『フルーツバスケット』干支に加われなかった「猫」に憧れる女の子

フルーツバスケット
今回ご紹介する『 フルーツバスケット 』は、雑誌『花とゆめ』で連載していた少女漫画を原作としたアニメ。
訳あってテント暮らしをしている女子高生・本田透が、ひょんなことから学校一の美少年・草摩由希と同居することになり、その出来事をきっかけに奇妙な体質を持つ草摩家の面々と深く関わっていく物語です。原作はもっとも売れている少女マンガとしてギネスブックに認定されているので、タイトルだけなら知っているという人もいるかもしれませんね。

美少年がネズミや猫に変身?!

この作品の一番の特徴は、十二支の物の怪に憑かれている『草摩家』の人たちが、異性に抱きつかれると十二支の動物に変身してしまうという点。(余談ですが、オタクはこのような設定を見ただけで「おいしい…」などと思ってしまう生き物です。笑)

物の怪憑きの人間は、十二支+猫の合計13人で、そのうち女性は3人だけ。
つまりほとんどが男性キャラなので、主人公の透と接触があるたびにほとんどの人物が動物に変身します。

アニメの前半はその部分がコミカルに描かれていますが、これは草摩家に代々伝わる呪いのようなものなので、物語が進むにつれて少しヘビーな展開になっていきます。
しかし、透と草摩家の人たちの交流には心温まるものがあり、所々にコメディ要素も含まれているので、そんなに気負う必要はありません。

十二支の動物と、猫と、神様

十二支といえば、日本に伝わる十二支の話をご存知でしょうか?

その昔、神様が「来年の1月1日に私のところへ集まりなさい。最初に来たものから順に12番目までを毎年、その年の大将にしてあげましょう」と、動物たちに言いました。
それを聞いた牛は「歩くのが遅いから」という理由で早めに出発しますが、こっそりと牛の背中に乗っていたネズミに最後の最後で先を越され、結局ネズミが1番になったという逸話です。

また、ネズミに騙された猫が十二支の仲間に加われなかったというエピソードは、キャラクター同士の関係性やストーリー構成に大きく関わっているので、知っているとアニメをより楽しむことができます。
ちなみに十二支は、日本だけでなくアジア各国やヨーロッパにも伝わっていて、ウサギの代わりに猫が十二支に入っていたり、猪の代わりに豚、羊の代わりにヤギが入っている国もあるそうです。

このような話と照らし合わせながらアニメを観るのも、面白いかもしれませんね。

フルーツバスケット2