごいのは“何気ない日常生活がとても面白い”ことです。作中で大きな事件などはなく(せいぜい学校行事くらい)、魔法や超能力も出ません。
また、原作の『 あずまんが大王 』漫画では4コマ形式なので、起承転結が基本。
複雑なストーリーになるはずもなく、穏やかな日々が描かれています。
突然ですが、ここでちょっとリアル世界について考えてみましょう。
皆さまの中で現状の生活に不満を持っている方は多いと思います。そのため、頑張って今より上を目指している人もいるでしょうし、この宝くじさえ当たれば・・・なんて夢見る人もいたりして。
こんなふうに現状に満足しないのは一種の向上心――人間の本性みたいなものです。
でも、目の前にある“今”を楽しめないのは、すごくMOTTAINAI!予備校の先生も口をすぼめて言っています。「いつ楽しむの? 今でしょ!」
それでもやっぱり終わりはある
『 あずまんが大王 』を見たあなたは、刹那主義とは違った意味で、“今”の素晴らしさを知るはずです。何気ない日常にこそ、大切なモノがひそんでいたりするのです。
さてさて、アニメのラストは卒業式。
ちよちゃん達はもちろん、見てるこっちまで涙涙です。
「うおぉお! 俺はいまーーっ、猛烈に感動しているうぅぅ!」
あなたも是非、この感動を味わって下さいっ!