今や、音楽番組のランキングに何曲もランクインするアニメソング。
アニメの主題歌からキャラクターソング、さらには声優さんたちの歌う楽曲までアニメソングの幅は広い、そしていいアニメにはいいアニメソングというものはつきもの!
聴きごたえのあるOPだとアニメまで好きになっちゃったり、劇中歌で本編がさらに盛り上がったりしますよね。
00年代中盤を代表するアニメソングといえばアニメ、『魔法少女リリカルなのはA’s』のOPにして声優、水樹奈々さんの代表曲とも言える楽曲「Eternal Braze」。ライブで確実に盛り上がるとにかく熱い曲だ。
そして水樹奈々さんのもう一つの代表曲ともいえる紅白歌合戦初出場のときにも歌われた「深愛」。こちらは「エタブレ」とはうってかわりゆったりとした旋律の曲だ。
この対極である二つの曲、作曲をしたのはどちらも同じ人物なんです。
今回はクリエイター集団「Elements Garden」の代表格にして00年代以降のアニソン作曲家の第一人者『上松範康』さんをご紹介していきたいと思います。
変幻自在の壮大な作曲
上述であげている通り、水樹奈々さんとはまさにコンビともいえるように多くの”シンフォニックロック”サウンドをつくりだしている、「Synchrogazer」や「DISCOTHEQUE」、そしてT.M.Revolutionの西川貴教さんとのコラボでも話題となった「革命デュアリズム」も上松さんの作曲。
ほかにもキャラソンやゲームソングなど多くの楽曲を担当しています。
特徴としてオーケストラのような壮大な音楽からストリングスのアレンジを多用した幻想的な電子楽曲が多い、『涼宮ハルヒの憂鬱』のキャラクターソング「雪、無音、窓辺にて。」は顕著に彼の真骨頂ともいえるサウンドがつまった曲といえる。
一方で『ギャラクシーエンジェル』の「Happy Holiday」や『トリコ』の「Lovely Fruit」などのポップな曲も作曲しているまさに変幻自在だ。
アイドルソングもお手の物
アニメ三期の放送も決定している、大人気アイドルアニメ「うたの☆プリンスさま」の音楽プロデューサーをしているのもなにを隠そう上松範康氏であり、「うたプリ」のゲームやアニメの楽曲のほとんどを上松さんがつくっているんです。「マジLOVE1000%」は特に有名ではないだろうか。
ほかにも「戦姫絶唱シンフォギア」の原案から音楽プロデュースまで務めるなどほんとうに多岐にわたる活躍をしているすごい人なのです。
アニメソングを作曲家という違った視点からみるとまた新しい発見ができてとても面白いので、ぜひお気に入りのアニメソングを調べてみてください!!