『 化物語 』は、化物級の発想が生み出す「物語シーズン」の第一作目作品

『 化物語 』は、化物級の発想が生み出す

「化物語 」は、怪異に憑かれた少女たちの悩みを、ちょっとだけ吸血鬼になった高校3年生・阿良々木暦がオムニバス形式で解決していくストーリーだ。

クラスメイト、小学生、後輩、妹の同級生、個性的な彼女たちとくだらない会話を繰り広げるのがほとんどだが、怪異についてや各章ごとのまとめ方はしっかりしている。

化物語 を描く天才作家、西尾維新

彼の情報量はそれこそ化け物並みである。

怪異ものである『化物語』や、歴史ものである『刀語』、能力バトルものである『めだかボックス』これらはジャンルが違うため、かなりの知識が必要とされる。

それだけでなく、書くのが異常に速い。もちろん頭の中にとんでもない情報量が詰め込まれているからこそできるのだが。めだかボックス(週刊連載)の原作を書きながら、物語シリーズを淡々と出版していたのには驚いた。しかも通常のライトノベルよりも文字数が多い。言葉遊びが多くてストーリーがほとんど進まないというのもあるかもしれないが、ギャグセンスもトップクラスであり、非の打ちどころがない。

情報量の塊みたいな『ジョジョの奇妙な冒険』に影響を受けているので、凄いのは荒木先生なのかもしれないが、彼の年齢を考えるとやはり異常である。

『 化物語 』は、化物級の発想が生み出す

画像引用元:©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト

固定観念にとらわれない発想、それが化物語

ハーレムものでは主人公が美少女に囲まれていながら誰とも付き合おうとはしないのが鉄則だ。誰か一人を選ぼうものなら、たちまちハーレムが崩れてしまうからだ。こういったモラトリアム状態を化物語ではあえて崩しにかかっている。

彼女がいるのにハーレムなんてできるのかと思うだろうが、彼女がいる男子は余裕があるからモテるのだ。ある意味、現実に近いハーレムものである。

他にも登場キャラの髪型をことごとく変えたり、タイトルと関係ないヒロインをメインにしたり、ひねくれた演出が多々ある。しかし、アンチテーゼを上手く料理して受け入れられる形にする。だからこそ真の天才だと言えるのではないだろうか。

西尾維新の「物語」シリーズの物語り

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