本って自分で作れるの!?オンデマンド編

同人

さて、前回に引き続いて今回はオンデマンド編だ。
オンデマンドとは、「必要なものを必要な時に、必要な数だけ」印刷するシステムのことだ。

コピーだと自由な原稿形態でやってもいいが、その分印刷工程を含めてすべて自分で制作しなければいけなかった。

オフセット印刷だと、原稿作成方法に制約はあるものの、印刷や製本は印刷所に丸投げできるし美しい出来上がりだ。
しかし発注できる最低部数が多く、元手も多くかかるのが初心者にはネックだろう。

その中間が「オンデマンド印刷」だ。

原稿はデータで作成!

おおよその場合、オンデマンドの印刷所に入稿できるのはデータ原稿。つまりパソコン環境が整っていないと利用しづらい。

手書き原稿を印刷所指定の解像度でスキャンして入稿するという方法もあるが、データ量が巨大になってしまう場合も多く、どちらにしろパソコン操作に明るくない人にとっては難しく感じるかもしれない。

だがそれさえクリアしてしまえば、あとはほとんどオフセット印刷と同じだ。印刷所に入稿し、あとは本の完成を待つのみ。

初めての入稿の場合は友人、もしくはツイッターなどで親しくなった経験者や、印刷所の中の人に相談しながら作業するのがいいだろう。

仕上がりにはクセがある!?

印刷所に頼むならオフセットもオンデマンドも同じなんじゃ……という人もいるだろう。
しかしオンデマンド印刷には様々なクセがある。

一番の違いは、オフセットはインクを染み込ませる印刷工程なのに対し、オンデマンドはトナーを吹き付ける印刷工程だということだ。

分かりやすく言うと、オンデマンドで刷られた本はピカピカしがちなのである!

コンビニでカラーコピーをしたことはあるだろうか?あれと同じで、オンデマンドは傾けるとピカッ!とテカる。
特にベタ(スミで真っ黒な部分)がテカテカしがちなので、ホラー漫画など画面のくらい原稿には不向きなのだ。

逆に言えば小説原稿であればトナー量も少ないのでテカりが気にされることなく、出来はほとんどオフセットと変わらない。

ただし表紙がカラーイラストの場合色の出方に偏りが出る場合が多いので、印刷所のクセをあらかじめリサーチするのは大事だろう。

印刷代も安い!

分かりやすく例を挙げよう。

オフセットA社で、B5サイズでフルカラー表紙の24p本を30部発注した場合の印刷および送料は、3万4700円だ。

オンデマンドB社で同じ仕様で発注した場合の印刷および送料は、1万5200円となっている。

クセはあるものの、この値段の差は大きい。
もちろんこれは一例でしかないので、オンデマンドで高いところも、そしてオフセットで安いところも存在する。

しかし初心者がとっつきやすいのはきっとオンデマンドなのではないだろうか?