知っておきたい、歴史モノやファンタジーをより深く楽しむための豆知識その2 【城塞都市編】

まず“城塞都市”とはなんなのか?

進撃の巨人
城塞都市  
とは、別名城郭都市城壁都市とも呼ばれ、文字通り城壁などの防御施設で周囲をかこった都市のこと。
代表的な例は東ローマ帝国のコンスタンティノープル(現在のイスタンブール)や、アッバース朝時代のバグダッド、中国の長安(現在の西安市)など。

基本的には防御施設で囲ってさえいれば城塞都市と呼べるため、城壁のみならず堀などで移動を制限するだけでも城塞都市となる。(そのため、強引にカテゴライズするならば『ブラック・ブレット』のモノリスに囲まれた“東京エリア”なども、広義の城塞都市と言える)
ただし海外では城壁が作られていることが殆ど当たり前だったので、一般的に「城塞都市」と言う場合は、フィクションなどでよく見る城壁で囲まれた都市を指すと思って間違いない。

対して日本では、海外のような城壁がない都市が多く、大抵の場合は山などの天然の要害や、堀や土塁で済ませることが多い。
戦国時代以後は「城下町」と呼ばれる形式の都市設計が主流となり、城塞都市らしくはなるものの、海外ほどの発展は見せることはなかった。

 

城塞都市の種類

城塞都市には様々な種類がある。
たとえばアッバース朝時代のバグダッドは城壁が円形となっている。円城は最低限の労力で作れるうえに死角がなかったので、火砲導入以前の城としては理想的な形状のひとつだった。
進撃の巨人でも全てのウォールが円形に作られているが、これはおそらく施工期間の短縮が目的だったのではないだろうか。

しかし、この円形の城壁は火砲に弱かった。そのため、火砲が広く普及してからは星形要塞と呼ばれる形式の城塞都市が一般的になってくる。わかりやすい例は、やはり戊辰戦争終盤の舞台のひとつとなった五稜郭だろうか。
こうした星型要塞の利点は、円形の城壁では困難だった「複数の火砲による援護射撃」が可能になったこと。壁に取り付く敵兵を複数の砲で攻撃することで防御力を高めたのだ。

一方、中国の長安は四角形の城塞都市を形成した。
この作りは日本の城塞都市建設にも多大な影響を与えていて、平安京はその代表格と言える。(今も京都などの街の作りにはこの名残が見られる)
ただし城壁のあった長安に対して、日本の平安京などの城塞都市では、やはり本格的な城壁は建設されなかった。

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