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『秒速5センチメートル』ピュアで切ない恋を思い出したい時の名作映画

さて、タイトルの「 秒速5センチメートル 」って何のコトだろう…?と思いますよね。
それは、『桜の花の落ちるスピード』なんだそうです。
この作品で描かれた、恋の切なさの世界観に、綺麗にシンクロされてる表現だと思いました。
3本の作品からなる連作短編アニメーションで、見やすい構成になっています。

第1話「桜花抄」

主人公の遠野貴樹と、想い合っている篠原明里。しかし、小学校の卒業と同時に転校したことで、離ればなれになってしまいます。
中学に入ってからも、2人は手紙のやりとりで繋がりながら、想いを温め続けていくのです。
そんなある日、2人は再会の約束をするのですが、なかなかスムーズに事が進まず……。
貴樹の、不安や繊細な恋心が痛い程伝わって、とにかく切ないです。

第2話「コスモナウト」

高校生になった貴樹に、片思いするクラスメイト・澄田花苗からの目線で描いた回。
とても優しく穏やかな貴樹。他の人とは違う何かがあるという貴樹の魅力にも惹かれています。
しかし、告白したいのに勇気が出ず、いつもそばにいるだけの花苗。
きっと花苗の恋心に共感できて、感情移入してしまうこと必至です。

第3話「 秒速5センチメートル 」

貴樹は社会人になっています。
1話・2話と恋愛メインの物語だったものが、大人になった分、人生を考えさせられる回になっています。
さて、貴樹と明里の恋の結末はどうなるのでしょうか?
ドキドキ感と切なさが入り混じる、映像の見せ方も必見です。

「秒速5センチメートル」は静かで美しく切ない

特に劇的なドラマがあるわけではないのに見入ってしまうのは、原作・脚本・監督の新海誠監督が言われているように、「日常に寄りそった作品」だからなのかもしれません。
主題歌は、山崎まさよしさんの「One more time, One more chance」
きっと耳にしたことのある、ご存じのラブソングです。
ラストの方に流れるこの曲は、まるで主人公・貴樹の気持ちを代弁しているかのような歌詞に、心打たれます。

秒速5センチメートル は、ふたりが分かち合った一瞬の想いが永遠に生き続けることを描いた切ない初恋の物語/あにぶ関連コラム

「秒速5センチメートル」公式サイト

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