一見するとかわいい少女の姿をした謎の生命体である『精霊』。しかしその可憐な姿とは裏腹に強大な力を持った彼女たちは出現により起こる精霊災害・『空間震』は人類にとっての脅威となっていた。
精霊による災害は30年前の「ユーラシア大空災」を皮切りに世界中で観測された「空間震」は、5年前より日本を中心として再び発生するようになっていた。
この災害を止めるべく人類は精霊に対して二種類の対処法を見出した。 一つは武力を以て精霊に対抗すること。そして、もう一つは精霊を『デレさせて』無力化すること。
主人公・五河 士道は再び日本で発生した空間震に巻き込まれそこで、世界から拒絶される存在である精霊の少女と出会ったことで士道の運命は大きく変わっていくことになる。
精霊を理由もなく殲滅することを拒否した士道は精霊との命がけの戦争”デート”をすることをえらんだ。
『生』か『デート』か。これは、平凡ながらも強い意思を持った少年と『精霊』と呼ばれる超常的な能力を持った畏怖の存在である少女たちとの究極で命がけのボーイミーツガールを描いた作品である。
シュールなギャグ要素に注目!?
この作品、王道的なストーリーと可愛いキャラクターがたくさん出てくるよくあるハーレムもののラブコメディアニメではありますが、士道を精霊たちとデートさせてデレさせるためにあの手この手を駆使していきます。
この『デートをしてデレさせる』という事に対していかにして成功させるかを、特務諜報機関の面々がまるでギャルゲーの選択肢を選ぶようにしてデートをプランを大真面目に考え、それ通りに進めていくのがなんとも言えないシュールさとコミカルさを楽しむのも魅力の一つ。
元々、「秘密組織のメンバーが大真面目にギャルゲーをやっていたら」をコンセプトにしており作中では、精霊を武力で殲滅する派の『アンチ・スピリット・チーム (AST)』と精霊と対話をもって無力化する派である『ラタトスク機関』に分かれそれぞれに機関が存在しています。
このラタトスク機関は、デートをする主人公とヒロイン(たち)の若者2人をカメラや傍聴機器たる最新の監視システムなどをもちいて、熱い実況やら、ツッコミを所々に交えて、人生経験豊かな選りすぐりのエージェントたちがたちが、これみよがしに真剣にチャチャを入れていくという楽しむトコロである!! ヒロインたる彼女からの質問に対し、エージェントたちが一斉にオーディエンス形式で3択の選択肢より決をとり、採択しその内容を主人公に言わせるというなんとも画期的な仕組みである…。 こんな大真面目に大馬鹿なことを全力でやるギャグ要素の面も持ち合わせた作品なのだ…特に1期の6話はオリジナル回なのだがかなりのギャグ回なのでみてほしい。
魅力的な精霊たち
やはりこの作品の魅力として語るうえで欠かせないのが、精霊たちの存在だろう。
デートしてデレさせる…というのが本筋であり見どころなのだが、意外とけっこうあっさり精霊たちはデレデレになってしまう……が細かいツッコミは抜きにしてデレた精霊たちはかわいいの一言に尽きるだろう。
純粋無垢な天然大食い娘の十香や、ヤンデレ少女の時崎狂三、ロリ担当の四糸乃、アイドルとして活躍する精霊の誘宵美九などなど、『超次元ゲイム ネプテューヌ』シリーズでイラストを担当した『つなこ』さんの描く可愛いキャラたちのハーレム模様を愛でて楽しもう。
今夏、劇場版公開
2015年の8月より、「劇場版デート・ア・ライブ 万由里ジャッジメント」の公開が決定(2015年8月22日に公開済み)。
原作者・橘公司さんによるオリジナルストーリーで展開され、新キャラクターの万由里が一体どういった形で物語にかかわっていくのか。
今年の夏は『デート・ア・ライブ』がまだまだ熱く盛り上がりそうです。
そして、OP前の冒頭に入る『三石琴乃』さんによるエヴァ風のナレーションもポイントなのでOP前には注目して聴いてみてください!!